スキンケアの悪いせいぶん

Wink

Wink さん

皆さん とても 詳しいので 教えて下さい化粧水や乳液 シャンプー どのジャンルでも いいです よくない 成分って どんなものが ありますか?本を よんだら無添加と うたってるものも良くない成分が 実は。入ってると書いてました あと角質をとりすぎると、余計に菌が入りやすく肌荒れをおこすとも、書いてました
いろいろ知りたいです よかったら 教えて下さい

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EUREKA

EUREKAさん

2012/12/10 12:08

1つずつ、ゆっくりと紐解いて
こんにちは。

化粧品に配合されている成分について、色々な情報が錯綜していますね。
できる限り公的な資料から情報を得る事が大切…と言っても、それが難しいのは承知しています。
化学を学ぶ意義はそこにある、と思うんですね。

ただ、「塩であっても砂糖であっても、摂取量によっては人体に危険を及ぼすのだ」というご意見をメンバーの方にいただいたとき、その通りだと深く納得する機会もありました。
どれだけ配合しても安全だという成分の方が、実は少ないのだ…という理解は、確かに必要だと思います。

さて、日本においては薬事法という法律があり、化粧品への配合量に上限が設けられている成分があります。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/keshouhin/dl/keshouhin-a.pdf
薬事法には長い歴史があります。その歴史の中に、誤りがなかったなどと言うつもりはありません。
しかし、日々進歩する薬事領域を着実に反映し、私たちの健康を守ろうとしてきた事は事実です。この法律とその土台となる研究がなければ、私たちは健康を失い、また恐れなくていいものを恐れていたかもしれません。
そこは、忘れてはいけないと思っています。


さて、少しだけ下記レスを補足させてください。

●フェノキシエタノールとフェノール
これを見ると、フェノールの配合上限は0.1%、フェノキシエタノールは1%です。(フェノキシエタノールの化粧品配合平均は0.3%程だと言われています)
フェノキシエタノールは、フェノールから化学的に合成されているものの、以前の表示指定成分になっていたフェニルフェノール、フェノールとは全く違う物質で、低刺激性の抗菌剤です。

●ラウリル硫酸ナトリウム
発売は1930年です。洗浄力があり、生分解性が良く、石けんカスを生じないという特長があり、家庭用洗剤に大きく寄与しました。 
また、当時としては低刺激であったため、シャンプーの主剤に使われるなど画期的なものでした。
その後、より低刺激なラウレス硫酸塩が開発されてからは、使用されるケースが激減しました。
界面活性剤は日進月歩ですから、何を基準にして「低刺激か?」が大切で、ラウリル硫酸塩も、かっては「低刺激」であった訳ですね。 

なお、石鹸カス自体は生じませんが、その代わりにラウリル硫酸塩自体が吸着残留する事がわかっています。酸性側で多く、アルカリ側で少なめに吸着残留します。よって、酸リンスではわずかに取れる程度です。
だからこそ、ラウリル硫酸ナトリウムなどを主剤とするシャンプーは、これを除去するのではなくジメチコン等でカバーリングして被膜に変えます。
これがリンスの役割になっていたわけです。

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