≪スペシャルインタビュー≫「クリエイター賞」受賞！NMB48吉田朱里さん「今の私があるのは美容動画のおかげ」

1996年生まれ。NMB48チームM所属。YouTube『アカリンの女子力動画』を制作、自ら撮影・編集もこなし、登録者数40万人を突破する人気YouTuberとしても注目を集める。ニックネームは「アカリン」。

NMB48のメンバーとして忙しい毎日を送る傍ら、昨年からYouTubeで美容動画の配信をスタートした吉田朱里さん。たった1年でYouTubeのチャンネル登録者は43万人を突破し、同性からの人気も急上昇。今ノリに乗っている吉田朱里さんが2017年度「クリエイター賞」を受賞しました。

――「クリエイター賞」受賞おめでとうございます。お知らせを聞いて、どんなお気持ちでしたか？

とにかくびっくりしました！今年は、アイドル活動やYouTubeを楽しんでやってきた一年でした。まさかこんな素敵な賞をいただけるとは思ってもいなかったので、すごくうれしいです。私は小さい頃から何かの才能に恵まれているようなタイプではなかったので、賞をいただけること自体、生まれて初めてなんです。本当にうれしい！

――吉田さんがYouTuberとして活動することになったきっかけを教えてください。

YouTuberの河西美希ちゃんの動画を見て、「こんな楽しいメイク動画があるんだ。私もやってみたい！」と思ったのがきっかけです。アイドルとして活動するなかで、自分の武器と言える何かが欲しかったことも大きいですね。大げさに聞こえるかもしれませんが、「YouTubeを芸能界人生の最後の希望にしよう」という気持ちで始めました。もし上手くいかなかったら「普通の女の子に戻って新しい人生を見つければいい」という覚悟もありましたね。

――美容以外にも選択肢はあったと思いますが、なぜ「美容動画」だったのですか？

やはり自分の好きなものだったからです。そうじゃないとなかなか続かないですし、自分の好きなことを追求することで、“誰かのかわいい♡”につながれば、私自身もうれしいですから。

――今まで作った動画のなかで印象に残っているものはありますか？

「アイドルの前髪はどうして崩れないか」をテーマにした動画です。アイドルである私にしか発信できないことだし、みなさん「どうして？」って思っていたんでしょうね。多くの方に見ていただいてとてもうれしかったです。私のカラーというかアピールポイントを見出せた、とても印象に残る動画になりました。

――毎回の動画のテーマはどのように決めているのですか？

ドラッグストアに行って流行りのコスメをチェックしたり、雑誌やWebなどからトレンド情報を収集することもありますし、ファンの方からのリクエストにこたえることもありますね。そのときやりたいと思う気持ちを大切にしてテーマを決めています。

――動画を作るときに気をつけていることや、意識していることはありますか？上手く撮影するコツがあったら教えてください

一気に2、3本撮ってしまうことがあるので、あらかじめコスメを使う順番に並べてスムーズに撮影できるように気をつけています。

YouTuberの良さは、やはり親近感を感じてもらえることだと思います。私の場合、アイドルという目で見られてしまうと思うので、なるべく素の自分を出して、見ていただける方達との“近さ”を意識して撮っています。また、メイクやスキンケアを撮るときは誰にでもわかりやすく伝えることを意識しています。コスメも皆さんが使ってみたいと思ってもらえるように、コスパの良いものを選ぶことが多いですね。

――YouTuberとして活動していて良かったと思う瞬間はどんな時ですか？

今、いただいているお仕事は美容動画を始めていなかったらなかったものなので、この１年は毎日感謝の気持ちで過ごしています。自分で撮って編集までするので、続けていくうちに自分を客観視できるようになったことも良かったことですね。今までは、アイドルである自分に自信を持てませんでしたが、美容動画のおかげで自信がつきました。

――アイドル活動とクリエイター活動の両立はすごく大変なことだと思います。辞めたいと思ったことは？

あまりにスケジュールがキツいときは、精神的に追い込まれて眠れない日が続いて情緒不安定になってしまうこともありました。機械トラブルがある度にショックをうけています（笑）。でも、今の私があるのは美容動画のおかげですし、辞めた瞬間からすべてが崩れてしまうのもわかっているので、怖くて辞められないですね（笑）。そして何より、動画をあげたら喜んでくださるファンの方がたくさんいるので、皆さんの応援が１番の活力になります。

――ご自身の未来像は？ これからチャレンジしたいこと、今後の活動について教えてください。

YouTubeで身に付いた美容の知識をいかして、コスメをプロデュースしてみたいですね。もっと欲を言えば、美容の講習会やセミナーなどが開けるようなビルを建たいです！（笑）

取材・文／中村千夏

≪スペシャルインタビュー≫ベストビューティスト★ファッションモデル・タレントのマギーさん

≪スペシャルインタビュー≫ブレイク賞★クロスフィットトレーナー・AYAさん