一番は過不足のない洗顔やクレンジングで、自分が本来持っている天然保湿因子や細胞間脂質を極力流出させないこと・肌を弱酸性に保つことです。


肌荒れ=アクネ菌・表皮ブドウ球菌殺菌・皮脂汚れをとる というイメージがあるためスッキリと皮脂をとる洗顔料が人気ですが、同時に天然保湿因子や細胞間脂質も洗い流してしまい、バリア機能が低下したりインナードライになる方が非常に多いそうです。
またアクネ菌や表皮ブドウ球菌は確かにニキビの原因にもなりますが、これらは肌の「保湿｣を司る皮膚の常在菌でもありますので、これも殺菌しすぎる・洗いすぎると常在菌のバランスが崩れてバリア機能低下・乾燥の原因になります。

かといって酸化した皮脂やメイクの油性汚れを顔にのせっぱなしなのは肌によくないです。

そこで私はアミノ酸系洗浄成分の洗顔料をおすすめします。

お肌は弱酸性の状態がバリア機能が正常な状態ですが、石鹸系の洗顔(市販の約8割を占める)は洗浄力が高く・肌を弱アルカリ性に傾けバリア機能を低下させます。健常な肌であれば常在菌の働きで時間の経過と共に弱酸性へとphが戻りますが、バリア機能が低下したお肌には向きません。
ところがアミノ酸系の洗顔料はphが中性～弱酸性のため肌環境を乱しませんし、選択洗浄性というものがあり、汚れをとって肌のラメラ構造を壊さないためバリア機能が保たれます。

シャンプーなんかだと「アミノ酸系シャンプー｣は髪にいいというのはよく知られていますし、サロンシャンプーのほとんどがアミノ酸系洗浄成分なのですが、これも肌とおなじく髪が弱酸性でキューティクルを乱さないためです。

ミノンの薬用スキンソープやキュレルの泡洗顔料がおすすめです。
洗浄力の高さはキュレル>ミノンです。

ただし、なかには使用されているアミノ酸によってアレルギーを起こされる方や洗浄力不足分による皮脂過剰で肌が荒れる方ももいるようなのでそのような方には洗浄力のおだやかめで石鹸カスの生じにくいアクセーヌのスキンソープをおすすめします。