雑誌・広告などのヘアメイク、化粧品開発ディレクターなど幅広く活動するHair & Make up Artistのイガリシノブさん。国内のみならずアジアでもブームを巻き起こすイガリさんに、2020年上半期のマイベストコスメを伺いました。
イガリシノブさんが選んだ、マイベストコスメ
どんなときでも変化を楽しむスタイルが支持されている、イガリシノブさん。幅広い世代の雑誌やSNS等で、読者の悩みに寄り添いながら“イガリワールド”の美容を提案するイガリさんに、2020年上半期のマイベストコスメを伺いました。
肌のしっとりさが違う、素肌美人に底上げするベースメイク
ハリのあるドレスアップした大人肌に
みっつめに挙げたのは、「クレ・ド・ポー ボーテ」の『ヴォワールコレクチュールn』。
「今、かなりの頻度で使っているのがこの下地。肌にハリが出て、均一にトーンアップしてくれます。素肌感重視の仕上がり、というよりは、クレ・ド・ポー ボーテらしい、上品な大人肌に仕上げてくれます!」
新提案!イガリ式・置きクリーム“#おきくり”
イガリさんは、マイベストコスメにも挙げた「WHOMEE」の『モイストエイジングケアクリーム』を使用した、新・美容法“#おきくり”を提唱。化粧水の後にこのクリームを気になる箇所に乗せて置いておくだけの簡単美容法です。
「マイベストコスメにも挙げたWHOMEEの『モイストエイジングケアクリーム』を、しばらく肌にのせて放置する、置きクリーム。通称、“#おきくり”を行っています。私のYouTubeチャンネルでも話題になり、視聴者からも“肌の調子がよくなった!”との声もありました」
笑うことと、ときめきが大事!
イガリさんがいる現場ではいつも笑いが絶えません。今回のオンライン取材でも、画面越しでイガリさんの話を聞きながらスタッフは笑いっぱなし。ご自身が考えている内面の美容について伺うと、「笑うこと!」と即答。イガリ節炸裂の名言が続出しました。
「気持ち的には笑うことが一番! 怒ってできるシワも、笑ってできる笑いジワも、年齢を重ねると、どちらもできるもの。でも、どうせできるなら笑いジワがいい! 笑っている天真爛漫な女性って、顔立ちが美人じゃなくても、可愛く見えるし、男の人にもモテると思うんですよ。明るくて何か楽しそうだなって。笑うことって大事。同じスケジュールの1日でも、笑って過ごす日とネガティブな日では全然違うなと感じています」
人生、惚れちゃうことが多いほうがいい
「笑うこと以外には、惚れちゃうことも大事! あ〜可愛い、とか、あ〜かっこいい! とか何でもいいんです。人生、惚れちゃうことが多いほうがいい。外出自粛期間中は話題になっていた韓国ドラマ『愛の不時着』や『梨泰院クラス』にもハマっていました。でも一番好きなのは宮廷ドラマ『トンイ』の王様役のチ・ジニ。もう顔を見ているだけでキュンキュンします。メイクもそうですが、何かにドキドキワクワクするのに年齢は関係ない。”メイクは年相応に”という考えもありますが、私は自由だと思うんです。年齢に関係なく楽しむのが一番!」
朝美容に目覚めた、2020年上半期
外出自粛期間中は、美容と向き合う時間が増えたというイガリさん。
「あとは朝のラジオ体操。古風ですよね(笑)。今までも時間があるときにはしていたんです。YouTubeを観ながら、ラジオ体操第2までやるとけっこう疲れて汗もじんわり。激しい動きが苦手で、海外で人気のインナーマッスルを鍛えるエクササイズにも挑戦しています」
マスクには明るい色のアイメイクを合わせたい
マスクをすることが増えた今、イガリさん自身のメイクにも変化があったそう。明るめの色のアイシャドウをつけることが多くなったようです。
不景気のときに、どれだけ“自分の辞書”のページを増やせるか
「40歳の節目を迎え、バリバリ働いてこれからの人生の基盤をつくるぞ!と思っていた矢先に、新型コロナウイルスの感染拡大で世界が一変。怒涛の上半期だった」と語る、イガリさん。しかし、大変な反面、家族と一緒にいる時間も増え、自分を見つめ直す時間ができたそう。
「きっとこれから不景気がきて、そのあとに好景気がくると思うんです。もう元の生活には戻らない。だからこそ、新しいものがいっぱいできたらいいのに!と思っています。不景気のときに、どれだけ“自分の辞書”のページを増やせるかが大事。オンラインで運動をしたり、今回のようなオンライン取材のスタイルも思っていた以上に楽しい。授業もオンラインと学校での授業と、両立できたらよさそう。今は好きなときにオンラインを見ていますが、みんなの人生設計のカリキュラムみたいなものがあっても面白い! 目まぐるしく変わる毎日。新しいことを日々考えて挑戦しています」
日々変化する毎日を、自分らしく楽しみ、つねに新しいことに挑戦し続けるイガリさんのこれからに注目です。
Hair & Make up Artist:イガリシノブ [BEAUTRIUM]
ファッション誌等に複数連載を持ち、雑誌・広告などのヘアメイクを手掛ける他、「WHOMEE」の化粧品開発ディレクターや、「BEAUTRIUMACADEMY」等でメイク講師としても幅広く活動する。
2015年「イガリメイク、しちゃう?」(宝島社)を出版し、同年Yahoo!検索大賞メーク部門にて「イガリメイク」というワードが1位となる。
2018年MBS「情熱大陸」に出演し、「裏イガリメイク、はいどうぞ。」(宝島社)を出版。宝島社イガリメイクシリーズ累計17万部を突破となる。
2020年5月11日に劇団雌猫との合同監修新書「化粧劇場 わたしたちが本当に知りたいメイク術」(池田書店 )を発売したばかり。似合わせのテクニックやユニークな発想で、おしゃれ顔をつくる達人。独自の発想とテクニックで提案するメイクアップは、国内のみならずアジアでもブームを巻き起こし、多くの女優・モデルから支持される人気アーティスト。
取材・文/根笹美由紀
(アットコスメ編集部)