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産み育てワークメンバー再び集結!

産み育てワークメンバー再び集結!



「子育てしてみないと分からないことがあることがあるのは
確かだけど、結婚、子育てが、私には雲をつかむほど
難しいこと…私は諦めません。私は必ずお嫁に行く!
私はお母さんになる!きっと…。
だって、今年の初詣のおみくじ、
安産って書いてありましたもの…(笑)」

そう言ってマイクを置いて3か月…。
産み育てワークショップでの「ちひろダイアログ」。

きょう、再びメンバーが集いました。
食事会&サプライズパーティー。
劇場スタッフの方が北九州を離れるため送別会です。

去年、ワークショップへ誘われた時、何度かお断りしました。
女性として生きたいのに生きられない、
本当は子供産みたい側なのに、、、
街中で罵声を浴びたこともあったし、
子育てしてない人がしゃしゃり出てくるなという批判もあったし、
子育てに関わりたいけど、
私はそのことが身を切られるほど苦しいから
とてもじゃないけど出られないとお断りしたんだけど、
いっその苦しみをぶつけてみたら、と。

そして実現した、「ちひろダイアログ」。
これまでの講演と違う、
まるで一人芝居をしているかのように、
せりふ回しで演じる、ダイアログ。
工事のために子育てふれあい交流プラザになったので、
ほんとだったら、芸術劇場の舞台に立ててたのかも
と思うと感慨深い。
涙を流している方がたくさんいらっしゃって、
思いが通じたのかも、そう思った。

一皮むけたような気がしたの。
しかし、現実に帰っていく。
いつもの日常に戻った時、
やはり自分の身体を見ると突きつけられるものがある。
申し訳ないと思いながらも、
街を歩いてベビーカーを目にするだけで、
つらくなってしまうことも。
カップルや、特に父親、母親、子供とそろって歩く家族連れが、
私にはまぶしすぎて、そしてまるで、君はこんな幸せには
なれないとうしろ指をさされているようで、つらかった。
被害妄想なんだけどね。
生物として当たり前のことも君は受け入れようとしないのか?
大自然に逆らうのか?と。
君は、戸籍上の性別さえ受けれれば、結婚もできるし、
子供も持てるかもしれないのに、それを放棄するのか?
子供欲しくても授かれない人に失礼だと思わないのか?
実際にそう言われたし、それ以後、道ゆく家族連れと
すれ違う時にうつむいてすれ違うようになった。
道よくみんなが私を指さしているように思えて怖かった。
そしてそんな私が子育てに関わろうと思っている矛盾。
行ってみれば全く他人の赤ちゃんが私の服に垂らした
よだれが、我が子でもないのに、いとおしく思えた自分。
男性としても生きられない、女性としても生きられない、
結婚も子育ても私はできない…。

そして拍車をかけるように、
今週、女性トイレに入った人が逮捕のニュース。
どんなに女性と思って生きていても
それを証明できるものは何一つない…。
私は逮捕されるか、自ら死を選ぶかしか道がないのか、
極端に思いつめてしまった。

産み育てワークのメンバーに再会できる嬉しさの一方で、
お邪魔じゃないかなと思ったり…
会場に到着すると、全員と言っていいほど、
小さな子を連れたお母さん。
あまりお話ししたことのない方もいらっしゃったので、
なかなかおしゃべりするきっかけをつかめず、
子供の話しで盛り上がる周囲に、やっぱり罪悪感にかられて、
私はやっぱりお邪魔虫かな…
子育てしてないし、女性と断言もできないし…

だけど、帰り際、何人かのお母さんが、
我が子を抱いて私に近づいてくれた。
お子さんと触れ合わせていただいた。
ちひろさんがこの子のママになってくれたら嬉しい、
と言って下さる方も。

そして、こんなにぐだぐだで、頭では分かってるのに
被害妄想が止まらない私なのに、
ちひろさんに会いたかったから、
今日会えてものすごく嬉しい、
そんなありがたいことを言って下さる。

堂々としてればいいのよ、
誰が何と言おうとあなたは女性なんだから、と言って下さる方。
その方に東京についてきてもらいたいくらい(笑)

初めは戸籍上の性別を受け入れよう、
というか、割り切ろうと思っていた。
ところがそれは何の前触れもなくやってきた。
よく、今日から私は男子トイレにはいかない、
女性の服を着る、と心に決めたの?と言われるけど、
それは何の前触れもなくやってきたんです。
いつものように男子トイレに行こうとした時、
昨日までは平気だったのに、まるで高圧電流の結界が
張られたように目の前で倒れてしまった。
そして、男子トイレの前を通るだけで具合が悪くなり、
ついには男性ものの服売り場、特に肌着コーナー、
男湯の前を通るのも具合が悪くなるようになってしまった。
バスで隣に男性が座ってきたら具合が悪くなったり。
心の準備が全然できてないのに、
トイレ問題が急に浮上した。

心に素直に正直にありのままの私で。
それは女性として、母として生きること、なんだけど…

色々思いは溢れてくるんだけど、
そして締め付けられるほど胸が苦しんだけど、
子供のころから作文大好きなんだけど、
私の奥底にある葛藤を活字にするってなかなか難しいね。
まだ叫んでいる方がいいのかもね。

私の拙い演奏は芸術とは言えないよね、と思って、
劇術劇場を私には縁のない世界だと切なく眺めていたけど、
リコーダー一本では舞台に上がれないと思うけど、
「ダイアログ」として演奏と共に自らを表現したい。
今週のニュースでへこんで悶絶してることすら、
魂の叫びとして投げかけてみたい。
私の人生そのものが演劇。
毎日抱える葛藤、心の叫びすら、演劇のセリフ。
講演とは違う、「ダイアログ」で舞台に立ってみたい。

そして何より私は女性として生きたい。母になりたい。

私は女性として生きたい、
でも自分の体に矛盾を抱えてる。
それを自分の体を呪うことで開き直ろうとしていた。
男性を否定し、嫌悪することで。
だけど、周囲から、お前のようなやつと言われたことに
凹んだ私なのに、私が自分の体を、こんな体で、
と憎んでる。
もしかしたら私の辛さをわかってるのは
私が日々呪い続ける体なのかもしれない、
そのことに気づかされ、はっとした、
なのに、あのニュースに出くわして、
やはり私はこの体で女性と言えない、
わたしは逮捕されるか、自殺するしかないのか、
そこまで極端に思いつめてしまった。
答えは見つからない。
世の中、春休み。
街を歩けばカップルに家族連れ。苦しさは続く。
だけど、「ちひろダイアログ」という新たな引き出しを
与えてくれたこと、そしてこんな私を女性、
お母さんと思って応援して下さる方…。

講演や研修の依頼も承っていますが、
魂の叫びとして、私の人生を台本にして、
「ちひろダイアログ」、いろんなところで上演したい。

絶望的な状態は変わらないんだけど、
もう少し、生きてみるわ。

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