「就活メーキャップ」指南＜後編＞〜目もと・チーク・口もと〜

資生堂・西島悦氏が『就活メーキャップ』を徹底指南
成功を勝ち取るメーキャップ戦略とは？

・目もと＝ブラウン系のアイシャドーと黒マスカラ
アイシャドーは、ベージュからブラウンにかけてのナチュラルカラーを選ぶ。濃い色の幅を広くすると目立ち過ぎるので、目の際を引き締める程度に抑える。あまりギラギラ感の強いものは避けるべきだが、内側から発光するような質感は、目の輝きを強調し明るい印象を与えるので、うまく取り入れたい。アイライナーは目の形を際立て、目力をアップさせるために必須。ブラックからブラウンにかけてのベーシックカラーのペンシルアイライナーを選び、アイシャドーのグラデーションの続きを作るつもりで繊細に入れる。くっきりした目もとの人は、ブラウンを選び、柔らかいニュアンスを与える。同様の理由で、マスカラも必須だ。まつ毛を自然に強調するブラックを選びたい。色みを感じさせず、かつ目力印象は強める。ヒジキまつ毛やつけまつ毛は避けたい。

・チーク＝必須の血色感を与えるチーク
明るくはつらつとした印象にチークは必須。入れる位置が上過ぎると不自然になるので、にっこりと笑ったときに動く筋肉を染めるように自然に入れる。仕上がった時に「色」がはっきりとわかるようでは、化粧感が前に出過ぎてしまう。血色に見えるサーモンピンクなどナチュラルな色を選び、丁寧にぼかして自然な仕上がりを目指したい。

・口もと＝自然なツヤの明るい色でスマイル！
グロスだけではギラギラし過ぎていて、就職活動には適さない。唇をうっすらと染めるような自然なツヤのある明るいピンク系やオレンジ系の色が、元気な印象を与える。唇が厚い人はコンシーラーで輪郭を消して口角を引き締める、薄い人はリップペンシルで少し大きめの輪郭を描くなど、個性に合わせ調整する。