
西麻布のCOHIBA ATMOSPHERE TOKYO にて、クラフトバーボンセミナーを受けてきました。
http://www.suntory.co.jp/whisky/craft_bourbon/
バーボンについてちょっと詳しくなったところで、実際にクラフトバーボンを飲み比べてみました。
【クラフトバーボンついて学んだセミナー前半は、こちらの記事をご参照ください】
【ベイゼル ヘーデン】
ビーム社の貯蔵庫の最下段で8年以上熟成されたバーボンです。
アルコール40パーセントと、アルコール度数も他より低く、なめらかでスムースな飲み口です。
ライ麦比率がジムビームの2倍以上と、ライ特有のスパイシーさが特に生かされるのはカクテルやハイボールのベースに使ったときです。
やや贅沢ではありますが……
ドライぎみにつくってもらったマンハッタンはお酒の香りがヴェルモットに負けず、なんとも魅惑の味わいでした。
カクテルのベースにでき、アルコールも比較的低めなので女性が初めて飲む本格派バーボンの1本として人気、というのにも納得です。
シリーズの中で唯一金属のロゴがついていたりと、バーやお家で置いて映えるデザインなのもポイントが高いです。
【ノブ クリーク】
2014年ISCインターナショナルコンペティションでウイスキー部門でGOLD受賞。
世界中で「一番」売れているのがこちらです。
クラフトバーボン界で圧倒的人気。
禁酒法以前の力強いバーボンを目指した製品は、ブーツに隠しやすいフラスクボトル、そして隠していた新聞紙を思わせるデザインです。
アルコール度数は50パーセント。
(100プルーフ=50%になります。)
王者の品格が樽香からも感じ取れます。
9年熟成、クリームブリュレっぽいリッチなヴァニリックな味わいが楽しめます。
さっそく自宅でも楽しんでいます。
【ノブ クリーク シングルバレル】
2014年ISCインターナショナルコンペティションでウイスキー部門最高賞の「Trophy」の栄誉に輝きました。
ノブクリーク・9年熟成のなかからの選ばれた1樽は、樽売をしていた時代や本来のバーボンの姿を再現した6代目に敬意を示したものとなっています。
加水して60度に落としています。
鼻に抜ける金木犀のような芳香から、ナッツ、スモーキーさも感じられました。
【ベイカーズ】
樽の上2段と決まっているため、寒暖の差に激しくさらされて熟成されたフルボディの原酒ができあがります。
スコッチウイスキーに通じる潮っぽさも感じられました。
53.5%、7年熟成のパンチのある味わいは、シガーと相性がよいです。
【ブッカーズ】
無濾過 生原酒、最初に生み出したバーボンを再現しようとして作ったバーボンです。
5-6段目とだいたいは決まっていますが、倉庫中で一番美味しいと思った原酒がヴァッティングされて「ブッカーズ」になる、というユニークなお酒です。
「これがブッカーズ」、という味の正解はマスターディスティラーのみぞ知る、毎回の出会いに感謝したいお酒です。
高級なオーク、カラメル感、63%あるのに鼻にするどくこない円熟感がたまりません。
【おすすめの飲み方】
加水して、またはハイボールなど、お好みのスタイルで楽しめます。
ベイゼル ヘイデンはカクテルが一押しです。
残りのタイプは余韻が長く続くタイプなので、ゆっくりとストレートで食前や食後に楽しむのもいいと思います。
イタリアンと一緒にいただいてみたところ、ソースの味わいを上げてくれるような、魔法の調味料感覚です。
お肉だけでなく、お野菜やオリーブオイルを使ったお料理とのマリアージュもとても好印象でした。
作り手がみえるお酒が大好きです。
アメリカンウイスキーの歴史の担い手、7代続くビーム家が送る長期熟成クラフトバーボン・シリーズ。
Amazon(クラフトバーボンストア)にも詳しい?明が載っています。
http://www.amazon.co.jp/b?node=3393707051
お家やバーで、ぜひご賞味くださいね!
〓ゆうき〓













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