なぜ精製水?
よくお肌のケアに使われる精製水ですが、
本当に養分もなにもないですよね?
コントレックスなどのミネラルウォーターを
スキンケアに使うのとどう違うのでしょうか?
ミネラルウォーターのほうが養分があるので
肌に良さそうな気もするし、、
でも不純物もなにもない精製水のほうがいいのかな、、
私は今精製水を化粧水としてたっぷり使っていますが
ミネラルウォーターはどうなのかと思って
投稿してみました( ̄▽ ̄)
本当に養分もなにもないですよね?
コントレックスなどのミネラルウォーターを
スキンケアに使うのとどう違うのでしょうか?
ミネラルウォーターのほうが養分があるので
肌に良さそうな気もするし、、
でも不純物もなにもない精製水のほうがいいのかな、、
私は今精製水を化粧水としてたっぷり使っていますが
ミネラルウォーターはどうなのかと思って
投稿してみました( ̄▽ ̄)
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2011/6/23 19:04
「水」の効用
こんにちは。
既にたくさんの方からアドバイスを頂いておられますので、お邪魔でなければ皮膚理論的・化粧品製剤学的な観点から少しコメントを加えさせて下さい。
ご質問者様は、大変良い点に気付かれたと関心致しました。
皆さんがお書き下さっているように、実は水をお肌に塗布する事には全く意味はありません。
これがなぜかはカンタンな事で、根本的に人間も含め全ての生物は生命を維持するために水分が勝手に体内に入らない構造になっており、ヒトの場合はそれが「皮膚」だからです。(サカナでいうとウロコ)
ですので、基本的に人間の皮膚は水をはじきますし、水鳥のように皮脂の分泌にはそれを助ける意味も含んでいます。
これらがいわゆる、皮膚のバリア機能です。
ですので、むしろその行為がより一層の乾燥肌を招く「過乾燥」に繋がる事は、既にTVや雑誌にも幾度か取り上げられて常識化しています。
つまり、皮膚の内部に水分を補給して柔軟性を保つには、以下の条件を満たさなければなりません。
1.水分を逃がさないように保持するための、保湿成分を含む事
2.角質層の内部に水分を導入するための製剤的工夫がある事
3.皮膚のpHに合わせてpH調整をしてある事
4.品質を維持できるように、防腐剤などの安定化剤が配合されている事
次に他の目的として、「塩素の除去」と言われる事がありますが、塩素はもともとガスですので、塩素が皮膚に悪影響を及ぼす前に空気中に放出されますので、これも気にする事ではありません。
例えば噴霧状態で使用するとしたら、お肌に付着する前には完全に消えている程度です。
金魚などを飼育する時に水道水を一晩放置しておけばカルキが抜ける、というのがこれに該当し、沸かすと大丈夫、というのもこの事です。
最後にミネラル分についてはおっしゃるとおりで、これを補給するならミネラルウォーターはうってつけです。
ただし皆さんもお書き下さったように「合う・合わない」の問題があります。
でも反面、軟水や硬水など色々と選べますから、そういう意味では合うものを選べるメリットまであります。
以上ですが、使用感はさておき、おすすめはいわゆるスポーツ飲料(アイソトニック飲料)です。
もともとこの飲料の開発のきっかけが、「生体内に水分をいかに補給するか」という医療技術の研究から開発されたためです。
実は甘味成分の糖類まで保湿成分として含まれていますので、ちょっとばかり研究対象にしてみて下さい。
「C1000○○」なんて・・・ビタミンCが!!・・・。
と、美容業界が混乱に陥らないように、これ位にしておきます(苦笑)
はてさて価格面でみても、精製水を使う事の意義はいかに???
色んな角度から再考してみられるのは良い事だと思います。
長々とお邪魔して申し訳ありませんでした。
こんにちは。
既にたくさんの方からアドバイスを頂いておられますので、お邪魔でなければ皮膚理論的・化粧品製剤学的な観点から少しコメントを加えさせて下さい。
ご質問者様は、大変良い点に気付かれたと関心致しました。
皆さんがお書き下さっているように、実は水をお肌に塗布する事には全く意味はありません。
これがなぜかはカンタンな事で、根本的に人間も含め全ての生物は生命を維持するために水分が勝手に体内に入らない構造になっており、ヒトの場合はそれが「皮膚」だからです。(サカナでいうとウロコ)
ですので、基本的に人間の皮膚は水をはじきますし、水鳥のように皮脂の分泌にはそれを助ける意味も含んでいます。
これらがいわゆる、皮膚のバリア機能です。
ですので、むしろその行為がより一層の乾燥肌を招く「過乾燥」に繋がる事は、既にTVや雑誌にも幾度か取り上げられて常識化しています。
つまり、皮膚の内部に水分を補給して柔軟性を保つには、以下の条件を満たさなければなりません。
1.水分を逃がさないように保持するための、保湿成分を含む事
2.角質層の内部に水分を導入するための製剤的工夫がある事
3.皮膚のpHに合わせてpH調整をしてある事
4.品質を維持できるように、防腐剤などの安定化剤が配合されている事
次に他の目的として、「塩素の除去」と言われる事がありますが、塩素はもともとガスですので、塩素が皮膚に悪影響を及ぼす前に空気中に放出されますので、これも気にする事ではありません。
例えば噴霧状態で使用するとしたら、お肌に付着する前には完全に消えている程度です。
金魚などを飼育する時に水道水を一晩放置しておけばカルキが抜ける、というのがこれに該当し、沸かすと大丈夫、というのもこの事です。
最後にミネラル分についてはおっしゃるとおりで、これを補給するならミネラルウォーターはうってつけです。
ただし皆さんもお書き下さったように「合う・合わない」の問題があります。
でも反面、軟水や硬水など色々と選べますから、そういう意味では合うものを選べるメリットまであります。
以上ですが、使用感はさておき、おすすめはいわゆるスポーツ飲料(アイソトニック飲料)です。
もともとこの飲料の開発のきっかけが、「生体内に水分をいかに補給するか」という医療技術の研究から開発されたためです。
実は甘味成分の糖類まで保湿成分として含まれていますので、ちょっとばかり研究対象にしてみて下さい。
「C1000○○」なんて・・・ビタミンCが!!・・・。
と、美容業界が混乱に陥らないように、これ位にしておきます(苦笑)
はてさて価格面でみても、精製水を使う事の意義はいかに???
色んな角度から再考してみられるのは良い事だと思います。
長々とお邪魔して申し訳ありませんでした。
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