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はじめに。まず減らすことの難しさについて

はじめに。まず減らすことの難しさについて


はじめまして。
商品の口コミだけでは一番書きたいことが書けないので、
こちらで記事を書いてみようと思い立ちました。
素人ですが、美容に関してはそれなりに研究してきたつもりです。
どなたかのお役にたてれば幸いです。

さて、一番最初に書くことは。
「何が足りないのかと思うより、何を減らすか考える」です。

「乾燥」という基本的なことに絞って最初は書きますね。


美容の記事はほとんどがこうです。
「乾燥には○○を」
「劇的に聞くシートマスク」
「保湿の究極はこれ」

まあ、つまりは何かを足せ、ということ。
言い換えれば何かを使え、さらに言ってしまえば何かを買え。

広告主と商品があってこその雑誌やメディアですから
その姿勢は当然であり、否定されるべきことは何もありません。

それはそれとして。
でもおかしいと思いませんか。
クレンジングをして洗顔をすれば、油脂が落ちます。
自分の皮脂よりはるかに強力なファンデーションを落とすのですから、
自分の皮脂なんてなくなって、乾燥するのは当然です。
クリームを重ね塗りするまえに、やめるべきことがあるのでは。

私なら、何かを足そうとするまえに何を引けるかを考えます。

ダイエットと同じです。
「やせたいのならこれを食べろ」
「やせる食品はこれ」
ちょっと胡散臭いというか、いまどきあまり鵜呑みにする人はいませんよね。

もっとシンプルな話。
やせたければ、今食べすぎな何かを抜けばいい。
それができない、欲望を抑えられないから、
「食べたい」欲望を満たしつつ「やせられる効果があるかもしれない」もので
お茶を濁し、自分に言い訳する。

否定はしません。
でも、もったいないです。
もっと単純に考えたほうが理論的だし、お金もかからない。
自分の食生活を見直して変えられれば、
達成できたとき、得るものはずっとずっと多い。

同じことです。

具体的に書いてみます。
乾燥したら、自分の皮脂を取り過ぎないように洗顔の回数を減らす。
朝はもちろん、夜も最低限の石鹸だけで簡単に洗う。
それだけでどんな保湿剤にも勝る効果が得られます。

最終的にはファンデーションをやめればいいのですが、
それを書くと長くなりますので、後日に回すとして。

ひどい乾燥に悩まされているなら、
とにかく三日でいい。すっぴんでいる日を作り、
朝はぬるま湯だけ(なんなら洗わなくなっていい)、
夜は石鹸だけ(できれば泡が激しく立たないもの)か、
あまり激しく汚れていなければぬるま湯だけでもいい。
そのあと、化粧水とクリームくらいの簡単でシンプルなお手入れを。
それだけにしてみてください。
驚くほど乾燥は収まると思います。

20代のときとほどんど変わらない私の肌とスタイルを見て、
「何を使っているのか」とよく聞かれます。
答えは「何を使っているかではなく、何をしないかなんだけど」と答えます。
なかなか満足してもらえません。

やめるってつまらない。
減らすってつまらない。
はじめるほうが楽しい。
買う方がずっと楽しい。

だからできれば私も「これがいいよ、これを使ってみたら」と言いたい。
せっかく質問してくれたのに、つまらなそうな顔をされたくないから。
でもうそはつけません。

現代の飽食の日本で
「減らすべきもの」は多々あれど、
「より栄養をつけるためにこれを食べろ」
というものがほとんどないのと同じです。


ハンドクリームを物色するまえに、台所用の洗剤を見直す。
スポンジを柄付きのものにしたり、面倒でもゴム手袋を検討する。
なんなら食器洗い機を。エステに通うより結果的には安いです(笑)。

ボディクリームを吟味するまえに、ボディシャンプーの泡立ちの成分を本気で見直す。
ちなみに私は毎日湯船は入りますが、石鹸で体を洗うのは冬は週に一度です。


顔の乾燥はいわずもがな。
現代女性の顔の肌は、一言であらわすならメタポです。
美しくなるためにしていることが多すぎて、
結局、本来もっている健康を失っているように感じます。

太ろうがメタポになろうが、食べることが何よりも好きだというなら、肯定します。
別にやせてたって健康に異常に気を使ってたって、明日事故で死ぬかもしれませんしね(笑)。
同じです。私は何より化粧が好きで、メイクが好きで、
お肌のお手入れの時間が何より好きなの! なら好きなだけすればいい。

でも、もしあなたが、悩みを解決するために努力しているのに
悩みが解消されないのなら。

メディアを信用する前に、何かを足してみようとする前に、
「何かをやめてみる」
ことを一考してみていただきたいのです。


追記。
でも何か買いたいよう!という方に。
冬に乾燥がひどくなる方、加湿器はもちろんおいていると思いますが、
個人的には象印の沸騰式がお勧めです。簡単で衛生的です。
もしかしておいていない、湿度計なんて縁がない、という方。
すべてのコスメ代をまずは加湿器と湿度計にまわしましょう。
湿度30%での肌の乾燥を、化粧品になんとかしてもらおうと思うのは、
いくらなんでも無茶というものです(笑)。




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