大人ニキビの原因＆予防法＆できてしまった大人ニキビのおすすめケア

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多くの女性を悩ませる、大人ニキビ。大人ニキビは「やっと治ったと思っても繰り返しできる」「治りが遅い」「痛みをともなう」という声も聞かれるほど、一度できてしまうとやっかいですよね。
そこで、松倉 HEBE DAIKANYAMA院長の貴子先生に大人ニキビができる原因や予防法、できてしまったときのおすすめケアなどをうかがいました。

◆貴子先生プロフィール◆
松倉 HEBE DAIKANYAMA院長。コスメにも精通し、女性誌などのメディアでも幅広く活躍中。

思春期の頃のニキビと20代以降の大人ニキビは、根本的に性質が異なるもの。「ニキビ＝汚れや皮脂をすっきり落とせば良くなる」と思いがちですが、大人ニキビの場合、クレンジングや洗顔のし過ぎはかえって逆効果。

大人ニキビの代表的な原因の1つは、実は乾燥なんです。乾燥や睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、ストレスなどの要因が複雑に絡み合うことでターンオーバーが低下し、古い角質や皮脂が毛穴からスムーズに排出されなくなることで大人ニキビができると考えられています。

20代以降のニキビでも、おでこや生え際にできるニキビは、シャンプーのすすぎ残しが原因の可能性大です！ シャンプーやトリートメントの後は丁寧に洗い流して、すすぎ残しを防ぎましょう。

大人ニキビをつくらないためには、肌の乾燥を助長するような習慣を見直すことが大切。乾燥傾向にある肌に、洗浄力の高過ぎるオイルクレンジングの使用は控えましょう。
ふき取り洗顔も避けた方がベター。どうしても使用するなら、ひたひたに含ませたコットンで肌表面を滑らせるくらいのやさしいタッチで。

また、日頃から規則正しい生活を心がけ、カラダのリズムを整えることも重要です。
食生活では、過剰な皮脂分泌につながる脂っこい食べ物や、糖質の多い炭水化物や甘い物の摂り過ぎなどに注意しましょう。

肌が乾燥しないよう、まずは保湿とUVケアの徹底を。湿度の高い夏場でも、エアコンの効いた屋内はかなり空気が乾燥しています。
朝晩しっかり保湿するのはもちろん、日中も油分の入ったミスト化粧水をハンドプレスするなど、こまめなケアを心がけましょう。加湿器の使用もおススメです。

また、女性の肌はホルモンバランスの影響を受けやすいという特徴が。
排卵日〜月経前までの「黄体期」は皮脂分泌が活発になり角質も厚くなるため、適度な角質ケアが有効。肌への刺激の少ない美容液タイプのピーリングアイテムがおすすめです。

大人ニキビはターンオーバーが乱れているサイン。ニキビ跡や色素沈着につながるので、とにかく刺激を与えないことが重要です。気になるからといって「つぶす」、「手で触れる」などの行為は絶対に避けましょう！

白ニキビのような初期段階や、炎症がひどすぎない赤ニキビなら、美白ローションを使ったコットンパックがおすすめ。美白ローションには炎症を抑える成分が配合されているものが多く、ニキビの悪化を防いでくれます。肌に合ったものを1本常備しておきましょう。 炎症がひどい場合は、皮膚科や美容クリニックに相談を。

大人ニキビで皮膚科やクリニックを訪れる際は、診察時にメイクを落とすことが多いので、お直し用のメイクポーチを持参するといいでしょう。
また、普段使用しているスキンケアを聞かれると思いますので、答えやすいようにメモなど準備しておくとスムーズです。

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