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I NEED MORE SHOES/JUJU

I NEED MORE SHOES/JUJU

みなさま、こんにちは。
日毎に秋も深まっています。
いかがお過ごしでしょうか。

突然ですが。みなさまは、靴は、お好きですか?

きっと、満場一致のお答えが返ってくることと思います。

そして靴の中でも、いつの時代も多くの女性を魅了してやまないのが、ハイヒール。

ハイヒールの歴史は1500年頃始まりました。
スタイルを良く見せるために、男性も履いていたのだとか。
1954年にはオードリー・ヘップバーンが愛用したフレンチヒールが大ヒット。
1955年はピンヒールが流行。マリリン・モンローが愛用しセクシーの代名詞となりました。
(モンローはモンローウォークをする為ヒールの高さを左右で調節したのだとか。)
その3年後、1958年には皇后美智子さまが日本でハイヒールを流行させました。

「スタイルを良く見せてくれる」という実用面もさることながら、女性を魅了してやまないハイヒールの魔法は、全世界共通のようです。

そんな、靴への大きな欲望と愛情が詰まった本をご紹介いたします。

「I NEED MORE SHOES」(JUJU著/M-ON!Entertainment Inc)


今週発売されたこちらの本は、無類のハイヒール愛好家である、アーティストJUJUさんのクローゼットと、納められている靴を紹介しています。

当店では入口でフェアを開催しています。なんとJUJUさんご本人にご来店頂き、パネルにサインを頂戴いたしました。


まずはJUJUさんのご紹介を。
いまや日本を代表するアーティストのひとりであるJUJUさん。

ハイティーンの頃から10年間にわたるNY滞在により、R&B、ヒップホップ、ソウルといった音楽センスを吸収し独自性を確立。
ストリートでの活動が噂となり、日本国内のほぼ全てのメジャーレーベルからデビューのオファーを受けるものの、音楽性追求のためにさらに2年間NYで活動されます。
日本でのデビュー後は、みなさまご存知のとおりの活躍ぶり。

ステージの上で、つばの広い帽子と、ミニスカートにハイヒールの出で立ちで、大人の恋愛を唄うJUJUさんの姿が、印象的です。

そんな彼女のハイヒール愛に溢れているという著書のページをめくると……

うっとり。
うっとりとしかお伝え出来ないくらい、靴の存在感に幻惑されてしまいます。
次々と姿をあらわす、
Christian Louboutin
Manolo Blahnik…
繊細なデザイン、コケティッシュな曲線美、きちんと手入れされた艶…
本当に良く仕立てられたハイヒールというのは、まさに「いい女」そのものなのだと、嘆息いたしました。

一足一足に綴られているJUJUさんのコメントもまた、愛情深くてとってもチャーミング。
何処で購入した、何処へ履いていった…など、常に自身の歴史と一緒にある大切なハイヒールたち。「クローゼットいっぱいにあるのだから、一足持って行かれてもわからないでしょう?」の問いに、JUJUさんは「絶対にすぐわかる」と答えます。
クローゼットに、大切にピシッとおさめられているその後ろ姿は、圧巻です。

レコーディングの風景写真にて。
時々見かけるアーティストのレコーディング風景は、ラフな出で立ちで集中する姿が多いように思えましたが、JUJUさんの足下は常にヒール。
きっと、自身を鼓舞するための御守りのような存在でもあるのかもしれません。

姿勢を正してくれる。
違う世界を見せてくれる。
行ったことのない場所に連れていってくれる。
何より、女性としての自信を底上げしてくれる。

ハイヒールは、我々にとってそんな心強い相棒のような存在なのかもしれません。

靴へのフェティシズムと、女ならではのお洒落心とをムクムクと喚起させてくれる、素敵な一冊です。

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