
ハリウッドセレブのような外国人メイクが話題となり、一躍、人気の美容系クリエイターとなったマリリンさんに、2021年上半期のマイベストコスメを伺いました。

マリリンさんが選んだマイベストコスメ
マリリン・モンローをお手本に独学でメイクを追求し、驚くほどの変身ぶりを見せる外国人風メイクで知られるマリリンさん。YouTubeでのわかりやすいメイク解説はもちろん、軽妙なトークも人気の美容系クリエイターです。
いまや90万人以上のYouTubeチャンネル登録者数を誇る彼女に2021年上半期のマイベストコスメを伺うと、物欲をくすぐられるコスメのセレクトのみならず、いますぐにでもメイクをしたくなるような話がたくさん飛び出しました。
インナードライを克服できた抜群の保湿力!

「ゆうこすさんからプレゼントしていただいたのをきっかけに使ってみたところ、『やっと理想のクリームに出会えた!』と思えたくらいに感動。とにかく保湿力が高いんです。私は敏感肌かつ、かなりのインナードライ。しかし、このクリームは少しのかゆみも出ず、朝までしっとり。翌朝まで保湿されることから、化粧のりまでよくなりました」
納得のいくフェイスクリームに出会うまで、いろいろなコスメを試してきたというマリリンさん。自分にぴったりのコスメを見つけるためには、「まずは自分の肌質を知ることが大切」だと言います。
自分の肌質を知り、そして見つけた理想のフェイスクリーム。いまでは定期購入しているほどだそうで、気分が上がるかわいらしいパッケージもお気に入りなのだそう! さらには甘くさわやかなローズとゼラニウムの香りが、心まで癒してくれます。
肝斑まで光で飛ばし、ナチュラルにハイカバー

その後、ご自身でも使用してみたというマリリンさん。肌の悩みを光で飛ばし、ハリまで演出してくれるツヤ感だけでなく、テクスチャーにも魅了されたそう。
「パサつく感じは一切なく、軽くやわらかな質感。すーっと肌にのび、なじませてもみずみずしさはそのままです。ファンデーションもピタッと密着しますが、ノーファンデでも問題ないくらい。厚塗りの必要なく、肌を自然にきれいに見せてくれるので、年齢を問わず、おすすめしたいですね」
ほんのり自然にツヤめき、素肌のような仕上がり!

3つめのマイベストコスメは「ケイト」の『リアルカバーリキッド(ライトグロウ)』。YouTubeチャンネルのタイアップ企画をきっかけに出会ったそうですが、その実力に感動し、いまでは欠かせない愛用コスメになったとのこと。
「もともと『ケイト』のファンではありましたが、これはひと塗りした瞬間から驚きを隠せないくらい、本当に感動しましたね。こってり感がなく、なめらかなテクスチャー。少量を指でのばすだけで、私の濃いそばかすまで一気に隠してくれます。このカバー力には感動の一言です!」
カラー展開はWEB限定色を含む全7色。さらにどんな肌質の人でも気持ちよく使えるとなると、すぐにでも試してみたくなります。
メイクの醍醐味は「変われた」という実感
マリリンさんが選んだマイベストコスメは、すべてがベースメイクアイテム。その理由をたずねてみると、納得の答えが返ってきました。
「私にとってメイクの醍醐味は、変われた! という実感を得られること。もちろん変身するためにはポイントメイクも大切です。でも、ベースメイクによって肌から変身できたよろこびは格別。肌がきれいに見えるだけでテンションが上がるし、ベースをしっかり作ってこそ、ポイントメイクも映えますよね」
ハリウッドセレブのように華やかなマリリンさんのメイクは、まさに変身。マリリンさんはさらなる変身を目指し、ボディメイクにも励んでいるそう。
「ストレッチと筋トレが日課! 目指すはボン・キュッ・ボンなスタイルです(笑)。そのために欠かせないのが、毎日全身鏡で自分の身体をチェックすること。たるんでるー、なんて落ち込むこともありますが、運動の成果が現れた部分を発見したら自分を褒めてあげる。すると、きれいになるためのモチベーションが上がります」
子どもたちへつなげたいジェンダーフリーな未来
理想の自分を目指すため、メイクにも運動にも励むマリリンさんは、二児のママでもあります。
育児をしながら多くの動画を配信するバイタリティに驚かされますが、お子さんたちの未来を思い、地球環境にダメージを与えるコスメは使わないようにしているのだそう。
「洗い落としたスクラブが海に流れ着き、海洋ゴミになることを知って、ショックを受けました。以降は海にやさしいスクラブだけを選ぶようにしています。いまはまだ環境破壊の影響をあまり実感せずに済んでいますが、このまま海洋ゴミを増やし続ければ、未来は深刻。その影響を受けるのは子どもたちだと思うと、人ごとだとは思えなくて...」
環境問題は、私たちが自分ごととして考えるべき課題ですが、同時に推進したいのがジェンダーフリーの社会をつくること。これに関してはマリリンさん、ポジティヴな印象を受けていると言います。
「美容系YouTuberの世界では、ジェンダーフリーは当たり前。私自身も男性のメイクを参考にするし、とくにYouTuber仲間のGYUTAE(ギュテ)くんの動画を見ていると、メイクの楽しさと可能性を実感します。家族と一緒に彼の動画を見ることもありますが、男性がメイクをすることに対して、子どもたちも違和感はゼロ。時代が変わってきているのを感じます」
メイクによって変身できるよろこびは、ジェンダーに関係なく誰もが感じられること。メイク界のジェンダーフリーを切り開いてきたのは、もしかするとYouTuberかもしれません。
そして、骨格の印象さえも変えるマリリンさんの外国人風メイクは、化粧の力は人種を越えることも教えてくれます。
コロナ禍のいまこそ濃いメイクをエンジョイ!
たくさんの前向きな話を聞かせてくれたマリリンさんですが、コロナ禍による自粛続きの生活に落ち込んだこともあるのだそう。それでもメイク動画を配信し続け、いまはこの状況をポジティヴに捉えられていると言います。
「もちろん、いち早いコロナ禍の収束を願っています。その一方で、動画はおうちで楽しめるコンテンツ。みなさんのおうち時間が充実するように、いままで以上に愛情を込めて、動画を制作しています」
そして、マリリンさんが最後にくださった言葉もとてもポジティヴ。どうしても気分が滅入りがちないまこそ、メイクの力が発揮されるといいます。
「マスクをしていると、化粧が薄くなりがちですよね。でもメイクによって変身できるよろこびを感じるのは、私だけじゃないはず。たとえマスクで隠れてしまっても、メイクがうまくいくとテンションが上がり、前向きになれます。このメイクの力を伝えるため、私はコロナ禍でも濃いメイクを続けていきます!」
美容系クリエイター・マリリンさん

大阪府で生まれ育ち、学生時代からマリリン・モンローを手本とした独自性あるメイクを研究。高校卒業後に女優を目指して上京し、女優業のかたわら、独学で身につけたグラムメイクのハウツー動画をYouTubeに投稿。この動画が注目を集め、美容系クリエイターとしての活動を開始。チャンネルの軸となるメイク動画をはじめ、ふたりの子どもを持つ主婦であることから、料理や収納といったライフスタイル系動画も発信している。
取材・文/大谷享子
(アットコスメ編集部)