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ダイエット中にチーズは食べちゃダメなのか
高カロリーなチーズをダイエット中に食べていいのか不安になりますよね。
実はチーズはダイエットに最適な食べ物なんです。チーズに含まれるタンパク質がダイエット時の空腹感を和らげたり、脂肪を体に貯めこませずに燃焼させる働きのあるビタミンB2も、チーズに豊富に含まれています。また、チーズに含まれている脂肪分は、消化の良い小さい脂肪球ですので、その殆どが食べてすぐに消化されるため、脂肪が貯まりにくいです。
当ページでは、チーズのダイエット効果や、ダイエットに向いているチーズの種類などを詳しくご紹介します。
チーズの栄養素
チーズを食べる前に知っておきたいのが意外と知られていない「栄養素」のこと。
チーズは単に高カロリーなだけでなく、ダイエットにも効果的な栄養素も含まれます。
ここでは今一度確認したいチーズの栄養素についてお伝えします。
チーズの栄養素は原料が牛乳で作られているためカルシウムをたっぷり含んでいます。
また、チーズに含まれるカルシウムは体脂肪が合成するのをセーブする働きがあることも近年わかってきています。
100gあたりのチーズに含まれるカルシウムは、パルメザンチーズが1,300mgと最も多く、続いて、パルミジャーノ・レジャーノ1,233mg、エメンタール1,200mgと続きます。
牛乳100mgのカルシウムが100mgであることを考えると、チーズのカルシウム含有量が多いことがわかりますね。
逆に、カルシウムが少ないチーズは、カッテージチーズ55mg、クリームチーズ70mg、マスカルポーネ134mgです。
さらに注目したいのがチーズに含まれるビタミンB2の含有量です。
含有量は、ブロッコリーやほうれん草、納豆などよりも多く、中には0.68mg/100g以上のビタミンB2を含むチーズもあります。
ビタミンB2は、糖質や脂質を体内に貯め込まずに、エネルギーに変える働きを持つため、ダイエットには最適な成分と言われております。
カルシウムとビタミンB2が豊富に含まれているチーズはダイエットに効果的だと言えるでしょう。
また、糖質制限ダイエットや、MEC食（肉、卵、チーズを中心の食事方法）をしている人にも、糖質が少なく栄養価が高いチーズは、ダイエットにぴったりな食材です。
チーズの美肌効果
チーズには皮膚を健康に保つビタミンAや、筋肉生成には欠かせない良質なタンパク質もたっぷり含まれています。ですので、チーズは美容効果抜群で、健康維持にもピッタリの食材と言えるのです。
チーズの内臓脂肪を減少させる効果
チーズには、生活習慣病の原因の一つとされる、内蔵脂肪を減少させる効果がありますので、内蔵脂肪型肥満の方へのダイエット効果もあります。
そもそも，内臓脂肪とは内臓の周りにある脂肪のことで、一見して溜まっている事が分かりにくい脂肪であり、体にある数種類のホルモンバランスを保つ大切な細胞の集合体です。
内臓脂肪には、アディポネクチンという、血液の傷を修復するなど、血管を改善してくれる分泌蛋白が存在します。
しかし、アディポネクチンは内臓脂肪量に逆相関するため、内蔵脂肪が多いほど、アディポネクチンの量が少なくなります。
そこで、アディポネクチンの濃度を正常に保つ効果のあるチーズを摂取すると、中性脂肪やコレステロールを減少させることができるため、ダイエットに効果的と言われています。
また、ワインとチーズを一緒にとることで、その効果は増すと言われています。
過剰摂取はNG！ダイエット中にチーズを食べる際の注意点
いくらダイエットに効果があるといえ、過剰摂取はNG。
ここではダイエット中にチーズを食べる際の注意点についてご紹介します。
まずは、「チーズのみを食べないこと」です。
チーズは栄養価が高いことから、実は少量でも満腹感を得られるという声もあるため、「チーズダイエット」として食事をチーズのみに置き換える方も少なくありません。
しかし、チーズにはビタミンC・食物繊維・鉄分が不足しています。
これらの栄養素は、健康・美容維持に特に必須であり、不足すればするほど体のあらゆる部分の不調に繋がります。
ですので、チーズを食べる際には、栄養バランスを考えて、野菜やフルーツも一緒に食べましょう。
ダイエットに有効な栄養素が含まれるチーズは、ほとんどの種類で100gあたり300kcal以上もある高カロリー食品のため、大量にチーズを食べることは厳禁です。
ダイエットのためにせっせとチーズを食べていたのに、却って太ってしまったということにならないためにも、チーズの食べすぎには注意しましょう。
ダイエット中にチーズを食べるなら「ほどよくバランスよく」がポイントです。
ダイエット中に食べて良いチーズの種類は？
チーズと一口に言っても、様々な種類があります。
ここではダイエット中に向いている・不向きなチーズをご紹介します。
＜ダイエット中に食べて良いチーズ＞
①カッテージチーズ
高カロリーが基本なチーズの中でも、驚くほど低カロリーなのがカッテージチーズ。
なんと、リンゴ半分とほぼ同等のカロリーです。
ただし、他の種類に比べて、ビタミンB2やカルシウムが非常に少ないため、チーズが持つダイエット効果には期待できません。
あくまで低カロリーだけがメリットのチーズです。
②カマンベールチーズ
すべての項目に置いて優秀と言えるのがカマンベールチーズです。
カロリーは低めながら、タンパク質・ビタミンB2・カルシウムをしっかりと含んでいるため、まさにダイエット中には最適！
適度な塩味と独特の食感によって食べ応えもあるため、間食にも良いでしょう。
③ブルーチーズ
カマンベールチーズと似たような栄養価のブルーチーズ。
やはりダイエット中にはとてもおすすめです。
少々ネックになるのが独特の「臭み」ではあるものの、
その臭みによって過剰摂取を防止できるのも嬉しい点です。
＜ダイエット中に不向きなチーズ＞
①パルメザンチーズ
カロリー以外は他のチーズに大差をつけて優秀なパルメザンチーズですが、
やはり摂取カロリーを考慮したいダイエット中には、この高カロリーさは不向き。
また、料理にかけるととても食べやすくなることから、
意識していても過剰摂取のリスクが大きいのが難点です。
②クリームチーズ
ダイエット中には良いところがないと言えてしまうのがクリームチーズ。
それぞれの栄養価が低いにもかかわらず、意外に高カロリーであるため、
できるだけダイエット中は控えた方が無難です。
このように、チーズといっても、種類によって特徴はまったく異なります。
ダイエット中にチーズを食べるなら、チーズが持つカロリーを凌ぐ栄養価を持つ種類を選ぶようにしましょう。
ダイエットの大敵と思われがちなチーズですが、
栄養価を把握して上手にチーズを選べば、
むしろダイエットを促進する強い味方となります。
注意点を考慮しながら、バランスよく食生活にチーズを取り入れてみましょう。
