直したいと思う時が良いタイミング
個人的には、歯並びは絶対に直さなければならないもの、だとは思いません。
でも、歯列矯正が落ち着いた今は
【状況が許すならば、若いうちの歯列矯正をお勧めしたい】です。

確かに海外の方はデンタルケアに対する意識が非常に高く、
その影響もあるのか、日本でも歯列矯正される方が増えていると思います。
しかし、それと教育や家庭環境とはまた違うものであり、
歯並びだけでその人の努力や背景を推し量ることはできないと思いますし、
そう思う方がいることを非常に残念にも思います。

私自信は、顎が小さいために歯並びがガタガタでした。
歯が半分重なった状態のところや前後互い違いになっているところがほとんどで、
食べ物は挟まるし、口紅は歯につくし、イカや肉を噛み切るということができなかったり。

両親に歯列矯正をお願いしていましたが、OKをもらえませんでした。
大きな支障もあるわけではないし、何よりお金もかかるし、
このままでいいやと思っていた時期もあります。

確かに「教育が～」とかナントカ言われたこともありますが、
自分の努力でなんとかねじ伏せてきたつもりです。

ところが自分の結婚式の写真を見て、あまりの歯並びの悪さに愕然としたのです。
（結婚式はアップの写真が多いので・・・）
その後、30歳を超えて一念発起し、自分の貯金で歯列矯正を行いました。

私の場合、ワイヤーが外れるまで丸3年を要しました（それでも当初の予定よりは早かったのです）が、
10代であれば半年かからないと言われました。

年齢を経れば経るほど、歯周病などで、歯列矯正が不可能と判断されるケースもありますし、
矯正に必要な期間も長くかかります。

歯列矯正もそれなりにメリットデメリットがありますので、
ご本人に矯正の意志がなければ耐えられない場面もいくつか出てくるでしょう。

直したいと思った時がその好機です。
今必要と感じていないのであれば、無理に歯列矯正をすすめるつもりはありません。