養蜂家の人に聞きましたが・・・。
たいてい市販されているハチミツって『中国産』だったりしますよね。
中国以外でも、たいていのハチミツは輸入物だと思います。
輸入されるハチミツはほぼ全てが濃縮還元されています。
これはいったんハチミツを、ガンガン煮つめて水分を飛ばし、濃縮することで体積を減らし、輸送に便利なようにするのですね。
輸入された濃縮ハチミツは、国内で水に薄められ還元されます。水分量を適正にし、ハチミツとして販売されます。

ハチミツには本来、果糖やブドウ糖やオリゴ糖のほかに、ビタミンやミネラル、酵素が含まれていて抗酸化作用も高く、それが『体にいい』といわれるゆえんです。

が、いったん濃縮するために加熱してしまうことで、ビタミンや酵素が死んでしまいます。

また、国産のものでも『加熱』されているものが多いようです。
それはハチミツの水分量が多すぎる場合に加熱するのだといいます。
通常ハチミツは、ミツバチが採取してきた花の蜜を巣に持ち帰り、ハチミツを作ります。蜜はもともとほとんどが水分でサラッとしています。
これを、ミツバチたちが巣の中で水分を飛ばし、とろっとしたハチミツに作り上げていくのですが、気の短い養蜂家はその時間が待ちきれず、蜜を取り出してしまいます。手っ取り早く水分を飛ばすために加熱するのですね。
(そのほうがたくさん出荷できるという面もあります）
こういう蜂蜜を使ってスキンケアしても、糖分による保湿効果以上の効果はありません。
それだったら安価な白砂糖を使ってパックしたほうが、不純物が少ない分肌に優しいといえますね。

・国産の
・加熱していない
・加糖していない
・自然に水分を飛ばした
ハチミツを常食するのであれば、肌にもとてもいいですよ。
そのかわり、かなり高価です。
(スーパーで売っている蜂蜜の１０倍以上の値段はします）
私は知人にかなり安い値段で譲ってもらっていますが、それでも市販のものとは比べ物にならないくらい高いです。

気になるアレルギーですが、これはハチミツに含まれる『花粉』などのたんぱく質によって起こります。
ミツバチは蜜と一緒に花粉も集めています。
その花粉とハチミツが働きバチのエサになるので。
花粉で肌荒れする人は、スキンケアに使わないほうがいいと思います。

そもそも食べて体にいいものだからといって、肌につけてもいいという理論に私は懐疑的です。
(その理論でいろいろ失敗もしましたから）
何より精製されていない食べ物には、効能以上に不純物も多く含まれているものです。
天然のものですから、これは当然なんですよね。
食用にする分には体内の解毒作用もあり、問題はありません。
ですが、荒れてバリア機能が不完全になっているような肌には有害になることも多いのです。
お肌の丈夫な人ならいいかもしれませんが、肌の弱い方にはオススメできません。