Tゾーンテカリ
minorさんTゾーンが皮脂採取所のように出るのに、他のところが乾燥で酷いってのは、辛いですよね。。。

皮脂の分泌量って場所によってそんなに差があるかというと実はそこまでないです。つまり顔の中で何らかの事情で乾燥するスポットがあると、そこを潤すことができる量の皮脂を全体的に出てくるというだけで、そこの部分だけ活発に皮脂を吹き出しているというわけではないのです。

Tゾーンテカリを対処するには、皮膚上で最も乾燥しているスポットのケアがまず最初。

拝読する限り、『頬や口周り、顎が乾燥でひび割れの様に皮がめくれてきてしまいます…。
特に口周りがひどいです。』とのこと。

よく動かし、風当たりも強く、また洗顔の時に強くなんども洗浄される箇所となります。洗い流すタイプの泥パックをするとわかるのですが、歯磨きのピンク色に染めて歯磨き事情を測定するのと同じで、同じように流しているつもりでも頬、口周りは泥がよく落ちるけれどもTゾーンとかは意外と泥が落ちません。つまり、あまり洗われていないということです。それなのに、頬はカッピカピに成るぐらいに皮脂が取られているという事態。Tゾーン皮脂採取所の方によく見られ洗顔方法となりますので、一度自己テストをするのも一考です。

そんな簡単に洗顔癖は治らないし、兎にも角にも乾燥しているところをどうにかしよう！ですと、オイルによる手入れがお勧めです。グリセリン系や石油系の保湿と違い油脂の場合栄養価も豊富で、メーカによっては複数のオイルをブレンドすることで、時間差栄養供給を肌へ届けるように作り８時間にわたる長時間保湿をできるようにしています。

使用方法としてはメーカにより差はありますが、皮膚科的には肌が濡れている状況でムラなくしっかりオイルを塗りこむ！です。グリセリン系の保湿剤を使用していますと、オイルはmlあたり高い！と思うかもしれませんが、一滴で顔全体がカバーできるぐらい伸びて使用量はそこまで多くはありません。また丁寧に精製されたオイルであれば化粧の上から使用しても崩れることはほとんどないです。

ミルフィーユ保湿方法：濡れている状況でオイルケア→もっと潤いが欲しい場合は化粧水（グリセリンやヒアルロン酸などの約３時間以上経つとむしろ除湿剤になるのが入っていないもの）→さらにオイル

もしくは洗顔から保湿作用が強力なのを選ぶかになるかと。。。。。皮脂を取りすぎていると、むしろテカるということもありますので。

天然由来の化粧品の場合は、アレルギーの可能性も出てくるのでトライアルセットとかパッチテストをして成分表とにらめっこしてから本格使用をお勧めしています。相性もあるし、肌に合いそうなものを見つけるまで辛いと思いますが、オイルケアが一番肌を乾燥から防ぐにの有効だと思いますのでお勧めです。

季節柄、乾燥も厳しくまた風も出てきて大変だと思いますが、相性の良いケアに出会えることを祈っています。