
ハイヒールは疲れる。ハイヒールは歩き難い。普通に考えたらそうですよね。
でも、ハイヒールをはきこなせるようになったら、美人にもなれるんです。
転ばないような優雅な歩き方、姿勢、立ち居振る舞い、その全ては努力の賜物。足元から全身にその努力は広がります。そしてビューティー・アイコンとしてもハイヒールは必須。
SATCのサマンサ役を演じたキム・キャトラルは、上半身しか映らない撮影であっても、必ずハイヒールをはいたといいますね。ハイヒールをはくことで「サマンサ」のスイッチがONになったというのは有名なお話。また、ハイヒールの巨匠マノロ・ブラニクも、ハイヒールみたいに歩き方が女っぽくなる靴はない。女性がヒールにそっぽをむいていたら、現在の私はなかったろう、とも言っています。
ミス・ユニバースのお嬢さん方を見てもそれは一目瞭然、ハイヒールでウォーキングのトレーニングをしっかりなさっています。ハイヒールをはきこなせてこその、美人なのです。こんな話もあります。ハイヒールをはくことでウエストは引き締まり、ヒップは上がり、女性らしいセクシーな体つきになる。気持ちの問題かもしれませんが、あながち嘘ではないような気がします。
私が2010年春まで住んでいたヨーロッパでは石畳の道が多く、ハイヒールで歩くとすぐにヒールが傷んでしまうため、ほとんど歩くことのない特別なディナーに出掛ける際にしかはくことができませんでした。
それでもパリやブリュッセル、ロンドンなどのあらゆる高級デパートやブティック、世界中のラグジュアリーブランドのお店に来ている女性たちはほどんど皆、ハイヒールをこぞってはいているということにも気が付きました。いくらレペットを履いていても、そんなお店に入った日にはもう!あまりの恥ずかしさに後悔したものです。足元を見られるとは、こういうことなのかと。アジアでは香港がそうでした。足元で自分をお客かどうか判断される。幸い、香港では1番ドレッシーなお洋服とハイヒールで居たので、最高のサービスを受けられました。「クラスは足元に出る」まさにその瞬間でした。
カンヌの海沿いでも、ハイヒールをはいた美しい女性たちの姿は忘れられません。むこうでは、歩かないことこそがラグジュアリーな証拠なのかもしれませんが・・・当然ですが、レッドカーペットでフラットシューズの女優さんは・・・ほとんどいませんよね。
日本は道も舗装されていますし、とても歩き易い国です。だからこそ、ハイヒールをはいて美人磨きを少しだけ頑張ってみませんか?努力してハイヒールをはきこなせるような日がきたら、きっと誰かが褒めてくれると思います。
ハイヒールを、美しくはきこなせてこそが美人。私はそんな気がして、帰国した今ではできるだけハイヒールをはいて出掛けています。どんなにしんどくても、どんなに重い荷物の日でも、私は気分だけでも「美人偏差値の高い女」でいたいのです★
みーみー☆☆さん