石油系化粧品や界面活性剤は、本当に肌に悪いと思う!?
ボルデロ さん
「石油系の化粧品を使うと、悪い物が子宮に溜まってアトピーやアレルギーの子ができる」「肌トラブルが絶えなくなる」などと最近よく聞いたり見たりしますが、本当にそうなんでしょうか?
昔からどんな化粧品も石油系で出来ていると思います。
もちろん母の時代の人達もそういう化粧品を使ってきていると思いますが、学校でアトピーの子はクラスに1人いたかいないかくらいでした。
もちろん、オーガニックの物の方が絶対良いとは思います。
しかし、石油系バリバリ入っているであろう基礎化粧品で、驚くほどニキビが減ったし、ニキビ跡も消えてきています。
本当に悪いんだったら、世の中の人はみんなアレルギー(アトピー)で、みんな肌がボロボロって事になりますよね?
でもそうじゃないし・・・。
どう思います???
昔からどんな化粧品も石油系で出来ていると思います。
もちろん母の時代の人達もそういう化粧品を使ってきていると思いますが、学校でアトピーの子はクラスに1人いたかいないかくらいでした。
もちろん、オーガニックの物の方が絶対良いとは思います。
しかし、石油系バリバリ入っているであろう基礎化粧品で、驚くほどニキビが減ったし、ニキビ跡も消えてきています。
本当に悪いんだったら、世の中の人はみんなアレルギー(アトピー)で、みんな肌がボロボロって事になりますよね?
でもそうじゃないし・・・。
どう思います???
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2010/3/16 17:38
なぜ悪いのか、知ることでメリハリを
ボルデロさん、初めまして。
生物系専攻の大学院生をしています。
私の研究室ではタンパク質を研究する上で色々な界面活性剤を使用しているので、界面活性剤について少しお話したいと思います。
そもそも「界面活性剤」とは、本来混じり合わない油性のものと水性のものを混合させる性質を持つものをさします。
実は、石鹸も立派な界面活性剤ですし、もっと言えば卵の卵黄にも大豆にも天然の界面活性剤が含まれています。
つまり、「界面活性剤」だからといって悪者扱いをするのはおかしいのです。
顔を洗ったり、歯を磨いたり、油性の有効成分を化粧水に溶け込ませたりするためには界面活性剤は欠かせません。
大切なことは、肌にダメージを与えるほど「強い」界面活性剤を使わないことです。
ドラッグストアなどで買える安い洗顔料や歯磨き粉、シャンプーなどには必ずと言っていいほど「ラウリル硫酸ナトリウム」という(あるいは類似の)界面活性剤が大量に入っていますが、これは私たちの研究室ではタンパク質を破壊したいときに使用する界面活性剤です。
安く合成でき洗浄力が強いので良く使われていますが、肌にとってはカミソリの刃を当てられているようなもの。
マイルドな洗浄力を持つ界面活性剤であれば、ラウリル硫酸ナトリウムほどにはタンパク質を破壊したりしません。
石鹸は比較的マイルドですので、私は洗顔と歯磨きには石鹸を使っています。
また、界面活性剤の「濃度」も重要なポイントです。
同じ種類のものでも、濃度を変えてタンパク質に作用させてやると低い濃度では影響力を持たないことがよくあります。
化粧水や乳液などに入っている界面活性剤は、主目的が「洗浄」ではないのであまり高濃度ではありません。
それにしても質の良いものが使われているに越したことはありませんが。
ですから、特に「洗浄」を目的とした製品については私も肌にやさしい界面活性剤を使用しているものを選ぶようにしていますが、化粧水などは効果重視で選んでいます。
最近ではオーガニックをうたった商品が多くありますが、オーガニックと書くだけで売れるから書いているという商品も少なからずあるように思います。
言ってしまえば、病院でもらえる薬だって化学薬品の塊です。
エコミーハーになるのではなく、自分がなぜそれを悪いと判断するのかの基準をしっかりと持つことができれば、あとは好みで楽しく選ぶのがいいと思います。
長文で偉そうに失礼いたしました。
イメージ先行で界面活性剤が悪く言われがちなのを残念に思っていましたので…
ボルデロさん、初めまして。
生物系専攻の大学院生をしています。
私の研究室ではタンパク質を研究する上で色々な界面活性剤を使用しているので、界面活性剤について少しお話したいと思います。
そもそも「界面活性剤」とは、本来混じり合わない油性のものと水性のものを混合させる性質を持つものをさします。
実は、石鹸も立派な界面活性剤ですし、もっと言えば卵の卵黄にも大豆にも天然の界面活性剤が含まれています。
つまり、「界面活性剤」だからといって悪者扱いをするのはおかしいのです。
顔を洗ったり、歯を磨いたり、油性の有効成分を化粧水に溶け込ませたりするためには界面活性剤は欠かせません。
大切なことは、肌にダメージを与えるほど「強い」界面活性剤を使わないことです。
ドラッグストアなどで買える安い洗顔料や歯磨き粉、シャンプーなどには必ずと言っていいほど「ラウリル硫酸ナトリウム」という(あるいは類似の)界面活性剤が大量に入っていますが、これは私たちの研究室ではタンパク質を破壊したいときに使用する界面活性剤です。
安く合成でき洗浄力が強いので良く使われていますが、肌にとってはカミソリの刃を当てられているようなもの。
マイルドな洗浄力を持つ界面活性剤であれば、ラウリル硫酸ナトリウムほどにはタンパク質を破壊したりしません。
石鹸は比較的マイルドですので、私は洗顔と歯磨きには石鹸を使っています。
また、界面活性剤の「濃度」も重要なポイントです。
同じ種類のものでも、濃度を変えてタンパク質に作用させてやると低い濃度では影響力を持たないことがよくあります。
化粧水や乳液などに入っている界面活性剤は、主目的が「洗浄」ではないのであまり高濃度ではありません。
それにしても質の良いものが使われているに越したことはありませんが。
ですから、特に「洗浄」を目的とした製品については私も肌にやさしい界面活性剤を使用しているものを選ぶようにしていますが、化粧水などは効果重視で選んでいます。
最近ではオーガニックをうたった商品が多くありますが、オーガニックと書くだけで売れるから書いているという商品も少なからずあるように思います。
言ってしまえば、病院でもらえる薬だって化学薬品の塊です。
エコミーハーになるのではなく、自分がなぜそれを悪いと判断するのかの基準をしっかりと持つことができれば、あとは好みで楽しく選ぶのがいいと思います。
長文で偉そうに失礼いたしました。
イメージ先行で界面活性剤が悪く言われがちなのを残念に思っていましたので…
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