クリームと乳液
まず説明から。
油脂で、常温で液体の物は油、固形の物を脂、硬度の高い固形の物をワックスと言います。
軟膏は、油脂性、乳剤性、水溶性軟膏にわけられます。
1、油脂性は、油脂が主体でベトっとしています。
2、乳剤性軟膏は、界面活性剤により、水と油の両相を乳化したもので、、水で洗い流せ、べとつかず、塗りっぱなしで良いものです。
油溶性、水溶性いずれの配合剤もとけ、皮膚への浸透性も高い。そのため混和した分泌物を再び皮膚へ浸透させるので、湿潤、びらん面には用いない。
水相、油相の日により二種類ある。
親水軟膏は、水の中に油が分散しているタイプ。バニシングクリーム型。
吸水軟膏は、油の中に水が分散しているタイプ。コールドクリーム型。
どちらも配合剤の浸透が良い。
3、水溶性軟膏はポリエチレングリコールの種々の分子量の混合物で、油のような外観性状を持ち、水と混ざりやすく、容易に水で落とせて、高い吸湿性で、粘稠度が適当で、外観上清潔で、塗りやすい。
まあ、今は、クリームの配合は、各メーカーいろいろ工夫されているのでしょうが。
つまり、クリームは、親水性と親油性の混合なので、皮膚への成分の浸透性もよく、保湿力もあるのでしょうね。
化粧品のブランドごとのコンセプトで、いろいろですよね。
シナクティフなどは、あえて、乳液に相当する夜用美容液をゆるく作って、最後のクリームの全成分が浸透しやすくしているのもあります。
お使いになっている化粧品のブランドごとのコンセプトを確認なさって、
気になさる時は、ラインで使えば、無難ですよね。