基本的に聞きません。
こんにちは。店員さん対応って、なかなか難しいですよね。個人的な印象ですが、バブルが弾けて数年経った、90年代半ばから後半以降は、デパートでも昔みたいな、ビターッと始終張り付くような鬱陶しい接客はなくなりましたが、それでも難しいな、と思うことはあります。

わしは、基本的に店員さんの話は聞きません。何か言われても適当にあしらいますね。嫌な客かもしれませんが…店員さんに求めるのは、在庫の有無や、サイズ違いや色違いなどがあるかどうかです。あとは、せいぜい店頭に出してないもので、自分のイメージに合うものがあるかどうか聞くくらいかなあ。

なので、店員さんの勧めで買うことは久しくありませんね。だって、ある程度買う店は決まっていますが、セールやアウトレットで買ったものも多く、わしのワードローブを仔細に把握しとる店員さんなんて、どこにもいないんですよ？いつも決まった店の決まった店員さんからしか買わないのであれば、その店員さんの言うことは信じられますが、わしの手持ちやら好みも知らん店員さんに、何か言われても、とても聞けませんね。だから、アドバイスが欲しい時は、旦那や娘に聞きます。特に旦那はわしの手持ちも知ってるし、好みもわかっているので的確なアドバイスがもらえます。

若い頃はいろんなファッションを試したかったけど、今は好きな系統も好きなお店もはっきりしているので、他人のアドバイスは正直、邪魔ですね。選択眼をむしろ曇らせる時も往々にしてあると思っています。

また、若い頃は店員さんの勧めで買ったこともありますが、そういう服って、結局お蔵入りするんです。不思議なもんでね。買うときはそれなりに気に入って買ったはずやのに…

やっぱね、それだけ自分に合うものだとしたら、店員さんに勧められなくても、自分で一通りお店の服を見たとき、ビビッと来るもんなんですよ。わしはお店に入ると、とりあえず飾ってある服を一通り見ますが、その時点で何とも思ってないということは、店員さんがどれだけ営業トークしてくれて良いと思えたとしても、それは所詮営業トークで騙されてるだけなんだと思うんですよね…すみません、あくまでわしの場合は、ということです。

そういう苦い経験もあるので、基本的に店員さんの話は聞きません。店員さんの営業トークごときで簡単に好みが変わるわけもないし。

ただ、それなりの高級ブランドでは、店員さんもきちんと教育されていて、たとえこちらが一見さんであっても、こちらの質問や気になる点に対し、正直に商品の欠点なども含めお話してくれる店員さんも多いので、そういうお店では店員さんとのコミュニケーションを楽しませてもらってます。ああいうお店は、そういう店員さんとの楽しいコミュニケーションも、値段のうちやと思います。むしろ、もしそういうコミュニケーションができん店員さんがおったら、かえってお金払いたくなくなりますね。

うーん、コミュニケーションを楽しめるお店や店員さんなら、しっかり楽しませてもらうけど、多くのお店はそのレベルに達していないので、その場合はコミュニケーションは不要ということかな…

もちろん、買う気がないときに積極的に接客されたら、最初に「今日は見に来ただけ」って正直に伝えますね。そのほうがこっちも不要な接客をされず快適やし、向こうも時間を有効に使えるやろうし。

自分が本当に好きなものが決まっていれば、特に店員さんに意見を求めなくても良いでしょうし(わしはこちら派ですね)、そうでなければ、新しい世界を開くために店員さんに聞いてみるのもひとつの手段かなと思います。わしも、今はこんな頑固なオバチャンになってしまいましたが、自分のスタイルを確立するまでは、いろいろ試したいし、また試さないとわかりませんしね。良いお買い物ができるよう祈ってます！