必要・不要を見極めて！
はじめまして！孔雀サボテンさん。
肌への摩擦について、少しご説明させていただきます。

まず、摩擦によりおこるトラブルは、シミと角化異常です。

摩擦によるシミとは、炎症性色素沈着（PIH)と呼ばれ、摩擦による「刺激」が肌の内部に微細な炎症を引き起こし、それによりエンドセリンなどの炎症性物質がメラノサイト（メラニンをつくる細胞）を活性化し、シミになるというメカニズムです。

弱い炎症でも繰り返しおこることで、炎症が長期間続き色素沈着のリスクも高まります。（下着の擦れ、ナイロンタオル等）

さらには、肌を強くこすることで肌に必要な角質層まではがれてしまい、肌の乾燥や感染といったことを引き起こします。場合によっては、角質層が異常に発達してしまう角化異常まで起こることも。

一般的には、摩擦程度の刺激であっても、細胞レベルでは炎症反応や角質層の脱落といった変化がおこるので、肌をデリケートに扱うスキンケア指導がなされています。

ただし、炎症が起こったら100%シミになるという話ではなく、そのリスクを最小限に抑えることもできます。

その方法論として、スキンケアのステップを必要最小限に減らすというのも一つです。ご心配の通り、日焼け止めを塗るのも、ファンデを塗るのも、クレンジングするのも、結果的には刺激になっています。それをローラーやマッサージまで重ねると肌が1日中刺激を受けていることになります。

そのステップで、自分に必要なものを厳選し、最小限のステップで最大限の効果を発揮させることで、肌が本当に健康な状態に近づいていくはずです。

ポイントとしては、洗顔とファンデーションだと思っています。

洗顔は、短時間、肌に優しい、汚れをしっかり落とせる というものがお勧めです。 どうも泡で優しくというのは、汚れが落ちていないように感じてしまいます。（洗顔後コットンで肌を拭くと若干色がつく）
そこで、私は音波で落とすクラリソニックを使っています。アイメイク以外はこれでメイクも落とせるので、クレンジング+洗顔というダブルの手間・刺激が半減。さらに、音波だから肌に優しい（のでは？）と思っています。
本来、汚れがしっかり落ちれば、拭きとり化粧水は不要です。どうしても行いたい場合は、クレンジングをやめた方がよいと思います。

また、ファンデを塗る摩擦を減らすなら、筆や刷毛で塗るパウダータイプがお勧めです。私は、ベアミネラル（色はゴールデンミディアム）を使っています。塗るのも簡単ですし、意外とカバー力もあるため、心配だった赤見も隠せます。また、ミネラルファンデなら、肌に乗っていても負担も少ないと思います。

肌内部（角質層）に水分を浸透させることはとても大切なので、コットンでなでるのではなく、化粧水を浸したコットンを乗せるだけのパックなどを行ってはいかがでしょうか？

長々とすみません。
色々使って神経質になるくらいなら、シンプルなケアで肌がよい状態になった方がいいと思っているので、老婆心ながら説明させていただきました。