まだご覧でしょうか？
歯列矯正中（固定装置は外れ保定という段階です）
20代半ば女性です。

理論的には指で押すのを継続的に続けることで、歯が引っ込む、ありえます。
でも、歯列に余裕がないから歯が出てきたのに、それを押すとなると他にしわ寄せがくると思います。
あと継続的に押すって、まず続かない気もしますしそれで良くなったという話も聞かないこと、それと先に書いたように他にしわ寄せがくる可能性も考えると、ここは素直に医院へ出向くのが正解じゃないでしょうか。


気を付けることは、
１．まず矯正専門医院で診てもらうこと。
一般歯科（虫歯治療しているところ）でも矯正治療手掛けているところは手掛けていますが、デメリットが多いです。
料金が安く設定されていること以外は全てデメリットと言ってもよいかもしれません。

★一般歯科で受けるデメリット

・専門の資格を持っていない歯科医が治療する場合怖い。
専門の資格を持っていない、つまり触った程度の者でも歯科医であれば一応矯正治療をすることが出来ます。
ただ当たり前ですがノウハウが必要なので、酷い場合にはそれ相応の酷い結果が待っています。
（犬歯を抜くとか。まずこれは論外です。歯の寿命を重視したいので、基本的に根が長く寿命の長い犬歯は抜きません。）

・突然装置が外れた、という時すぐに対応してもらえない。
装置が外れることはままあります。
その際、例え一般歯科に専門歯科医がいてその人に治療してもらっていたとしても、アルバイトで週に数回、もっと少ないと1ヵ月に数回とかしか来ていないため、治療が先延ばしにされてしまいます。

気を付けること
２．非抜歯に拘っている医院は止める
まるで抜かないことが1番とでも言うかのごとく、たまに非抜歯を高々と掲げて患者を獲得しようとする医院が見られますが、1番大事なのは見た目と噛み合わせ、歯の健康です。
最終ゴールが非抜歯では問題も起きやすいです。

★非抜歯のデメリット

・出っ歯になる
並びがガタガタだから矯正するのに、歯列が小さいからガタガタになるのに、非抜歯で全ての歯を歯列に納めようとするとどうなるかは察しに余りあると思います。
もちろん非抜歯で治療を行える人もいますが、それは初めの検査で判断されることで全ての人適応ということではありません。
（日本人の7～8割は抜歯適用と教わりました）

・歯の健康が損なわれる
出っ歯になるのを防ぐため、1つ1つの歯のエナメル質を削る作業をすることがありますが、これは歯の寿命を縮めます。

・歯肉退縮
矯正治療をすれば抜歯・非抜歯関係なく歯肉はある程度退縮しますが、無理が掛かれば掛かるほど退縮しますので、歯列に無理の掛かる非抜歯治療だとより退縮します。
ちなみにエナメル質もそうですが、治りません。

気を付けること
３．近場の医院にする
何かあった時にすぐに対応してもらうためです。
ただよほど気に入れば遠くでも、それはお任せです。

４．信頼できる歯科医にする
長い治療期間になります。相性が良い方が行くのが気が楽になりますし、何かあった時に質問もしやすいです。

５．何件か相談に行ってみる
井の中の蛙にならないためです。相談だけは無料というところも多いですよ。


するとしたら、まず歯の表面に装置を付けて固定するタイプになるでしょうね。
他裏側や取り外しの利くタイプもあるようですが、幅広くよりメリットが多い（治療中の見た目以外）とされているのはまだこのタイプだと思います。

甘い言葉に騙されないように。
メリットはどこにでも溢れていますがデメリットは当の本人しかわからないような世間の仕組みになっています。
まだまだ矯正の歴史の浅い日本では、苦労しますね。

追加の情報ですが、普通の抜歯（通常左右上下計4本、前から4番か5番目の歯）で専門医院で治療をしても、まれに単なる歯痛とかではなく長く続く不具合を訴える人もいます。
舌の落ち込みからくる呼吸困難（←これは殆どありえない気がしますが掲示板で1度見はしました）、頬がこけて見えるなど。

美を扱っている以上、こうして訴えが出てくるのも仕方ないのでしょうが、
高い買い物になります、後悔しないよう、でも足踏みばかりしていると時間も勿体ないので、適度に情報収集して臨んでくださいね。