手作り香水
いつも楽しく見させて頂いてます*
早速質問なのですが、
私はバニラ系の香りが好きで
お気に入りの香水を探して
いろいろと試してみたのですが、
なかなかこれだ! という1本に出会えません。
先日可愛らしい香水瓶を買ったので
いっそオリジナルの香水を
作ってみたいと思っています。
そこで製菓用のバニラエッセンス、
またはバニラオイルを利用したいと思うのですが、
成分や、香りなどに
なにか問題はありますでしょうか?
また初めて手作り香水に挑戦しますので、
作るときのポイントや
注意点なども教えて頂けたら嬉しいです。
長くなりましたが、
ご存知の方いらっしゃれば
回答よろしくお願いします!
早速質問なのですが、
私はバニラ系の香りが好きで
お気に入りの香水を探して
いろいろと試してみたのですが、
なかなかこれだ! という1本に出会えません。
先日可愛らしい香水瓶を買ったので
いっそオリジナルの香水を
作ってみたいと思っています。
そこで製菓用のバニラエッセンス、
またはバニラオイルを利用したいと思うのですが、
成分や、香りなどに
なにか問題はありますでしょうか?
また初めて手作り香水に挑戦しますので、
作るときのポイントや
注意点なども教えて頂けたら嬉しいです。
長くなりましたが、
ご存知の方いらっしゃれば
回答よろしくお願いします!
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2012/3/7 09:54
長くなりますが・・。
私は大の香りフェチで、既製品ももちろん好みますが、自身でブレンディング(調香)した香水を常に2,3種、5ml瓶にストックしています。
少量なのには理由があり、手作りの場合は長期保存ができませんので、2ヶ月以内を使用の目度にして下さいね。
香りや調香の楽しいお話もしたいのですが、キリがないので本題へいきますね。
香水にはトップ・ミドル・ベースの3つのノートがあります。
バニラ精油はミドル~ベースに位置します。
一般的に香水に使用される場合はベースのひとつとして、少量をブレンディングします。
バニラ精油は非常に香りが強いことがあげられますが、皮膚刺激があり、芳香以外の過剰な使用や直接肌に付けることは禁忌です。
ただ香水の場合、精油使用量の数倍もの無水エタノールで希釈しますし、そこまで神経質になる必要はないかと思います。
ところで、ちゅあき◎!さんはブレンディングをお考えですか?
バニラのみでの香水が決して成り立たないというわけではありませんが、それでは時間の経過とともに立ち上がる香りに変化がなく、単調です。
またトップノートのない香水は、始めに『印象』となるものがありません。
各ノートにつき1種の精油でも構いませんので、ノートのバランスを考えてのブレンディングをお薦めします。
バニラと相性の良い精油で、お手頃なものでしたら、トップだとオレンジやマンダリン等の柑橘系やパルマローザ(フローラル調な草)という少し紅茶に似た香りのもの。
ミドルだと、ゼラニウム(ハーバル調の花)やローズウッド(木ですが優しいフローラル調)でしょうか。
個性は控えて、当たり障りのないものをあげてみました。
上記はあくまで一例として参考にして下さいね。
そしてベースにバニラですね。
このベースの割合を他より多めにすれば、トップやミドルに何を持って来ても、バニラ自体が香り負けしない強さを持ってますので、『バニラの香水』に仕上ります。
絶対に必要なものは、文中にある無水エタノールと精油です。
どの程度の濃度にするかですが、バニラが主ですので、少し軽めが良いかと思います。
まずは少量で、エタノール4mlに精油10滴程度から始められてはいかがでしょう?
イメージより弱いと感じたら精油を少し足して下さい。
ただ、アルコール臭が邪魔をしていますので、最終段階はこの時より濃くなります。
また、空腹時はアルコール臭の刺激を感じやすく、満腹だと香りそのものに鈍くなりますよ。
さて次に、遮光瓶に入れて1~2週間冷暗所で寝かせます。
その間、日課として毎日瓶をよく振って下さいね。
この作業によってアルコール臭が徐々に薄まり、香りにも調和が生まれます。
ちなみに途中でふたを開けても問題はないですよ(笑)
気になって、開けたくなりますよね。
私のレスは、いくつもある中のガイドのひとつに過ぎません。
作業工程や濃度など、危険性がない限り「こうでなければならない!」というものではありません。
けれども、こだわりや計算でクオリティーが上がることは多くあります。
エタノールに精製水を混ぜてコロンやミストのようなやわらかな香りにされる方もいらっしゃいますし、みつろうを使って練り香も作れます。
どうしてもバニラのみで作りたいなら、練り香の方がきっと向いていますね。
始めは結果より、実験ノリで行程を楽しんでみて下さい。
成功もあれば、失敗も実験にはつきものですから。
・・予想以上に長くなってすみません。
最後までご一読下さって、ありがとうございました。
*参考*
バニラより少しシロップぽいですが、皮膚刺激のないベンゾインという精油があります。
こちらは逆に肌を柔らかくする、傷ついた肌を治癒する等、美容効果もある精油です。
これなら、クリームなんかも安心して作れちゃいますよ。
私は大の香りフェチで、既製品ももちろん好みますが、自身でブレンディング(調香)した香水を常に2,3種、5ml瓶にストックしています。
少量なのには理由があり、手作りの場合は長期保存ができませんので、2ヶ月以内を使用の目度にして下さいね。
香りや調香の楽しいお話もしたいのですが、キリがないので本題へいきますね。
香水にはトップ・ミドル・ベースの3つのノートがあります。
バニラ精油はミドル~ベースに位置します。
一般的に香水に使用される場合はベースのひとつとして、少量をブレンディングします。
バニラ精油は非常に香りが強いことがあげられますが、皮膚刺激があり、芳香以外の過剰な使用や直接肌に付けることは禁忌です。
ただ香水の場合、精油使用量の数倍もの無水エタノールで希釈しますし、そこまで神経質になる必要はないかと思います。
ところで、ちゅあき◎!さんはブレンディングをお考えですか?
バニラのみでの香水が決して成り立たないというわけではありませんが、それでは時間の経過とともに立ち上がる香りに変化がなく、単調です。
またトップノートのない香水は、始めに『印象』となるものがありません。
各ノートにつき1種の精油でも構いませんので、ノートのバランスを考えてのブレンディングをお薦めします。
バニラと相性の良い精油で、お手頃なものでしたら、トップだとオレンジやマンダリン等の柑橘系やパルマローザ(フローラル調な草)という少し紅茶に似た香りのもの。
ミドルだと、ゼラニウム(ハーバル調の花)やローズウッド(木ですが優しいフローラル調)でしょうか。
個性は控えて、当たり障りのないものをあげてみました。
上記はあくまで一例として参考にして下さいね。
そしてベースにバニラですね。
このベースの割合を他より多めにすれば、トップやミドルに何を持って来ても、バニラ自体が香り負けしない強さを持ってますので、『バニラの香水』に仕上ります。
絶対に必要なものは、文中にある無水エタノールと精油です。
どの程度の濃度にするかですが、バニラが主ですので、少し軽めが良いかと思います。
まずは少量で、エタノール4mlに精油10滴程度から始められてはいかがでしょう?
イメージより弱いと感じたら精油を少し足して下さい。
ただ、アルコール臭が邪魔をしていますので、最終段階はこの時より濃くなります。
また、空腹時はアルコール臭の刺激を感じやすく、満腹だと香りそのものに鈍くなりますよ。
さて次に、遮光瓶に入れて1~2週間冷暗所で寝かせます。
その間、日課として毎日瓶をよく振って下さいね。
この作業によってアルコール臭が徐々に薄まり、香りにも調和が生まれます。
ちなみに途中でふたを開けても問題はないですよ(笑)
気になって、開けたくなりますよね。
私のレスは、いくつもある中のガイドのひとつに過ぎません。
作業工程や濃度など、危険性がない限り「こうでなければならない!」というものではありません。
けれども、こだわりや計算でクオリティーが上がることは多くあります。
エタノールに精製水を混ぜてコロンやミストのようなやわらかな香りにされる方もいらっしゃいますし、みつろうを使って練り香も作れます。
どうしてもバニラのみで作りたいなら、練り香の方がきっと向いていますね。
始めは結果より、実験ノリで行程を楽しんでみて下さい。
成功もあれば、失敗も実験にはつきものですから。
・・予想以上に長くなってすみません。
最後までご一読下さって、ありがとうございました。
*参考*
バニラより少しシロップぽいですが、皮膚刺激のないベンゾインという精油があります。
こちらは逆に肌を柔らかくする、傷ついた肌を治癒する等、美容効果もある精油です。
これなら、クリームなんかも安心して作れちゃいますよ。
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