化粧品の使用期限について
芳香蒸留水＝フローラルウォーターとは、エッセンシャルオイルを水蒸気蒸留法で抽出する際に副産物として得られ、十分な芳香成分や有効成分を含んだもの

精製水＝蒸留や濾過、イオン交換などの手法で精製された水である。無色透明・無味無臭で、場合によっては紫外線などで滅菌または殺菌されているもの(健栄のものは高温殺菌処理ですが、水蒸気蒸留法での精製水も他メーカーのものであった…はず、確かｗ)

なので、精製方法にさしたる変わりはないです。＝精製水と同じくらいですね。

通常、防腐剤無添加の化粧水は、冷蔵庫保存で１ヶ月、添加しているものでも開封後は３ヶ月ほどとされています。
(かといってきっちり守れているかといえば難しいラインなんですが…)

メイクアップ関連でも、
ファンデ・口紅が１年、マスカラが３ヶ月、パウダーやアイシャドウが２年くらいが目安だそうで。

添加物ありの場合でも特にスキンケアコスメの場合、寿命は短いです。
使用期限を過ぎて使用しても、必ずしも問題があるわけではないのですが、雑菌の繁殖によって出来るニキビや炎症の肌トラブルなどもありえるので、早めに消費するに越したことはないです。
(実際、毛穴に雑菌やウイルスや真菌＝カビなど、が繁殖して起こす皮膚トラブルもありますので。元々真菌は人間の体の中にはいるものなので外部から毛穴などに侵入の場合もありますが、免疫力が低下しているときに内部から悪さをして皮膚などにトラブルを起こすこともありますので参考まで)

なのでラムーンウォーターの期限に関しては、メーカーからの表示もあるかもしれませんが、完全に無添加ですから冷蔵庫保存で１ヶ月まで、が目安になるので結果的に精製水と寿命は変わらないです。

また手作り化粧水などで使われる、ＧＳＥ(グレープシードエクストラクト＝グレープフルーツの種から抽出される天然防腐剤)などを入れると、メーカーにもよりますが、通常の２倍から３倍くらい長持ちはしますが…。
たいてい手作りした場合２週間が目安なのですが、ＧＳＥを入れれば１ヶ月はもつ、みたいな感じで。

余談ですが、眼科でコンタクト用精製水についてたずねたことがありますが、今はあまりコンタクトのすすぎなどに精製水は使われないのだそうです。

目は皮膚以上にデリケートな粘膜ですし、さらに視力や眼病にも影響してくるので、いくら消費期限を守ったところで多少なり雑菌の繁殖はどうしても免れないとの事。
(滅菌室などあれば別かもしれませんが家庭では無理ですよね)
開封後１週間もたてば目には十分負担になる規模で汚れてしまうそうです。

それくらいすぐ雑菌が繁殖してしまうそうなのです。
目ほどお肌に使うことに過敏にならなくてもいいと思いますが、容器の口がなるべくほかに触れないようにする(清潔な状態のコットンくらいなら大丈夫ですが)、口はあけたらすぐ閉める…など結構慎重に扱わないと一気に劣化しますので…。

あと冷蔵庫保存なのは常温より菌の繁殖が進まんだり腐ったりしないようにするためなので、冷蔵庫も清潔に保たないと精製水にせよ、ほかのフローラルウォーターにせよ、ラムーンウォーターにせよ、さらに消費期限は短くなってしまうのでご注意ください。

敏感肌によいものですが、肌異常に無添加のものというのはデリケートなのです。