W洗顔の謎
kanabunbun_55 さん
雑誌を見ていたら化粧落としの際にW洗顔をした方がいいのか、駄目なのかわからなくなりました。
W洗顔をした方がいい派の意見だと、クレンジングと洗顔フォームでは落とす成分が違うので顔についた皮脂まで落としたいならW洗顔を。
と書いてありW洗顔をしない方がいい派の意見だと、Wで洗っちゃうと顔のうるおいが過剰にとれてしまう、あと汚れはクレンジングでほぼとれているからWでする必要がないというものなのです。
まったく逆のことが書いてあってどっちが正しいのか分かりません。
ちなみに私の肌は皮脂が多く、ニキビがあごにできやすいです。
夜の洗顔は、W洗顔とクレンジングだけどちらがあってるのでしょうか?
ご意見をお聞かせ願えないでしょうか?
W洗顔をした方がいい派の意見だと、クレンジングと洗顔フォームでは落とす成分が違うので顔についた皮脂まで落としたいならW洗顔を。
と書いてありW洗顔をしない方がいい派の意見だと、Wで洗っちゃうと顔のうるおいが過剰にとれてしまう、あと汚れはクレンジングでほぼとれているからWでする必要がないというものなのです。
まったく逆のことが書いてあってどっちが正しいのか分かりません。
ちなみに私の肌は皮脂が多く、ニキビがあごにできやすいです。
夜の洗顔は、W洗顔とクレンジングだけどちらがあってるのでしょうか?
ご意見をお聞かせ願えないでしょうか?
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2011/9/28 18:38
クレンジングの製剤の基本
こんにちは。
様々なご意見がある中、クレンジングの製剤からきちんと整理しておかねばならない事がありますので、少し耳をお貸し下さい。
まぁただその前にここで一点だけ。
えっと・・・「その人のお肌に合えばいいでしょ。」と言われれば「なんでもOK」になるわけで・・・^^;
そういう次元で意見をやりとりするのなら、メイクが残っていようがオイルや界面活性剤が残っていようが、その人がそれで「私はこれでコンディションが良い」と言われたら、最初からクレンジング・洗顔機能のお話しにはなりませんね^^;
「落とす」という使命を持ったクレンジング・洗顔という機能性コスメについて、あくまでもその「機能」を話題に意見交換をするなら、こうしたちゃぶ台返しは避けたいと思います。
で、クレンジングの製剤面から、消費者の皆様に知っておいて頂きたい原則知識があります。
以下の内容は基本製剤のお話しですので、「オカルトチック」なお話し以外はほぼ例外はないと思って下さい。
ただし、ごくまれにこの基本製剤を無視した商品、また最新技術を駆使した先端処方商品といった両極なものが世に存在する事もあり得ますので、そういう意味で例外も皆無ではないとだけ思っておいて下さい。
ただし、こういった商品を一般市場で皆様が手にする事は、ほぼないと思って頂いて構いません。
クレンジングの基本形について
■クレンジングオイル
合成油や植物油をベースに、天然系や合成系界面活性剤を配合してオイルとメイクを水に流せるように処方した製剤。
メイクは基本的にオイルに溶けやすいため、落ちの良さには定評があります。
反面、水に流れるとはいえ、洗い流し時には「油in水」の乳化経路をたどるため、界面活性剤が配合されていても必ず皮膚上に油分が残るのが難点です。
つまり、この乳化理論をベースにクレンジングオイルは製剤化されているため、必ずW洗顔が必要となるわけです。
■クレンジングクリーム
オイルタイプに比較して油分は少ないが、それでも製剤の半分程度はオイル成分が占める製剤がクレンジングクリームです。
水分は、一般的に30~40%程度です。
洗い流しタイプが基本なため、原則としてはクレンジングオイルと同程度の界面活性剤が配合されており、洗い流し時に経過する乳化経路はクレンジングオイルと同じであるため、やはり同様に油分がお肌に残る事になります。
とはいえ、油分含有量はオイルタイプに比較して少ないため、クレンジグオイルよりは残留油分は少ないと考えて良いでしょう。
という事で、こちらもW洗顔は必要になります。
ただし、この製剤は製剤技術が必要な事から外資系コスメには少なく、外資系のクレンジングクリームはふき取りタイプが多いです。
この場合、ドメブラに比較して油分は少なく、例外となります。
ただしこうした商品はメイク落ちが悪く、ふき取りでなければメイクは落ちないと思って間違いありません。
■リキッドクレンジング
水ベースのクレンジングで、全くのオイルフリー処方。
また、花王さんのように少量のオイル成分を含む一部の商品もあります。
「落とす」ための理論は界面活性剤が基本で、このタイプで界面活性剤が未配合の商品はないと思って間違いありません。
という事で、これは界面活性剤の力ですべて水で洗い流されますので、W洗顔は不要の可能性があるという事になります。
これで、ここに記載していないものに、乳液タイプとジェルタイプがあります。
■乳液タイプ
外資を含め、きちんと市販メイクを落とせるミルクレを見た事がないので、ここでは取り上げません。
■ジェルタイプ
この種類のクレンジングのみが、オイル主剤タイプ・水性タイプ・オイル&リキッド混合タイプと3種に分かれますので、W洗顔が必要か不要かは、商品によって分かれる事になります。
以上ですが、その他例外としてオリーブ油をそのまま使う方がおられますが、界面活性剤が多量に含まれたクレンジングオイルですら油分は残りますので、この場合も必ずW洗顔が必要である事は言うまでもありません。
・・・字数オーバーで、続きます^^;
こんにちは。
様々なご意見がある中、クレンジングの製剤からきちんと整理しておかねばならない事がありますので、少し耳をお貸し下さい。
まぁただその前にここで一点だけ。
えっと・・・「その人のお肌に合えばいいでしょ。」と言われれば「なんでもOK」になるわけで・・・^^;
そういう次元で意見をやりとりするのなら、メイクが残っていようがオイルや界面活性剤が残っていようが、その人がそれで「私はこれでコンディションが良い」と言われたら、最初からクレンジング・洗顔機能のお話しにはなりませんね^^;
「落とす」という使命を持ったクレンジング・洗顔という機能性コスメについて、あくまでもその「機能」を話題に意見交換をするなら、こうしたちゃぶ台返しは避けたいと思います。
で、クレンジングの製剤面から、消費者の皆様に知っておいて頂きたい原則知識があります。
以下の内容は基本製剤のお話しですので、「オカルトチック」なお話し以外はほぼ例外はないと思って下さい。
ただし、ごくまれにこの基本製剤を無視した商品、また最新技術を駆使した先端処方商品といった両極なものが世に存在する事もあり得ますので、そういう意味で例外も皆無ではないとだけ思っておいて下さい。
ただし、こういった商品を一般市場で皆様が手にする事は、ほぼないと思って頂いて構いません。
クレンジングの基本形について
■クレンジングオイル
合成油や植物油をベースに、天然系や合成系界面活性剤を配合してオイルとメイクを水に流せるように処方した製剤。
メイクは基本的にオイルに溶けやすいため、落ちの良さには定評があります。
反面、水に流れるとはいえ、洗い流し時には「油in水」の乳化経路をたどるため、界面活性剤が配合されていても必ず皮膚上に油分が残るのが難点です。
つまり、この乳化理論をベースにクレンジングオイルは製剤化されているため、必ずW洗顔が必要となるわけです。
■クレンジングクリーム
オイルタイプに比較して油分は少ないが、それでも製剤の半分程度はオイル成分が占める製剤がクレンジングクリームです。
水分は、一般的に30~40%程度です。
洗い流しタイプが基本なため、原則としてはクレンジングオイルと同程度の界面活性剤が配合されており、洗い流し時に経過する乳化経路はクレンジングオイルと同じであるため、やはり同様に油分がお肌に残る事になります。
とはいえ、油分含有量はオイルタイプに比較して少ないため、クレンジグオイルよりは残留油分は少ないと考えて良いでしょう。
という事で、こちらもW洗顔は必要になります。
ただし、この製剤は製剤技術が必要な事から外資系コスメには少なく、外資系のクレンジングクリームはふき取りタイプが多いです。
この場合、ドメブラに比較して油分は少なく、例外となります。
ただしこうした商品はメイク落ちが悪く、ふき取りでなければメイクは落ちないと思って間違いありません。
■リキッドクレンジング
水ベースのクレンジングで、全くのオイルフリー処方。
また、花王さんのように少量のオイル成分を含む一部の商品もあります。
「落とす」ための理論は界面活性剤が基本で、このタイプで界面活性剤が未配合の商品はないと思って間違いありません。
という事で、これは界面活性剤の力ですべて水で洗い流されますので、W洗顔は不要の可能性があるという事になります。
これで、ここに記載していないものに、乳液タイプとジェルタイプがあります。
■乳液タイプ
外資を含め、きちんと市販メイクを落とせるミルクレを見た事がないので、ここでは取り上げません。
■ジェルタイプ
この種類のクレンジングのみが、オイル主剤タイプ・水性タイプ・オイル&リキッド混合タイプと3種に分かれますので、W洗顔が必要か不要かは、商品によって分かれる事になります。
以上ですが、その他例外としてオリーブ油をそのまま使う方がおられますが、界面活性剤が多量に含まれたクレンジングオイルですら油分は残りますので、この場合も必ずW洗顔が必要である事は言うまでもありません。
・・・字数オーバーで、続きます^^;
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