コラーゲンの経口摂取による効果って…?

こんにちは。最近話題の(だいぶ前からですが^^;)コラーゲン飲料などですが、ちょっと納得いかないことがあります。

私は現在生物系のとある学部に通っているのですが、受験の頃授業中に生物の先生からコラーゲン飲料は効果が無いと聞きました。

内容は中学生でも分かる単純な話。
コラーゲンはタンパク質の一種で、タンパク質は口から体内に入ると胃の中で酵素ペプシンによってアミノ酸に分解されます。体内で生産されるタンパク質はこの分解されたアミノ酸から再構築されたもの。
つまり同一のコラーゲンができるとは限らないという話です。
(ちなみに直接皮膚に注入するのはOKとのことでした。)

この話は大学の教授も同様な内容で話されていました。
内容は理解できるのですが、数々の大手企業が次々にコラーゲンを含んだ食品を作り出すのは何かそのコラーゲンに仕組みがあって販売しているのかと。
あちこちで宣伝されたり、特集も組まれたりということはそれなりの根拠と自信があるのではと思いました。

このあたりの話に詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。
余談ですがその話を聞いてから私自身コラーゲン飲料を試したことはありません。

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2010/9/9 11:03

コラーゲン
その通り、コラーゲンはタンパク質。分解されてアミノ酸になってしまいますね。
 
こんにちは、化学屋のタマゴのろくすけピー子です。
 
自分は材料系化学屋の卵なので生物は別の分野になりますが、担任の教授が生物系なのでよくその話を聞かされます。
アレですね、効果があった!というのはそのドリンクやサプリのおかげではなく、プラシーボ効果だと思われます。プラシーボ効果とは、「思い込み」「偽薬」効果のことで、実は科学的にちゃんと解明されている効果ではありません。
 
で、企業は何故売るのか?
それは買う人が大勢いるからです。需要がなければ売りません。マイナスイオンだとかプラズマクラスターだとかそこんとこの胡散臭い商品も同じです。
悲しきかな、日本人は騙されやすいです。特に今のご時世、化学っぽいことを宣伝文句に入れれば「これ効くんじゃね?」と信じてしまいます。
その逆も然り、化学っぽいことを入れて「これは危険ですよー!」と言われればガラッと態度を変えて敵視し、毛嫌いします。中国の冷凍ギョーザにメラミンが混入していた事件を思い出してください。当時、健康に害はないメラミン食器まで敵視されたんです。
この悲しいというかいっそ愚かな性質のおかげで、これだけあらゆるメディアで「コラーゲンって効かないよ」と言っても「いや、効くって言ってたもん!」と購入をやめないのだと思われます。そしてそういった需要があるからメーカーも作るのをやめない、と。まあ、メラミン入りギョーザと違って毒じゃあないですからね、今は不況なんですからもう好きにさせときゃいいや、と個人的には思ってます。
 
ウチの教授曰く、「アンタたちは化学屋なんだから、こういうのに騙されないよね?自分で考えられるでしょ?自分でわかるでしょ?」だそうです。
アナタも生物屋、広くとれば化学屋なわけですから、まずは自分で考えて、自分で調べなきゃだめですよ。このサイトを検索しましたか?似たような質問やレスは多く見られます。是非一度検索してみてください。
 
ちなみに、自分もコラーゲン飲料は飲んでません。他のコラーゲンだとかヒアルロン酸だとかうんたらかんたらのドリンク・サプリも飲みません。それどころか家族の誰も「胡散臭い」と言って飲みません。
男達は化学系なのでそこらで「胡散臭い」と思うようです。自分以外の女達は文系でこっちが化学の「か」の字も出そうものなら毛嫌いするくらいなんですが…。それだけ企業の宣伝が胡散臭いってことでしょう。

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