解決済みのところ、失礼します。制汗剤の使用による高体温のリスクを知っておいていただきたいので書かせてください。

医療従事者として実際に遭遇した事例ですが、制汗剤の使用で発汗が抑制されたことによる高体温で入院した患者様に遭遇したことがあります。若い女性で、首から下の広範囲に制汗剤を使用したとのことでした。

通常、人間は発汗して汗が蒸発する際に熱が奪われるという原理を利用して体温調節をしています。制汗剤の効果が強すぎて大きく発汗が抑制されると、その体温を下げるメカニズムが狂ってしまい、結果として体温が上昇し、いわゆる熱中症のような症状を来す場合があります。

質問者様の場合は脇にのみ使用したのでしょうか？
汗をかきやすい場所は個人差があって、たとえば質問者様が顔や頭皮からは汗をかきにくく脇からの発汗が多いという体質であれば、脇への制汗剤使用によって体温調節が上手くできずに体温が上昇してしまう可能性は十分に考えられます。
脇の汗が体温調節に関与していないということはありません。確かに腕などの汗が蒸発しやすい部位と比べると、脇は腕と体幹が密着して汗が蒸発しにくいですが、きちんと体温調節の役割は担っています。

今は37℃台の体温上昇で済んでいるようですが、たとえばそれで暑い部屋に長時間いたりすると、容易に38℃、39℃と体温が上昇し、結果的に重度の熱中症に陥る可能性もあります。ですので、できれば使用を控えることをオススメします。