
牧野 和世
KADOKAWA / 中経出版
2014-09-19
モテたくて買ってみた。
というのはあれだけど、現時点では、香りのレイヤードについて書かれてる唯一の本かも。
これまで、香水の重ね付けはタブー視されてたてライン使いするのが基本とされてたけど、ジョー・マローンとかむしろ重ね付けを推奨するブランドも出てきたりで、そろそろ重ね付けのメソッドが盛り上がってきてると思う。
実際、今の香りは、昔流行った香水よりそれぞれ個別の個性が弱くなってシンプルな香りになりつつある。組み合わせて自分の香りを作るのには適してそう。
この本のメソッドでは、上半身の背中側にCLEANのシリーズ(洗剤系の香り)を付けた上に、下半身と髪に別の香りをつけるのが基本っぽい。重めの香りは下半身のほうにつけ、髪は石鹸系とかフルーツ系という感じで、要は「洗い立ての服と洗い立ての髪に自分の香りがミックスされた状態」を演出する感じになってるのかなって思った。
紹介されてる香りはどれもわりとちゃんとしたフレグランス屋さんの出してるものが多くてお高いけど、もう少しカジュアルよりな香りでも試せそう。洗剤系ならフィッツコーポレーションが同じコンセプトで出してるレールドゥシャボンとかが代替できるかも。
試しに、アクアシャボンのシャンプーフローラルにグレのルミエールローズを重ねてみたら、ルミエールローズのトニックっぽさが強く感じられたりして面白かった。いろいろ試してみたい。
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