つけすぎでは？
手首に香水を２プッシュ…。
ちょっとつけすぎでは？

　まずお聞きしますが、いま現在使用されている香水は「コロン」でしょうか？「トワレ」でしょうか？「パルファム」でしょうか？今、市場に多く流通し、且つ使いやすいのが「トワレ」ですので、これを基準に話を進めていくことにしましょう。

　トワレの場合、よく聞くのが「足かウエストに１プッシュ」。これは自分の体験としてもベストな量だと思います。朝ウエストに１プッシュすれば、昼食頃には丁度良く香りが飛んでいるので、食事の邪魔になりません。付け足しする場合は必ず足に。香りが飛んでいるとはいえ、朝つけたウエスト部分の香りがまだありますので。
　質問者さんが気になっている「服を着たら香りが消えるんじゃ…」という件についてですが、そんなことはありません。香りって、意外と頑固なモノです。逆に、直接香りを感じるよりも柔らかなものになり、他人を不快にさせません。

　それと、「手首につけても香りがわからない」とのことですが、他の方もおっしゃっておりますように、嗅覚は「ＡからＢに変わった」という変化には敏感ですが、同じ臭いには「慣れ」てしまう感覚です。他人の家の臭いや体臭はわかっても、自分の家の臭い、自分の体臭なんかは自分でわからないでしょう？同じ臭いをずっとかぎ続けているわけですから、鼻が慣れてしまっているのです。ですから、実は香水を他人の鼻に近づく手首や首に付ける、というのはよっぽど「自分にしかわからない！」という香り以外は避けた方がいいのです。よく距離があってもプンプン香水の臭いがする、食べ物屋に香水をつけてきて料理の香りがわからない…なんて「香害」な人はこのパターン。自分で自分の臭いはわからないのです。
　逆に、首や手首に付けてもいい香水とは「練り香水」。有名どころですと、ロクシタンのソリッドパフュームシリーズなんてところですかね。アレは液体の香水とは違い、首や手首に付けてもよっぽどその人に近づかなければ香りがわかりません。

　かなり近づいて「あ、いい匂い」「コレ香水かな？」と思われるくらいの量が上品な香水の量、そう思います。