お気に入りの服に気がついたら、ファンデーションや口紅がついてしまっている…なんて経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。メイクの汚れは、普通に洗濯しただけでは、なかなか落ちないもの。メイク汚れの落とし方をご紹介します。
※衣類の素材によっては、色落ちや色移りなどのダメージにつながることもあります。目立たない箇所でお試しになってから、お手入れしてください。
襟、首周りのファンデーションやチークの汚れ
【STEP1】シミ部分につけて、歯ブラシかめん棒で優しく叩きます
オイルクレンジング、リキッドクレンジング、ベンジンのいずれかを歯ブラシかめん棒につけて、シミ部分の下にタオルを引いてから、広がらないように優しく叩き込んでいきます。
強く叩くと生地が傷む場合がありますので、最初は軽く叩いて、様子をみましょう。
【STEP2】シミが落ちない場合は、台所用中性洗剤と混ぜてみて
STEP1で、シミが取れなかった場合は、シミ箇所に台所用中性洗剤をかけて優しくもみ洗いをします。その後に、水ですすぎながら、軽くつまみ洗いをして汚れが落ちたか確認しましょう。
【STEP3】シミが落ちたら、その後は普通に洗濯
シミが落ちたら、その後は衣類の洗濯表示に従って、洗濯をします。また、シミは、洗濯や乾燥をした後では、取りにくくなりますので、洗濯前に行うのが◎
汚れの範囲が広い場合やまとめてキレイにしたい場合は「煮洗い」がオススメ
普通のお洗濯では落ちないガンコな汚れは「煮洗い」でキレイになるかもしれません!また、嫌な臭いが取れ、殺菌にもなるので、おすすめです。
【STEP1】ホーローかステンレスの鍋を用意します
アルミの鍋は洗剤のアルカリで変色や腐食を起こすことがありますので、煮洗いにはステンレスやホーローの鍋を使います。
【STEP2】鍋に水を入れ、重曹か粉石けんを溶かしてから煮ます
水1Lに対して、重曹または粉石けんを小さじ2杯程度入れて溶かしてから、煮洗いする衣類を入れて、吹きこぼさないように弱火で20〜30分煮ます。
【STEP3】火を止めて、水で薄めてから、もみ洗いをします
煮洗いした衣類は、とても熱くなっているので火傷に注意しながら、シンクに鍋を移して、水を足して冷ましてから、優しくもみ洗いをします。
【STEP4】最後はお湯でよくすすぎます
最後にお湯ですすぐことで、石けんカスを落とすことができます。
「煮洗い」で注意すること
高温や洗剤のアルカリに弱い化学繊維、シルク、ウール、プラスチック製品が使われている衣類などは避けてください。
日焼け止めで、洋服を汚さない方法
首や肩、胸の近くまで塗る日焼け止めは、どうしても首周りを汚してしまいます。洋服を汚さない工夫と、ついてしまった場合の落とし方をご紹介します。
ジェルタイプかスプレータイプの日焼け止めが洋服に付きにくい
サラっと仕上がるジェルかスプレータイプのものは、服に移りにくいのでおすすめです。
日焼け止めを塗った後にはボディパウダーを
日焼け止めの上にボディパウダーをのせる事で、服へ移ることを防ぎます。
紫外線防止効果があり、肌に優しいボディパウダー
汚れてしまった場合は、汗シミも一緒に落として
フレグランスなどの洋服についた香りを取りたい
洋服に香水の匂いが移って、消えない…、そんな時はスチームアイロンの蒸気でアルコールを飛ばすと匂いが取れます。
コスパ◎!頑固な汚れも真っ白になると評判のウタマロ石けん!
いつもの洗濯では落ちなかった気になるメイク汚れ。自宅にあるもので早めの対処をして、シミが定着するのを防ぎましょう。また、どうしても落ちない場合は、クリーニング店に相談してみて。
服を脱ぐときに、メイクがつきやすい箇所である襟や首周りの汚れには、オイルクレンジング、リキッドクレンジング、台所用中性洗剤、ベンジンが利用できます。ベンジンは、ドラッグストアや薬局で、100mlが500円前後で販売されています。
また、ファンデーションやチークは、油性のシミのため、時間が経つと落ちにくくなりますので、早めに対処して、自宅で簡単に汚れを落としましょう。