6428views

前編)本当のバイリンガルは存在しません。語学は認知症予防に! 英語を短期間で上達させる秘訣とは?

前編)本当のバイリンガルは存在しません。語学は認知症予防に! 英語を短期間で上達させる秘訣とは?

source: my Instagram make over@santa barbara CA. / source: my flickr

突然ですが、本当のバイリンガルは存在しません。


北米では昔「バイリンガルの子供に育てると能力的に不利だと指摘した学者がいました。数十年の科学の発達により、最近ではこれが完全に覆される研究結果が続々と出始めています。

NY Times ではたびたびバイリンガル脳について触れています。

NY Times : The Bilingual Advantage 

http://www.nytimes.com/2011/05/31/science/31conversation.html?_r=4
脳の中にエグゼクティブ・コントロール(実行管理)システムがあり、複数の事柄から重要なこと・意味のあることに集中するよう常に指示を出している。バイリンガルに育つと2つの言語を常に抱えながら、エグゼクティブ・コントロールシステムが場合に即した言語に切り替えてアウトプットを出している。バイリンガルはこのシステムをより頻繁に使うため、重要なことを効率的に判断することに長けるようになる。

その結果は、「バイリンガルはモノリンガルよりアルツハイマー(認知症)になりにくい。
5.6年の差は出ることが明らかになったようです。そして、バイリンガルはマルチタスキングにも優れているということらしいのです。



わたしなりにまとめた結論から言うと、、、

女性の方がよりバイリンガル学習に向いていると言えます。


何故かというと、これは脳が大きく関係しているから。

男性の脳は明らかに女性よりも重く大きいのですが、女性の脳は男性よりも、左脳、 右脳とを繋ぐ「脳りょう」というパーツが発達しているからなのだとか。

例えば、会話のときに女性は脳全体を使って話しています。
逆に男性は言語中枢がある左脳だけを使って会話をします。

女性が感情的になりやすいのは、言語中枢以外の部位も使っているので
全ての情報が混在し、理論立ててまとまった話ができなくなるのね。

でも同時にそれはメリットにもなるのです。女性は男性よりもニューロンの集まりである「灰白質」が15~20%ほど多いうえに女性の白質(脳内の情報伝達を助ける神経線維)は脳りょう周辺に集中しているそう。

だから、感情的にさえならないよう注意すれば、右脳と左脳の両方を使って外国語を操れるようになります。


殿方もどうか諦めないでくださいね。
理論的に英語を考えずに、イメージと直感やセンスを意識して語学を学んでいる男性はとても自然な英語を話せるようになります。

事実、たくさんの脳研究からもわかるように努力とトレーニング法次第である程度バイリンガル脳に近づくことは可能になると思うのですが、

実は、本物のバイリンガルは存在しないのです。

つまり誤字脱字は一切なく、日本語から英語へ、英語から日本語へ完璧に翻訳し更には、2か国語が同時に頭に浮かんでダイレクトにアウトプットしているバイリンガルはまずいません。その都度どっちかの言語にスウィッチしてからアウトプットします。

個人差がありますが、わたしの場合は2時間も英語でしゃべり続けた後、とつぜん日本語を話しはじめると、必ずと言っていいほど、その会話の相手に「あんたの今日の日本語へんよ~!」って突っ込まれるのです。

しかし不思議なことに、ある程度時間が経過して慣れてくると、自然な日本語に戻るようです。
その逆で日本語→英語に切り替えたときは、とてもおかしな英語になってる可能性が高いわけですね。
アメリカ圏の友人にはそれに関してはいまのところ突っ込まれていませんが、先月ブリティッシュの共通の友人で初めてお話した人に「ロシアに住んだことある? 君ってアメリカベースのロシアなまりみたいな英語だよね」って言われてしまいましたよ。

って言うか、もしかしてこれってイジメられてるのかな!?イヤな感じ!

}

ロシアなまりに聞こえたってことはその時は相当変わった発音に聞こえたんでしょうね。

ブリティッシュは、自分の国の英語にとても誇りを持っていて、アメリカ英語をときどきチクリとバカにする人がいます。

日本人のくせになんでアメリカ英語を先に覚えやがったんだよ!みたいなプライドがなんとなくわかるんですよね。 

make over@Venice Beach / instagram (source: my flickr)


★わたしがバカリンガルになるまでの生い立ち


自分の親からというよりも、音楽、ファッション、センスも含め、どちらかというと叔母からの影響が強く、最終的に長年憧れの国であったアメリカへの渡米をを決意することになりました。

叔母は今でも親友のような存在で、ある面においては両親よりも理解者だったりします。
冒険心だけは旺盛な割に語学力も足りず、精神的にも幼なかった私ですが、初めて訪れたアメリカをこの目で見たとき、あ!わたしこの国好きかも~って漠然と感じたことを思い出します。とにかく全ては異常にでかいのが印象的でした。

同年代の女の子も女の人のおっぱいも。ハンバーガーも野菜もジュースもお菓子も。車も道路も空港も全部!でかいでかいでかい(笑)

わたしは音感と耳が良く3歳に満たない頃からABBA やカーペンターズ、ストーンズの歌を聴かせるとリズムをつけていつも口ずさんでいたと言います。

異文化の音楽と言葉は、わたしを強烈にインスパイアしました。


なんて美しい音とリズムなんだろーっと幼いながらに漠然と感動したことを覚えています。それも意味も分からないのに忠実に発音をコピーして歌っていたというから、それを後から教えられときは自分でも少しびっくりしました。

そのとき、この子は必ずバイリンガルになれる。いや、絶対にさせなくちゃいけないのだ!と淡いを期待を抱いていたこともあったとか。今思えば、自分が叶えられなかった夢を実現して欲しいと思っていたのかもしれません。

異文化の生活は新しい事新しいモノをどんどん吸収できて毎日が本当に刺激的でした。しかし、その反面、高額な授業料で普通の学生の2倍のスピードのトレーニング方法でカリキュラムを習得しなければなりませんでした。

同時に日本の義務教育も中途半端に終わりました。 中学でも高校でもまともに教育を受けてこられなかったことが今でもハンデーキャップとしてつきまとっています。大人になった今もときどき生きづらさを感じるのもそのせいに違いないと思っています。
時々、自分は発達障害ではないのか?アスペルガー症候群かもしれないとか、長年悩み苦しみました


今だに日本の九九や暗算の仕方もヘタで、当然知っていて当たり前の音読み、訓読み、漢字を書いたり読んだりが本当に苦手です
日本語とは、ホントに難しいものなのです。

例えば、

漁船=ぎょせんは、「ぎょ」なのに何で漁師の場合は「ぎょし」ではなく「りょうし」になるんだよー!

みたいなね。

更に、本数の数え方。

1ぽん、2ほん、3ぼん。全て言い方が違うぞぉぉ。デパートで「そのリップ2ぽん下さい!」とか言ったら本気で変な人になりますね。バク買いする中国人に間違われそうです。(笑)


幸い、今はすべてタイプの自動変換があるのである程度の足りない能力はごまかせるようになったけれど、実際ビジネスのステージで翻訳などを任されると、尽く使いものにならずダメ出しばかりされてきました。

それでも、こんなわたしのような中途半端なバイリンガル教育でも、受けないより受けた方が当然良いはずです。日常においては、少なくとも英字新聞はある程度理解できるようになるし映画も普通に聞き取れるようになれます、正しい発音で話もできるようになるでしょう。

source: my iPhoto/One shot@ South Beach Miami 2010


◎バイリンガル脳にさせるための英語学習法とは:


バイリンガル脳を開発するには「音」「文字」「イメージ」の3つの要素を常に一体化させるトレーニングを心がける必要があります。また外国人の話す内容や英語で書かれた情報を単に理解するだけでなく、自分の考えを積極的に英語で相手に伝えることを目指した学習をおこないます。

◎このような学習法をまとめると次のようになります。


1)英文を読むときは必ず自分が話しているつもりで英語のリズムで音読する。
2).音読しながら内容をイメージする。
3).日本語に訳そうとせず内容をイメージする。
4).英語を話すとき日本語から訳すのではなくイメージから英語に変換する。
5).英語を書くとき、日本語の原稿を英訳するのではなくイメージから英文に変換する。


英語は日本語にはない独特なリズムがあります。想像力=全体のイメージとリズムと直感で英語そのものを脳に記憶させる訓練をしてみてください。

それに慣れてくると、自然にストレートに英語が浮かんくるので日常会話は圧倒的にスムージィ~になります。

”Imagination is more important than knowledge, for knowledge is limited while imagination embraces the entire world.”


「想像力は知識よりも重要である。なぜなら想像力は全世界を包み込むことができるが、知識には限界があるから。」



興味も持った方は今日からぜひトライしてみてくださいませ~。


Bye for now.



後編に続きます。後半は、役に立つビジネス英語から、ネイティヴが日常頻繁に使う生きた英語のイディオム表現や、おすすめの書籍などを独断と偏見でピックアップして紹介していきます。

......................................................................................................................................................................................
※これは外部ブログから取り込んだ記事を再編集しております。
予め、ご了承下さい。

このブログに関連付けられたワード

このブログを通報する

コメント(18件)

  • よく映画を見るのですが、UKでは「バガー」を連発し、USでは「フ○ック(これは一応伏字にしときます)」連発、とののしり言葉ばっかり覚えてしまう、おバカな私。
    バイリンガルには程遠いですが、洋楽&洋画好きなため、なんとかかんとか聞き取りだけはできるようになりました。簡単なようで難しいですね。

    0/500

    • 更新する

    2016/7/9 12:06

    0/500

    • 返信する

  • そういう思いを自分らしい表現でログや日記でぶつけてみて下さいね。ハンディキャップの事共感して頂けた事とても嬉しく思います。こればかりは似たような経験をされていないと分からない心情世界だと思います。コメントありがとうございました☆

    0/500

    • 更新する

    2015/7/7 07:55

    0/500

    • 返信する

  • →自分の居場所さえ見失いかけました。でもあるきっかけから、自分らしく生きれば良いんだ!人が何をダメ出ししようか、常識がない!と罵ろうが自分は自分でしかいられない。そう開き直ったら未来が少しずつ明るくなりました。賢一郎さんも気が向いたらぜひ!

    0/500

    • 更新する

    2015/7/7 07:49

    0/500

    • 返信する

  • 賢一郎さん、はじめまして。ここのコミュニティにも同じ痛みの分かる仲間がいてくれた事を知り少しホッとしました。スペイン語圏で育たれたのですね。私も一時二カ国語の扱いが上手く行かずホントにスランプに陥った時期がありました。自分は二重人格なんじゃないかとか?米国にいても帰国しても行きづらく、

    0/500

    • 更新する

    2015/7/7 07:44

    0/500

    • 返信する

  • Emirinさまが経験をポジティブに生かし、今でも英語を使いこなされていること、そのために苦労を乗り越え努力なさったことが本当に素晴らしいと感じました…!><

    0/500

    • 更新する

    2015/7/7 04:47

    0/500

    • 返信する

  • はじめまして!日本で義務教育を受けなかったことのハンデ…の部分にとても共感してしまいました。私はスペイン語圏で育ちました。私にとって二ヶ国をまたいで生活したことは苦労の思い出が強く、また日本帰国後、塾に通いガリガリ日本語を覚えるにつれスペイン語を失いました。

    0/500

    • 更新する

    2015/7/7 04:44

    0/500

    • 返信する

  • パウダーママさん、こんばんは。日本人はまずハワイに行かれる方は多いですね。英語はカタコトでも全く問題ありません!意思の疎通、如何に簡単な単語で相手に通じるか?そこがポイントです。それらの学習法を後編に記載する予定です。お暇な時にぜひ読まれて下さい。ワンコ見てくれて嬉しいです♪ ありがとうございます☆

    0/500

    • 更新する

    2015/7/5 01:07

    0/500

    • 返信する

  • アルファベットで脳に記憶するのが理想です。よくそういう質問されますがあまり意識して訳す事は少ないですね。仕事でこれを訳して下さいと言われない限りは曲はそのままのイメージで聞き流します。日本語への意訳は未だ難しいです。英語はリズム!との通りです。

    0/500

    • 更新する

    2015/7/5 01:02

    0/500

    • 返信する

  • がーさん、好きな音楽で英語に触れていくというのはとても良い習慣ですね♪
    ただ、イマジネーションを大切にした場合、カタカナでその単語を記憶してしまうのは間違った発音とスペルミスに繋がる原因にもなってしまうのです。カタカナは日本語特有のものです。できたらラジオではなくRadio=レイディオと、

    0/500

    • 更新する

    2015/7/5 00:55

    0/500

    • 返信する

  • こんばんは。アメリカで育たれたのですね。昔ハワイに旅行に行ったときこのような綺麗な景色に感動しました。海も街も日本にはないのびのびした世界が広がり、今でも忘れられません。いつかまた行きたいとずっと行けていません。英語はカタコトでした^^;全く通じませんでした汗。わんちゃん飼ってるのですね可愛いです☆

    0/500

    • 更新する

    2015/7/4 22:55

    0/500

    • 返信する

  • 長くなったー! 確かに日本の男性の方が語学が苦手な方が多い気がします。私は小さい頃から異国の人に対して怖いとか全くなかったのでベラベラと話しかけていました(最初は日本語でね)Emirinさん、英語が出来ると英語の曲を日本語に訳しながら聞いてるの?って質問よくされませんか?

    0/500

    • 更新する

    2015/7/4 10:32

    0/500

    • 返信する

  • 続き まずそれをカタカナでフレーズごと、書いてみてと言います。何度も聞いてるうちに耳が馴れてきて、そのカタカナで書かれた歌の歌詞を英語で書いてみて?と言います。まぁ歌の場合は聞き取りなので間違いだらけの英語にはなってますけど・・・でも私は英語はとにかくリズムだと思っているので文法は飛ばさせますねぇ!

    0/500

    • 更新する

    2015/7/4 10:28

    0/500

    • 返信する

  • こんにちは~!わかる!わかる♪私もよーく日本語が変になりまーす(笑)後は簡単な単語の日本語が出てこず、現地の言葉しか出なかったりスイッチの切り替えが出来てない時はありますね・・・私の場合の外国語の慣れ方は好きな音楽から入れです。耳で音をして聞き取る、日本語には無い発音があるので 続く

    0/500

    • 更新する

    2015/7/4 10:25

    0/500

    • 返信する

  • 語学は、通じれば良いんです、おっしゃる通り!コミュニケーションの手段に過ぎません。英語に関わらず好きな言語を学ぶだけでも脳の活性にもなるようなので、ぜひ♪ 美容に全く関係ないログにいつもコメントありがとうございます。

    0/500

    • 更新する

    2015/7/4 06:54

    0/500

    • 返信する

  • ユーロ圏がこれだけでデフォルトの危機に追い込まれている中で、ポンドだけは今だにあぐらをかいていますし。昔の基軸通貨であった栄光を引きずってるんですね(笑)
    Ryanさんは東南アジアと関わりのあるお仕事だったんですね、それも興味深い。Ryanさんって何となくカリスマ性がある女性なんですよね。

    0/500

    • 更新する

    2015/7/4 06:47

    0/500

    • 返信する

  • 英語にかんしてはよくいわれたのが
    ビジネスで英語を使うならアメリカ英語よりイギリス英語(RPでしたっけ?
    イギリス王室の方々が使う綺麗な英語)がいいと。イギリスではサッチャーさんとかブレアさん?とか首相クラスになるとそういう英語をはなせないと仲間にはいれないらしいとかいうのも聞いたことがあります

    0/500

    • 更新する

    2015/7/4 05:23

    0/500

    • 返信する

    Ryanさん、おはようございます。ええ、確かに。昔に比べるとそういう偏見はなくなりましたが、そういう風潮はまだ残ってるかもしれません。というか、ロイヤルの世界には無縁なので実情はどうなのか?と言ったところですが米人からするとUKはなんにつけプライドが高い!というイメージがあるようです

    0/500

    • 更新する

    2015/7/4 06:40
  • 長々とすみません(>_<)

    0/500

    • 更新する

    2015/7/4 05:30

    0/500

    • 返信する

  • 私は仕事柄東南アジアとやり取りしてて
    東南アジアの方々の英語って例えばインドネシアならインドネシア訛りの英語だったりタイ語なまりの英語だったりするので通じればいいんではと思ってます。でもアメリカ英語でもイギリス英語でも思うように操れるのはうらやましいなと思います!

    0/500

    • 更新する

    2015/7/4 05:29

    0/500

    • 返信する

  • もっとみる

ペット カテゴリの最新ブログ

ペットのブログをもっとみる