
ナミさんの部屋に行ったら、ベッドの脇で何やらゴソゴソしている
どうしたの?と声を掛けると
こっちを向いて『ちょっと・・・』と戸惑った顔をした
80歳を過ぎているが認知症の症状もなく
本も読むし、手芸もするシッカリモノのナミさん
訳を聞くと急に気持ちが悪くなって吐いてしまったのを
自分で始末しているところだった
具合の悪い体をふたつに折って床を拭いていた
具合が悪い時は無理しないで、誰かを呼んでやってもらおうねと
ベットに寝かせて始末をしていると
『迷惑かけて悪いね~』としきりに言われて
なんだか、こっちの方が切なくなってきた
ナミさんの世代の人って
『人様に迷惑をかけるな』
と徹底的に教育されてきたのだと思う
でも、人間って人様に迷惑をかけなきゃ誰だって生きていけないのよね
だから、人様に迷惑を掛けることを恐れないで、と言いたい
子供のシツケに
人様に迷惑をかけるなと教える事は大切だけど
迷惑を掛けないと生きられないと教えることも大事だと思う
それがお互い様という精神で、その精神こそが
この社会を生きていく上での潤滑油のようなものかもしれない
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