使っているものの確認を・・
加齢での頬の毛穴は、表皮の下にある真皮の加齢が原因です。
真皮の厚みの減少や、コローゲン・エラスチン繊維が固くなったり、もろくなったりや、線維芽細胞の活力不足などでハリがなくなり、結果的にたるみや毛穴が目立ちます。

この真皮のケアこそ鍵になりますよ。

ハリをだす化粧品というのは非常に幅があり、この真皮のケアはせずに
表皮の細胞（角質層など）だけをふっくらさせることで、「見た目」のハリ感だけをだす効果のみの物も沢山あります。

どちらも同じ「ハリをだす」という言葉で効果を表しますので、選ぶ際は注意してくださいね。
「コラーゲンを肌の奥まで」と言っていながら、小さく「角質層（角層）まで」と書いている商品も沢山ありますよね。
角質層は、表皮の中でも一番上の層でコラーゲンが存在する真皮なんて程遠い場所に存在する層です。
ドラッグに陳列されているような商品にも「ハリ」という言葉が使われるのは、こんな感じで効果を表す場所が曖昧に表現しやすいからです。

真皮は表皮と違って、徐々に徐々に年月をかけて老化していきます。
ターンオーバーの速度も表皮と違い、数年単位と恐ろしく時間のかかる場所です。
ゆっくりゆっくり老化していく所なので、一度老化現象として肌に現れると
表皮とは深刻度が全く違います。

なので即効性というのは、表皮の部分には可能ですが真皮にはとても難しいです。
かなりお手入れ不足だと即効性があると思うこともあるのでしょうが、
まず何より真皮に効果のあるものでじっくりお手入れするのが大前提になります。

年齢的には、そろそろ栄養クリームにお金をかけてもいい頃ですよ。
私は個人的に、美容液に中途半端にお金をかけるなら美容液を省いて
そのお金を栄養クリームに回して、クリームのグレードを上げたほうが
加齢に伴うお悩みには効果があると思います。
肌深部に成分を届ける効果は、スキンケアアイテムの中で栄養クリームが
一番効果が高いからです。

肌全体は厚みが減っていくのに、角質層だけは分厚くなるのも加齢肌の特徴です。
こういうのが重なり合って毛穴が目立つ条件が揃ってきますので、角質ケアを取り入れながら真皮のお手入れをしてみて下さい。

色々使ってはいるけど、結果的に表皮のお手入れしかできていなかったというのが、一番肌老化には大敵ですのでお金はかかってくると思いますが、
今からのお肌も考えてスキンケアを選んでみて下さいね。

メイクアップは、リキッド→白粉→パウダーファンデのブラシ使いが一番
簡単で目立たないと思います。
パウダーファンデは、一番毛穴が目立ちやすい頬の高い所だけにすると
厚ぼったく見えませんよ。