
一昨日の夜半、”クロニクル 千古の闇”全6巻、読み終わりました。
読み応えのあるシリーズでした。
息子が春休みに帰省した際、「お母さん、ファンタジー好きだから、”オオカミ族の少年”っていう本読んでみたら・・・」と薦めてくれた本です。
面白い本だとの評判を知って、本人も1巻目の”オオカミ族の少年”を購入したが、まだ読んでいないとのことでした。
いろいろ調べてみると、”クロニクル 千古の闇”シリーズで6巻まで出版されているとの事。
全巻そろえて一気に読みたいというのがわたし流。
しかもお風呂読書が条件なので、お得に購入したいと、オークションで見つけました
そして、ゲットできたのがこちら・・・
同じ出品者が”三国志”も出していたので、運よくこちらもゲットできました
全6巻です。
ミシェル・ペイヴァーというイギリスの作家さんです。
アマゾンのこの本の紹介のところにありました。
著者からのコメント
この作品を書いたきっかけは……
私は文字が読めるようになる以前から、先史時代に惹きつけられていました。10歳になる頃には、弓矢を手にし、一匹のオオカミを友に森で一人で生きていくことを夢見るようになりました。ロンドンに住んでいたので、両親が私に飼わせてくれたのは、オオカミではなく、スパニエル犬でしたが、私は先史時代の人々がしていたことを、できる限り真似してみました。
……大人になって、子ども時代の夢は忘れなければと思いました。大学在学中に、少年と子オオカミの話を書いたことがありましたが、あまり良い出来ではなく、放ってありました。
その15年後、南カリフォルニアの山間部を単独で徒歩旅行していたとき、突然、子グマをつれた大きな黒クマに遭遇しました。子グマを連れていることでとても気が立っており、私に出ていけと警告しました。幸いにも私は母グマをなだめることができました。(歌を歌うことで!)その間じゅう、私はおびえきっていましたが、あとになって興奮してきました。自分が時代をさかのぼったような不思議な感覚を体験したからです。
それから何年かして、昔書いたオオカミと少年の話を書きなおすことを考え始めました。クマに出会ったときの感覚を思いおこしたとたん、先史時代への熱い思いがあふれるようによみがえってきたのです。こうして生まれたのが『オオカミ族の少年』です。
このファンタジーの舞台は、今から6000年前のヨーロッパ北西部。
オオカミ族の少年トラクは12歳で父と死に別れ、たった一人になってしまいますが、父から残された使命を果たすべく、オオカミのウルフとワタリガラス族のレンと言う少女の協力を得て、過酷な運命に立ち向かっていく壮大なスケールの物語。
ウルフからみた語り口も面白いところでした。
まるで映画を見ているような自然や動物の描写が、ぐいぐいと物語の世界に引き込んでいきます。
自然から頂いた命あるもの(狩られるもの)を狩ったものは、自然に感謝し、余すことなく食べ・使う。
思わず、自分の生活を見直さなくてはと反省してしまいました
「鹿の王」が本屋大賞に選ばれた上橋菜穂子さんもそうですが、ファンタジーって子供向けの児童書扱いなんですよね。
物語も素晴らしいですが、画も素敵です。
酒井駒子さんという方の表紙が、独特の雰囲気でさらに魅力を増しているように思いました。
この表紙の画のポストカードが各巻に入っていました。
オークションでゲットした本ですが、全ての本がきれいに帯もポストカードも残されていて、良い出品者さんだったんですね。
私は、あまりきれいに保管できていないので・・・
この”オオカミ族の少年”は、リドリー・スコット監督で、すぐに映画化の話が決定していたそうなのですが、撮影地のことやらなにやらで延期になったまま、映画化されていないようですね。残念です
ファンタジー好きで興味を持った方、ぜひ一度手に取ってみたらいかがですか。






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