ピュアビタミンCはアスコルビン酸、純ビタミンC、L-Ascorbic Acid、Vitamin Cなどと表記されることもある水溶性ビタミンの一種で酸性のpH成分です。メーカーによって表記する名称が違いますが、同一の成分です。
化学式はC6H8O6、分子量は176.12モルです。
効果は抗酸化作用、美白・美肌効果などです。有名なのは皮脂分泌抑制やビタミンEと併用しての酸化還元作用など。
ただし、水によく溶ける反面、光・温度・空気などですぐに変質しやすい成分です。
気が付きやすい変質・劣化の状態は黄色～茶褐色に変色、匂いの変化（金属臭いなど）です。
また皮膚に塗る場合、角質層は水をはじく性質が強いため、なかなか浸透しづらい性質もあります。
高濃度で配合すると、酸性という性質上、皮膚刺激感じやすくなります。

私の経験上、高濃度ビタミンC美容液を塗ると、長くて30分ほどポッポとした熱感とチクチクと針で刺すような刺激があります。肌が赤くなることも。単なる性質上の刺激の場合は、翌日まで持ち越すような事はありませんが、人によっては肌荒れの原因にもなります。

このビタミンCの変質や劣化や刺激を感じやすいという弱点を改善し、皮膚への馴染みを良くするために開発・改良されたのが、ビタミンCに他の分子構造を足した「ビタミンC誘導体」です。
ビタミンC誘導体は大きく分けて、水溶性、油溶性、両親媒性（水と油どちらにも溶ける）の３種類です。
ビタミンC誘導体は非常に多く種類があり、今もまだ新しい誘導体が研究開発中です。
誘導体になると、種類ごとに効能が違ってくるので、ここでは語り尽くせません。wikiや化粧品の成分検索のサイトがあるので、そちらで調べてみると面白いですよ。

私は朝には変質しにくいビタミンC誘導体、夜にピュアビタミンCを使うようにしています。