ニキビに対してのオイルの使用について
r0601aさん

EUREKAさんにお答えすることがr0601aさんや閲覧者の皆さんに役立つと判断しましたので、EUREKAさんに僕の見解を示したいと思います。
不適切な場合は、削除しますので、お知らせください。


EUREKAさん

『ニキビにオイルは厳禁というのが大原則』とお考えということは、ご自身でオイルを使用してニキビが悪化した経験がありそうな印象を受けました。

ニキビができる原因はいくつかありますので、まずはそれを特定し、原因に合わせたケアが必要です。

◆ニキビができる原因

1.ホルモンバランスが崩れる
→過剰な皮脂の分泌などが起こる

2.頻繁に顔に触れる
→髪や手についている場合に雑菌が顔に伝染する
※頭皮の皮脂が多いと前髪が額に触れてもニキビが出来たりする

3.不摂生な食生活による内臓への負担
→自立神経の不具合が起こる

4.オーバーケアによるインナードライ
→特に皮脂腺が多い背中や額の皮脂を取り除き過ぎると、かえって過剰な皮脂分泌を促す


質問者のr0601aさんは、まだ成人したてなので、ホルモンバランスが安定せずに1.と2.が原因になっているのかな？と推察しています。


ニキビができる上記全て原因に関しては、以下のケアが共通して重要です。

◆ニキビケアの共通項

・睡眠時間を十分に確保する
→最低でも6時間以上（自律神経正常化のため）

・肌を清潔に保つ
→メイク落としや洗顔の徹底、汗や皮脂のこまめな拭き取り、など

・肌への刺激を極力減らす
→タオルでこすらない、タオルを毎回新しいもの（選択し天日干ししたもの）を使用する、就寝時のヘアターバン（寝ている時は前髪を下さない）、必要以上の肌へのタッチを避ける、など

・食生活など日常生活の健全化
→栄養の偏った食事を見直す（野菜や果物を適度に取る、サプリに頼らない、特に食物繊維の不足はニキビの間接的原因の一つ）


次に、本題のオイルを使うか否かですが、オイル自体が害悪なのではなくて、酸化したり雑菌を含んだりした『劣化したオイル（古い皮脂を含む）』を放置するのが問題だと考えています。


◆エッセンシャルオイル（精油）について

エッセンシャルオイル（精油）というのは、一般的に品質管理されており、容器も日光などでオイルが変質しないように濃い色のついたガラスボトルに入っています。

なおかつ、エッセンシャルオイル（精油）は油脂ではありません。
『可溶化リポイド』という『脂溶性』『親油性』といったアルコールや油脂に溶けやすい天然成分です。
ここを勘違いされたのかな？と思いました。

ですから、エッセンシャルオイル（精油）を単体で使用してもべた付いたりしません。むしろ、揮発します。

因みにエッセンシャルオイル（精油）を希釈するキャリアオイルは油脂です。こちらは『抗酸化作用』のあるキャリアオイルを選択するのがベストです。


◆エッセンシャルオイル（精油）の作用について

エッセンシャルオイル（精油）は一般的に以下のような効果があります。

・抗菌
・殺菌
・抗ウイルス
・虫除け

エッセンシャルオイル（精油）の種類によって、上記効果の大小、肌への刺激の多少、薬効成分の多少、に差が出ます。

これらの中でも『ラベンダー』や『ティーツリー』は『抗菌』『殺菌』の効果が高く、肌にも刺激が少なめであるため、ニキビ原因『アクネ菌』に対して効果が高いのです。


◆ニキビに対してエッセンシャルオイル（精油）を使用する際の注意点

・パッチテストをすること

・綿棒の先端にエッセンシャルオイル（精油）をつけて、少しずつ肌に付けること。
※手でベタッと付けるのではなく、ちょんちょんと軽く付けるだけ

・希釈する場合、抗酸化作用の強いキャリアオイルを使用する



以上です。参考になれば幸いです。