ニキビをやっつけよう！ 思春期ニキビのための洗顔まとめ

思春期ニキビができた時に使う洗顔料はどういうものがいいのでしょう？

脂っぽいのが気になって、洗顔をがんばりすぎて皮脂を取りすぎると水分量が低下してしまい、肌の乾燥が進みます。乾燥によって肌のバリア機能が低下すると水分保持が上手くできなくなってしまい、肌はみずから「うるおわなきゃ！」と余計に皮脂を出してしまいます。つまり「カサカサ」なのに時間が経つとまたベタつくのを繰り返します。なので洗い過ぎるのはNG！ 皮脂を適度に優しく取り去って、うるおいを残す洗顔をしましょう。

思春期(小学校高学年〜高校生)にできるニキビは第2次成長にともなう「成長ホルモン」の過剰な分泌により、皮脂が多く作られてしまうことが原因といわれています。もともとベタつきやすい顔のTゾーンを中心に、おでこ、鼻の周り、あごにかけてニキビができやすいようです。また思春期は、人間関係や進路などでストレスを受けやすい状況が多く、治りにくくさせているようです。

ニキビのできる始まりは、毛穴の入り口の角質がだんだんと厚くなり、硬くなってしまう「角化」がまず起こります。
この角化で毛穴の入り口が狭くなってしまい、入り口はまさに「狭いトンネル」に。このトンネルができることで、皮脂腺の中の皮脂がスムーズに外に出られなくなり、皮脂の袋がどんどん大きくなります。これを餌とするアクネ菌が増殖することで、肌が炎症を起こします。これがニキビのはじまりです。

過剰な皮脂はベタつくので、サラサラの肌に戻りたいからとつい洗浄力が高いものを使いがち。しかしこれではかえって乾燥を進ませてしまい毛穴は硬いまま。角化をやわらげるには肌そのものに「水分」を与え、水分保持能力を高めることが大切なポイントです。

低刺激性の洗顔料を選ぶことが重要です。肌のバリア機能が落ちている状態で洗浄力が高い洗顔料を使うと肌への刺激となります。刺激が気になるなら香料、界面活性剤、防腐剤、合成色素が入っていない洗顔料を選んでみてください。

洗顔も摩擦ですので、きめ細かく泡立てて「泡」で肌を洗顔するのを意識して。ゴシゴシと指先で、気になるニキビの部分を洗っていませんか？ 洗顔ネットを上手に利用して豊かな泡で全体的に泡で顔を覆うように洗ってあげてください。

ニキビができている時にスクラブ材入りの洗顔料を使うと、肌表面に小さい傷を作ってしまいます。特にひどいニキビの時には使用を控えましょう。

いかがでしたか？ニキビは肌を清潔にするのはもちろん、肌を乾燥させないことがポイント。水分をたっぷりと与えることで角化がおさまり、中のトンネルが少しずつ消えることで皮脂の排出が元に戻ります。洗顔したあとはローションパックや拭き取り化粧水で優しくピーリングすることがおすすめです。そのあともたっぷり保湿を忘れずに。

内外美容と掛け合わせるなら、ビタミンBやCのサプリメントを取り入れると肌のターンオーバーをサポートしてサイクルを整えてくれます。
揺らいだ肌でもあせらず気長にスキンケアしましょうね。