加齢により誰しもセラミドは減少するので
それを食い止めるというのは難しいと思います

単に皮膚表面の一番外側の層にあるセラミドを保つためであれば
他の方の言うように
洗浄力の強くない洗顔やクレンジング剤を使ったり
洗顔料を泡立てすぎず、すすぎの時間を短くするなどの工夫が必要です
化粧品でセラミドを補うのは
流れ出たセラミドの代わりやその原料になるものを入れる
ということなので
既に出来て存在するものを「美しく保つ」というのとは
ちょっと違うと思います

皮膚のセラミドを含む層は常に作られては剥がれ
という事を繰り返しています
セラミドは遊離脂肪酸、コレステロール、コレステロールエステルなど
複数の脂質で組成されています

このようなものを食事で摂取しないと
セラミドの原料不足となり
きちんとセラミドが作られなくなり
肌のバリア機能が低下する可能性があります
通常に食事をしている場合は不足することはありませんが
油や脂質を極度に抜いている場合は注意してください
またn-3系脂肪酸の摂取量は日本人は少ないです
アルファリノレン酸は植物油に含まれていますが
DHAやEPAは青魚（マグロ、サバ、イワシ等）に多く含まれています

セラミドを作る工場である皮膚の細胞は
各種ホルモンや自律神経によって正常にコントロールされています
これらは不規則な生活や、ストレス、疲れなどにより乱れてしまいます
また皮膚に限らず体内の細胞や臓器などは
睡眠中に日中受けたダメージが修復されています
睡眠不足や、浅い眠りだとダメージが修復されずに
翌日、翌々日に持ち越されることになります

健康で過ごすために規則正しい生活や睡眠、食事が大事
ストレスをためないように
と言われているのはこのためです