毒性判定事典?とやらの信憑性

林檎様

林檎様 さん

化粧品に関して「これは毒性が強い」と決めつけているクチコミ多々見受けます。
(或る成分を「毒性判定事典に毒性が有ると載っているから」という理由だけで悪と判断しているクチコミの事です。)

自分がアレルギーを持っている特定の物質を避けるとか、物理的に毛穴を塞がれるのが嫌でシリコン類を避けるとかなら分かるのですが、或る成分に関して毒性判定事典を見ただけで悪と決めつけられるのは何故ですか?

実際に毒性判定をされている方々だけでなく、毒性判定事典の信憑性について様々な意見が聞きたいです。よろしくお願いします。

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@cosmetology

@cosmetologyさん

2011/2/4 04:21

化粧品は「宗教のよう」と揶揄されるくらいですから
数ヶ月前に、参考になった口コミランキングを見ていた時
成分にまで解説が及んでいる口コミが上位に、そして毎週のようにいくつもランクインしていて驚きました。
数年前はそのような口コミを多々見掛けることはありませんでしたね~。

毒性判定(という表現にも違和感を覚えますが便宜上そうします)をされている多くの方はその本を元にしているようですね。判定の仕方が皆さん同じ傾向にあるので。
私も発売間もなく読みました。
書いてあることは事実ですし便利な本では勿論あるでしょう。
しかし中には疑問な部分もあったので鵜呑みや過信は考えものだと思います。
共著ではないようなので内容・評価に偏りが見られる上に、著者の専門性に欠ける部分も見られたりと。
この本だけを参考にしている方、そしてその口コミをご覧になった知識がまだ不十分な方は避ける必要のない成分まで除くことになったり、過度な不安感や恐怖感を覚えたりする弊害が生まれていそうです。
実際、「悪いと言われている成分が入っている化粧品を一度でも使うと肌に害があるようで怖い」と極端に神経質になっている方もたまにいますねぇ。


>>或る成分に関して毒性判定事典を見ただけで悪と決めつけられるのは何故ですか?

悪とするのは問題とされる物質の有害性が高いと本人が判断したからですが、決め付けるのは視野が狭くなっているからでは。
毒性判定辞典の内容をそっくり載せて全てわかったような気分になっていらっしゃるなと思わせる口コミもしばしばでした。
辞典内の知識だけのことが少なくなく、本の信者に見える時さえあったほど。
毒性判定辞典に頼らずに以前から成分で化粧品を評価をしている方、つまり辞典出版前から成分について黙々と綴っていた方もいますが、そういう方は冷静で客観性があり知識豊富なのに押しつけがましさのない口コミのような気がしましたね(ここには多少バイアスがかかっているかも)。 

化粧品は全成分表示はされていますが配合比率は社外秘の場合が多いです。
化粧品の毒性は成分名を一つひとつ調べただけでは分かりません。あくまで推測です。
毒性判定辞典でもっとも悪とされているのは合成界面活性剤ですが、たとえば合成界面活性剤は毒性の強い成分Aが1%入っているより毒性の弱い成分Bと成分Cが合計5%入っている方が相乗効果で毒性は強まります。しかしこんなことただの成分表示からは分かりません。
毒性は「配合量により変わる」に尽きます。
なのにその視点が全くない方々が多くて不思議でなりません。
これは「化粧品の毒性は成分の配合量なんかわからなくても誰でも簡単に判定できるもの」と読者の誤解を招いてしまった本に責任があると思ってます。
料理でも、他が全く同じ材料・量で塩を5g入れた時と50g入れた時とでは味も体への影響も違う料理が出来上がりますよね?それと同じことです。
成分表示の確認も、成分について知ることも消費者として大事です。
しかし毒性判定は完全じゃないですし、判定したいならば多くの図書を参考にしてもっと中立的な判定を下す、そしてメーカーから配合比率まで熱心に聞きだす(でもなかなか教えてもらえませんが)くらいに熱意のある方だったら私は参考にもなるかも。

いくら化学的な分析を載せているとはいえ、口コミは本人の主張を書いているだけですから「こういう視点もあるんだ」でいいと思います。
気になった方は自分で調べた上で使用の有無を決めてほしいものです。
たとえ「入っている○○成分は人間の皮膚の蛋白質を変性させる」との事実があったとしても、その化粧品が他人にとっても同じように悪であるとは限りませんから。親切なのか余計なお世話なのかは受け取り方次第。

しかし毒性判定を載せた口コミが参考になる時があったり、口コミを読んだことを契機として使っている化粧品を見直す機会が出てきたりのメリットも人によってありますので否定もしません。
化粧品について考える機会は、それまで何となく洗顔料や化粧水や乳液などを選んで使っていた方には有益だと思います。
多分このような方はメーカーやマスコミのうまい広告・宣伝に影響されて化粧品を選んでいるでしょうから、「自分に不足しているものを必要量だけ補う」というスキンケアの本来あるべき目的からは離れています。そしてそのような方が「お手入れしているのにお肌の調子が悪い」と悩んでいます(と数ヶ月間ここで数多くの質問を拝見して至った感想です)。
成分確認をするような方でしたら、そもそもトラブルが起きても原因に見当がつけられるし自分で解決できるだけの知識も持っているものでしょうから。

毒性判定は参考の一つにはなるが過信はしないほうがいい、というところでしょうか。

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