
チェイサー 2巻 感想
2014/9/5 14:31
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おそらくその当時大勢いた、手塚治虫の熱烈なファン、あるいは流れていた手塚情報を語らせるための漫画家海徳氏だが、嫁さんをもらって子供ができて、なんというかただの語り手ではなく人間になったせいでキャラクターが立ち、マンガが物語としておもしろくなってきた。
当時マンガ関係者が「バーの女」とくっつくのは常識だったのかもしれない。
昼夜かんけいない編集や漫画家が、女性と出会えるのがバーだけだったのだろう。
またこの2巻目で手塚治虫を語るだけでなく、当時のマンガをとりまく状況にも踏み込んでいく。
メディアミックスに目覚めた海徳はロボットマンガを描き、それをアニメにしようと夢見ているのだ。
この時代はおそらく「アオイホノオ」よりもう少し前の時代、たぶん焔モユルが小学生くらいの時代、70年代ではないだろうかと思うのだが、その時代というのもテレビにアニメが増えはじめ、少年誌、少女誌に長編マンガが描かれ始める時代だ。
爆発的な勢いのあった80年代と比べ、70年代はまだ土臭く、汗臭く、すべてが手探りの時代。
この時代の濃い匂いを描いていければますますおもしろくなるはずだ。
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