
西麻布のCOHIBA ATMOSPHERE TOKYO にて、クラフトバーボンセミナーを受けてきました。
http://www.suntory.co.jp/whisky/craft_bourbon/
講師をつとめてくださったのはブランド・マネージャーの森田さん。
長年アメリカで日本のウイスキーを広めることに貢献し、現在は日本でジムビームをはじめとした世界のウイスキー・バーボンを担当していらっしゃいます。
アメリカでは、一般的なバーボンよりも小バッチでつくられるちょっと特別なバーボン(プレミアムバーボン)が「クラフトバーボン」と名付けられ、ブームを呼んでいるということを教えていただきました。
【バーボンの定義】
ざっくりと特徴を言えば、アメリカンホワイトオークの樽を焦がして作られ、原料に51パーセントのコーンが含まれているのがバーボンです。
バーボンとはウイスキーではないのか、というのがよくある疑問だとおもうのですが、ウイスキーの中で、アメリカで定められた方法によって製造されたものがバーボンとして認められています。
・バーボンの定義
1. 原料の51%がとうもろこし
2. 抽出時のアルコール分が160プルーフ(80%)以下になるように蒸溜
3. 2年以上熟成されるとストレートバーボンウイスキーと呼ばれる
4. 水以外を加えず、アルコール度数40%以上で瓶詰め
違いを探るべく、角瓶、ジムビームをまずは飲み比べてみます。
ジムビームは日本を代表する角のような、誰からも愛される存在です。
共通点はどちらもフレンドリーな味わいであるということ。
現在のマスターディスティラーのフレッド・ノーさんはジムビームは "drink anyway you like"(好きなスタイルで飲んで)と語っているとお伺いしました。
ワイルドターキーも加えて、3種類をストレートでテイスティングします。
ジムビームはスムースで飲みやすく、ワイルドターキーは荒くれた感じでハードボイルド。
ひとくくりに「バーボン」といっても、味わいは製品によって全く変わってくるようです。
【ジャパニーズウイスキーとの味の違いは?】
禁酒法が1933年まで続いたアメリカにて、酵母を守り、復活させた伝説の人物が4代目の「ジェイムス・B・ビーム」さんの名前にちなんで名付けられたのが現行の「ジムビーム」。
ほぼ同時期に生きた日本におけるウイスキーの人、1923年に山崎蒸溜所を立ち上げた鳥井信治郎さんの精神と通じる所を感じます。
ジム・ビームのハイボールと角ハイボールを飲み比べてみます。
オレンジで作ったジムビームのハイボール。
今年はシトラスハイボールが気分です。
香ばしくシトラスが香り、あとからぐーんとオレンジが上がってくる味わいがたまりません。
フルーツと相性がいいのはもちろん、ミントジュレップやコーラなど、フレキシブルで相手を選ばないバランスのよい味わいです。
角のハイボールは定番のレシピで。
炭酸とレモンですっきりと、喉越しよく爽快です。
【ビーム一族のクラフトバーボン】
1795年にジェイコブ・ビームさんが創業して220年になります。
禁酒法を乗り越えた伝説の人、4代目となったジェイムズBビームさんの孫である6代目のブッカー・ノー氏が世に送り出したのがスーパープレミアムバーボン。(現在はクラフトバーボンと定義されています。)
ビーム社の9段積みの樽の中から、場所や熟成期間によってまったくキャラクターの違うバーボンが誕生します。
これはケンタッキーの土地柄も大いに関与しています。
熟成度合いはスコッチがかかる熟成の3倍で高まると言われています。(6年だったら18年ものくらいの感覚)。
ケンタッキーは寒暖が激しくエンジェルシェアが大きいため、熟成できる期間は12年が限界とも言われています。
熟成の期間中、貯蔵庫内で樽替えしないため、自然にまかせたままのユニークな原酒ができあがります。
現在リリースされているクラフトバーボン5種類を飲み比べてみました。
ノブ クリーク、ノブ クリーク シングルバレル、ブッカーズ、ベイカーズ、ベイゼル ヘイデン。
【飲み比べのレポートはこちらをご参照ください】
Amazon(クラフトバーボンストア)にも詳しい?明が載っています。
http://www.amazon.co.jp/b?node=3393707051
お家やバーで、実際に体感してみてください!
〓ゆうき〓











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