そうですね。皆さんおっしゃるように、タバコはお肌に良くないですね。
でも、何で良くないかご存知ですか。
大まかに考えると２つの要因が大きいとおもうのですが、それは「血行の阻害」と「ビタミンＣの破壊」ではないかと思います。

タバコをすうと抹消血管が収縮することが知られています。
狭い道に多くの車が押しかけると交通渋滞になるように、血管も細くなくると血のめぐりが悪くなります。
血液の大切な役割として、細胞に必要な酸素や栄養の運搬がありますが、血のめぐりが悪いとこれがなかなかできず、お肌の細胞も必要な栄養や酸素を得られません。

またビタミンＣの破壊・・・というか大量消費というか、一般にタバコ２本で１日分のビタミンＣが失われるといわれています。
つまり１日に１０本も吸えば、とってもとってもビタミンＣの供給が追いつかない状況になりかねません。
ビタミンＣはお肌の基礎であるコラーゲンの生成に欠く事の出来ない補酵素です。また血液中で酸素を運ぶ役割をする鉄の吸収に深くかかわっています。

これらのことから言えることは、タバコを吸うと、肌の細胞は慢性的な栄養不足になり、新しい組織を作る基を失うということです。
古い細胞が死んでも新しい細胞が生まれないと、老化が起こります。肌荒れもさることながら、深いシミやシワも沢山作ってくれることでしょう。

タバコはぜひやめるべきですが、きっとなかなか難しいのだろうとおもいます。
でも今は禁煙外来も盛んですし、この機会に頑張ってみてはいかがでしょう。
この先吸い続けた時のタバコ代や、健康障害が起こった時の治療費、スキンケアに費やすお金を考えたら、禁煙外来の費用なんて安いものかも知れません。

皮膚は内臓の鏡です。どうぞ身体の内側からきれいになってくださいね。