素敵なお気持ちですね。
確かに、好きな人に会う可能性があるのならば、綺麗で居たいと思います私も。そうですよね。

ですが私の場合、周りのカップルや恋人が居る異性の意見も聞かされて思うのは、「この二人、どちらも出会うのには早すぎたんじゃないかな」と感じるカップルです。

お互いsoulといいますか、心の底に持っているものの相性そのものは良い。
だけどその深層で向き合う事をまだ片方が知らなかったり、
相手の深い底の部分のsoulを見つめる視力がまだ弱いんです。

私は好きな人が欲しいと思ったりそういう気持ちに取り付かれた時に良い出会いを経験した事はありません。

３年間ぐらい、自分の人生のどうしようもない苦難にぶち当たり、
地に足のつかないメンタルの自分一人の面倒を見るのが精一杯で、
異性どころではなく本気でぶち当たり戦いました。

今の彼は、もう随分長い付き合いですが、その私の孤独の要塞を築き上げながら闘っている姿を本当に遠くから実はずっと見ていた人でした。おそらく、私が自分自身という一番の人生の課題に向き合わずに他の事に追われていたら、彼の目は私にはとまらなかったと今になり深く思います。

何と戦っているか、全く詳細は教えていませんでしたし、彼は彼の生活を一般的に過ごしていたので彼の日常を聞いては私もその、日常的穏和を取り戻そうと必死に自分が墜ちた穴から這い出そうと必死でした。

連絡も全然取っていませんでしたし、お誘いを受けてもみんな断って自分の問題から逃げない様に必死でした。

やはり人間、何かに打ち込んでいる姿が一番魅力が溢れるのだと思います。
付き合ってだいぶ経ってから、彼が大変な時を迎えました。
逃げ出した彼の姿に幻滅し別れました。
その時彼は辛い事や現実逃避に明け暮れ、何が私を幻滅させたのか全く理解出来ず怒り、泣いていました。

彼が自分自身から逃げている事を自分が卑怯だと悟ったのは数ヶ月後です。話し合ってヨリを戻し、今では相手の人間性を互いに向上させようとお互い切磋琢磨している関係です。

恋愛って、ときに人を堕落させてしまう。

出会いが無い、フリーの時間とは、実は自分の人格を磨く事に集中出来る大きなチャンスの時間なのだと思います。

それをある程度終えた人間からはオーラが出るんです。誰をも魅了させてしまう。カリスマ？

恋人が出来ると、同時にフリーの時に与えられていた何かを失い、別の何かが与えられるのだと思います。

好きな人が出来ない時間は、それを期に出来る事に夢中に打ち込めるチャンスなのだと思います。

ドップリ恋愛中の人間とは、少々判断力や思考に欠けていたりしますので、フリーの時は自分を見渡し行動する大チャンスです。

ある過程を命がけで乗り越え大切なものを守りきった、あるいはその努力をした人間を周囲は放っておきません。

黒い布で、遮光カーテンで包み込んだってその人が放つ内側からの輝きはたとえ弱くても鮮烈なものだからです。

ドキドキ感を求めたり、素敵な出会いに憧れたり、めっきりそういった事から離れた生活を送り続けるのは辛い事ですが、人生とは長いです。
今素敵な出会いを得るよりも、後々今欲しかった、あるいはやっておきたかった事が必ず沢山出てくると思います。

私は合コンとかはしないので分かりませんが、合コンに行く際に、好きな人を探しに行く事を目的から外すと、今まで見えなかった別の角度から物事や男女、人間、何より自分が見えてきます。

好きになる人を探す一番短距離な道は、自分という人間が周りとどういう風に関わり、本心が何を望み、何に涙を流して笑う人間なのか、
自分自身をよく知る事が一番の近道になるのではないでしょうか。

自分自身とはどういう人間なのか、周りとどう異なるからそれが自分なのか、自分が何を持って居ないからそれを持っている人と無意識に時間を過ごしたがるのか　等、
これらを自問して理解しようとする習慣が付いていない人間の心とは、
周囲の人間からは余計に見えない理解出来ないという事はあると思います。
今与えられたお時間を、闘うでも楽しむでも、自分に向き合って一生懸命明日を努力していれば、本当に欲しいものが手に入るのではないかと思います。
それが異性でも他の夢や幸せだとしても、表面の美しさはわりかしすぐ手に入りますので、その時美しくいられる様にという面では特別気を揉む必要はそこまで無いとも思います。

いつか好きな人と出会う時には、なるべく綺麗な姿でありたい、
そう心がけ願っているだけで十分何かを継続し外見の美を手にする力は得ていると思います。
長文失礼致しました。