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文字と言葉

文字と言葉

今年も残り少なくなりましたね



毎年、この時期私は自宅の年賀状と

お店の年賀状を書いています。

今年は早くから準備していたので自宅のは11月中に仕上がり、

あとはお店の分(宛名の筆書き)を書くだけとなりました。




私は4年前に網膜裂孔(目の網膜に穴が開く症状、放置は剥離に進行)でレーザー手術を受けました。

術後は重いものを持ったり

ぴょんぴょん跳ねたり激しい運動をしたり

目を長時間使う作業・・・ゲームも(笑)

残念ながら出来なくなりました(^^ゞ




でも年賀状だけは書かないと

今年はお店のオーナーが気遣って下さって

ゆっくり好きな時間に自宅で書けるようにと

学生スタッフに現在の住所録から

私用の新しい住所録に書き写しをさせてくださいました


その住所録と、

300枚のうち半分くらい年賀はがきを持って家に帰って

見てびっくり!

なんと、誤字、くせ字、間違いのオンパレードだったのです(-_-;)


スタッフはきっとお店が暇な時間に

一生懸命書き写してくれたのだと思います。

けれども

それは・・・

住所録としてはNGなものでした。

この住所録で年賀状は書けないです・°・(ノД`)

ただ写しただけなら間違いもないのですが
きちんと写せてなく、自宅住所の横に会社名が書いてあったりする状態。誤字もいっぱい

フリーダイヤルやアクセス方法まで書いてあったり

不要な情報と必要な情報の区別がついていない。
これはNG
宛名や宛先が不確かなものはお客様にお出し出来ないからです。

もちろん漢字間違いも許されません。




結局パソコンでGoogleで郵便番号検索から住所を割り出したり

会社名から代表者名を探したりすることになってしまい、

宛名書きは全く進まない(^o^;)

せっかく頑張って書いてくれたスタッフにはとても申し訳ないけど、

全部やり直すことに決めました。



「あ行」から「た行」が160ほど

「な行」から「わ行」が150ほど。


まず現在の住所録と照らし合わせ

不明なものは名刺を探して

正しく書きなおす作業と

同時進行で宛名書きをスタート。


先日完成しました\(^o^)/


結局短期間にやり終え、根を詰める結果になってしまったけれど

全部のお客様の名前をしっかり把握できたのは収穫だと思っています。


今回思ったのは・・・


今の学生さんは

文字に対する気持ちが薄いのですね。

自分のノートにならどんな文字でもいいと思います。

自分さえ読めたらいいのかもしれません。


けれど、仕事で大事なお客様の情報を書いているという意識は全くなかったようです。
言われないと出来ないんですね

20年祇園にいますが

これまた初めての経験でした。


過去にも学生スタッフが名刺から住所録に転記してくれたことは

何度もありましたが、こんなことはなかったのです。


「私、字が下手ですけどいいですか?」

と言って書いてくれた文字は達筆でなくても、読みやすい丁寧な文字でした。


今回は、私の知らない時にやってくれていたようで

書き写しをしてくれていたことすら知らなかったので

指導、チェックも出来なかったのです。


スタッフには

お客様の住所録がどんなに大切なものか

仕事で書く字は

上手い、下手ではなく

正しく楷書で丁寧に書かなければいけないことから説明しました。

誰が読んでも読める文字でなければ

仕事では通用しないということも。
要、不要な情報など、わからないことはオーナーに聞いてから書くことなどなど。

みんなわかってくれたので

これもよい機会だったと思っています。


文字も言葉も

その人をあらわします。


私は字は丁寧に書きたいと思うし、書くことも好きです。

そして言葉も丁寧に使いたい。

いつでもそう思っています。


頭から怒っても、なんで怒られたかわからないし、反発するだけでしょう。


一生懸命やってくれたことに対してはちゃんと認めて

ミスはひとつひとつ納得がいくように説明しないといけませんね。

理解出来なければまた同じことを繰り返しますから。

人を指導するのは難しいなあと最近つくづく思います。




網膜裂孔の再発が怖いので

早速、眼底検査に行って来ました。

異状なしということでめでたしめでたし(^^)v
無事に年が越せそうです(笑)

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