The ordinary のビタミンCの美容液について
解決済み
the ordinary のビタミンC美容液を使用すると、塗って伸ばした直後に肌からポロポロと白い皮膚の塊?のようなものが出てきます。原因や解決策を知りたいです。
通報する
通報済み
ログインして回答してね!
Check!
役に立った!ありがとう:8
2019/12/24 17:49
困った事態ですね・・・。
きちんと解析してみます。
全成分です。
アスコルビン酸、スクワラン、ネオペンタン酸イソデシル、イソノナン酸イソノニル、ヤシアルカン、(エチレン/プロピレン/スチレン)コポリマー、パルミチン酸エチルヘキシル、 ジメチルシリル化シリカ、ヒアルロン酸Na、グルコマンナン、(カプリル/カプリン酸)ヤシアルキル、(ブチレン/エチレン/スチレン)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸エチルヘキシル)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸エチルヘキシル)クロスポリマー、トリヒドロキシステアリン、BHT
23%と明示されている生ビタミンCが1番です。
そして、実は以下がひとくくりの原料素材。
※ヒアルロン酸Na、パルミチン酸エチルヘキシル、ジメチルシリル化シリカ、カプリリルグリコール、ヘキシレングリコール
「ヒアルロン酸フィリングスフィア」という、シリカに凝着させて微粒子フリーズドライ加工された顆粒状のヒアルロン酸で、つまりプレミックスの素材です。
残りの基剤成分は、合成エステルオイルをベースにしてそれを油性の合成ポリマーでゲル化させたもので、水分は一切含まれていません。
ですので、クリームでも乳液でもない特殊なオイルベース処方です。
で、お答えになります。
この処方設計のキモとして、「ヒアルロン酸フィリングスフィア」は水分があると溶けてしまうために、水を含まないオイルベースの設計になっているというわけです。
もし白く乳液のように見えているとしたら、この粉が溶けずに分散されているからでしょう。
また、生ビタミンCも水に溶けると酸化が一気に始まってしまうために、水分のない処方でオイルに溶かし、安定性を維持しているんですね。
いや、溶けずに分散されているだけかもしれません。
では、なぜカスのようなものが出てくるのでしょうか。
まず、もっとも考えられるのは「ヒアルロン酸フィリングスフィア」です。
ヒアルロン酸は水溶性ですので、もちろんオイルには溶けません。
もともとこの素材のコンセプトは、皮膚の水分で溶けて膨張し、皮膚にハリを与えるという設計の素材です。
ただ、このアイテムには全く水は入っていない上に、ゲル化されたオイルが皮膚表面を覆ってしまうために、ヒアルロン酸素材が皮膚の水と接触する前にポロポロと固まってしまうと想定されますね。
2%も配合されていることから、この可能性がもっとも高いですね。
また、もしかしたらもともと溶けていないアスコルビン酸が、ヒアルロン酸フィリングスフィアと一緒になって消しゴムのようになっている可能性も否定できません。
他にも、オイルをゲル化させるために2種類の合成ポリマーや固形油も配合されていますので、これらは配合量が多いと皮膚に浸透されずにカスとして残る可能性も高いです。
また、ヒアルロン酸フィリングスフィアとこの合成ポリマーは相性が悪いため、さらにそれが助長されていることも想定されます。
ヒアルロン酸素材がそのまま残るとしたら、配合されている意味は全くないと考えるべきでしょうね、
いずれにしてもこの処方設計は、とてもじゃないですがスキンケアをきちんと考えたプロの仕事とは思えず、まるで混ぜ物設計。
疑問に感じざるを得ない商品ですね。
今回はカナダの商品ですので、忌憚なく、かつ遠慮なく斬ってみました(笑)
ご参考までに。
きちんと解析してみます。
全成分です。
アスコルビン酸、スクワラン、ネオペンタン酸イソデシル、イソノナン酸イソノニル、ヤシアルカン、(エチレン/プロピレン/スチレン)コポリマー、パルミチン酸エチルヘキシル、 ジメチルシリル化シリカ、ヒアルロン酸Na、グルコマンナン、(カプリル/カプリン酸)ヤシアルキル、(ブチレン/エチレン/スチレン)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸エチルヘキシル)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸エチルヘキシル)クロスポリマー、トリヒドロキシステアリン、BHT
23%と明示されている生ビタミンCが1番です。
そして、実は以下がひとくくりの原料素材。
※ヒアルロン酸Na、パルミチン酸エチルヘキシル、ジメチルシリル化シリカ、カプリリルグリコール、ヘキシレングリコール
「ヒアルロン酸フィリングスフィア」という、シリカに凝着させて微粒子フリーズドライ加工された顆粒状のヒアルロン酸で、つまりプレミックスの素材です。
残りの基剤成分は、合成エステルオイルをベースにしてそれを油性の合成ポリマーでゲル化させたもので、水分は一切含まれていません。
ですので、クリームでも乳液でもない特殊なオイルベース処方です。
で、お答えになります。
この処方設計のキモとして、「ヒアルロン酸フィリングスフィア」は水分があると溶けてしまうために、水を含まないオイルベースの設計になっているというわけです。
もし白く乳液のように見えているとしたら、この粉が溶けずに分散されているからでしょう。
また、生ビタミンCも水に溶けると酸化が一気に始まってしまうために、水分のない処方でオイルに溶かし、安定性を維持しているんですね。
いや、溶けずに分散されているだけかもしれません。
では、なぜカスのようなものが出てくるのでしょうか。
まず、もっとも考えられるのは「ヒアルロン酸フィリングスフィア」です。
ヒアルロン酸は水溶性ですので、もちろんオイルには溶けません。
もともとこの素材のコンセプトは、皮膚の水分で溶けて膨張し、皮膚にハリを与えるという設計の素材です。
ただ、このアイテムには全く水は入っていない上に、ゲル化されたオイルが皮膚表面を覆ってしまうために、ヒアルロン酸素材が皮膚の水と接触する前にポロポロと固まってしまうと想定されますね。
2%も配合されていることから、この可能性がもっとも高いですね。
また、もしかしたらもともと溶けていないアスコルビン酸が、ヒアルロン酸フィリングスフィアと一緒になって消しゴムのようになっている可能性も否定できません。
他にも、オイルをゲル化させるために2種類の合成ポリマーや固形油も配合されていますので、これらは配合量が多いと皮膚に浸透されずにカスとして残る可能性も高いです。
また、ヒアルロン酸フィリングスフィアとこの合成ポリマーは相性が悪いため、さらにそれが助長されていることも想定されます。
ヒアルロン酸素材がそのまま残るとしたら、配合されている意味は全くないと考えるべきでしょうね、
いずれにしてもこの処方設計は、とてもじゃないですがスキンケアをきちんと考えたプロの仕事とは思えず、まるで混ぜ物設計。
疑問に感じざるを得ない商品ですね。
今回はカナダの商品ですので、忌憚なく、かつ遠慮なく斬ってみました(笑)
ご参考までに。
通報する
通報済み
質問者からのコメント
2019/12/25 10:35
一重のたぬぴよ さん
詳しい成分分析ありがとうございます!そうなると、やはりメラノCCの方が良いのでしょうかね…?