私の場合ですが…
ほかの方のおっしゃることもわかりますし、
小さい子がメイクをしているのを見ると、
肌に悪いのに…とか必要ないのに…と私も思います。
私は教育学研究科で研究をしていて、
幼児・児童と特殊な施設で関わることも多く、
子どもでもケバい化粧をしている子をみて驚くこともあります。

でもこれは、大人になった今だからこその目線であると感じます。
いいとか悪いとかは別にして。


自分自身のこれまでを振り返ってみると
私自身が化粧品に最初に興味を持ったのは幼児期です。
小学校高学年になるころには、おこづかいで化粧品を買い、
雑誌を見ながらマネをしたり、試したたくさんのコスメやその使い方をノートに記録したりしていました。
中学の頃の夢は「学校の先生になるか、資生堂に入ること」でした笑

高校を出るころにはコスメの手作りをするようになり、
化粧品の成分に興味を持ち、たくさん調べて勉強して…
現在は念願の化粧品メーカーに内定をいただいています。


私の例は特殊かもしれませんが、
小さいころから絵が好きでデザイナーになる子や、
小さいころから面倒見がよくて保育士になる子がいるように

「小さいころから化粧品が好きで化粧品を仕事にする」子もいると思います。少数でも。
私は少なくともその一人です。

私自身、小さい頃は
周りの目が怖くて、「化粧品が好き」なんて堂々と言えませんでした。
悪いことをしているようで、罪悪感がありました。

高校、大学と進学して、
周囲の友人と化粧品について堂々と話せるようになったときの感動は
今でも忘れることができません。
好きなことを好きといえることは本当に幸せです。


もちろん、化粧品への興味と言っても
その方向性や嗜好はそれぞれです。
非行や肌荒れやコンプレックスやら
ネガティブな要因とも全く関連がないとは言えないと思います。
どんどん化粧をしなさいと子どもに勧める気もありません。
一応教育についても大学院まで学んだ身ですし
悪影響があることも予想できます。


でも、純粋に化粧品が好きで
仕事にしたいと夢見ていた過去の自分の気持ちを考えると、

一概に「子どもだから化粧品に興味をもつのはおかしい・不必要」なんて
言えないなあというのが私の素直な気持ちです。