
きっかけが娯楽でも良いじゃない!(長文注意&美容系記事ではありません)
2015/11/2 12:36
日誌のつもりで使い始めた当ブログも、もしかしなくても月誌になってしまいそう…と思案する今日この頃。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
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さて、日誌をサボりにサボった約10日間、一体私が何やってたかというと…
…ゲームです。(ェ
「おいこら!」と声が飛んできそうな予感がしておりますが、まぁ、ゲームはやっぱり楽しいので((
でも、ゲームもそう悪いもんじゃないよ、というのが、十数年前からの私の持論です。
難しいゲームは、攻略のために頭を使うし、それこそ、何手も先のことを予想し、自分の行動を決めるというのは、業務を効率よく進めるための基本的な思考にも通ずるものがあります。
また、操作が非常に単純なゲームでも、史実を元にしたゲームなら、そのゲームをきっかけに歴史を学ぶ…なんてこともありえるわけです。
それこそ昨日ネット上で、とある若手の刀鍛冶の方が、約70年前に行方不明となった阿蘇神社の奉納刀の「写し(※)」を作るために募金を呼びかけていました。
※写しの意味を知らない方向けにかなり大雑把にいうと「レプリカ」という意味です。←ただ、これだと語弊が含まれる表現になりますのでご注意を。詳細は各自グーグル先生へお訊ねください!
奉納刀とは、大雑把に言えば「寺社の守り刀」であり、阿蘇神社は言ってしまえば「留守を守る番人(神)」を失ったままでいたのです。
この70年間、たくさんの方がその刀の行方を捜したようです。でも、結局見つかることはありませんでした。山の中に眠っているのか、海の底に眠っているのか、はたまた海を越えた先で人知れず眠っているのか…杳として行方が知れないまま、70年という時が経ってしまっていました。
その刀の名は「蛍丸」。美しい逸話を持った大太刀であると同時に、傑作と称されるほどの完成度の高さを誇ったその刀は、今年の1月に、とある「刀の擬人化ゲーム」のキャラクターの元として採用されていました。
いくら傑作であれど、当の昔に行方不明になった刀です。本来なら、多くの方がその刀の存在を知ることも、知るきっかけを得ることもなかったのでしょう。
しかし、ゲームという「娯楽」を通じて、この刀の存在は主に若い女性の間で知れ渡ることになりました。(ちなみに私もゲームを通じて蛍丸という刀を知りました。)
その結果かどうか、断定することは勿論できませんが、
この蛍丸の写しの作成へ対する募金額が、昨日だけで「2,000万円」集まりました。
当初の目標額が「550万円」だったそうですから…約3倍ものの金額が1日で集まったのです。
募金と言っても1円からではなく、「最低でも5,000円から」の募金です。一人暮らしならこれだけで少なくとも2週間は御飯に困らない金額です。
その最低額の5,000円募金に参加された方は1,054名(11月2日11時0分現在/全体の人数は1,701名)にも上り、その方々の分だけで目標額に到達しそうな勢いです。
ちなみに、募金期間は3か月に設定されていたようなのですが…たった1日で目標額3倍の2,000万円を超えるなど、きっと、誰も予想できていなかったと思います。
(※なお募金するにはクレジットカードが必要であるため、クレジットカードを持っている方だけの人数ということでもあります。クレカを持っていない方も募金へ参加出来ていたら一体どうなっていたことやら…)
人は、愛着や興味を持てないものに対し、「施し」を積極的に行なうことはあまりないと思います。
まして刀なんて、一切興味がない方々からしたら、「人斬り道具」としか見れない・そもそも刀ってなんで必要なの?…こう思われている可能性は十二分にあります。(※この認識が良い・悪いという話はしません。ただ単純に感性や価値観の違いで、他人が他人のそれに口を出すのはあまりよろしくないと私は思っていますので。)
にも関わらず、今回大勢の方が「その刀の写しの作成の力になれるのなら」と押し寄せたのです。(押し寄せた方が多すぎて、そのサイトのサーバーが落ちるほどに。)
該当の募金サイトは、募金に参加した方だけが書きこめるコメント欄があります。そのコメント欄は募金に参加していない方でも閲覧可能だったため、私も少し流し読みしてみたのですが、ゲームキャラクターのイラストのサムネイルや、某刀ゲームで遊んでいると書いてあるコメントがぽつぽつ目に入り、ゲームを知っている・遊んでいる方も募金していることが分かります。
これって、ある意味凄い事じゃないでしょうか。
ゲームを通じて、少しずつ廃れ行く道を辿っていた1つの文化が、今まさに息を吹き返そうとしているのです。
多くの人間が日々普通に過ごしている中では恐らくほどんど目にすることのない・触れることがなかっただろう「刀」の文化。
勿論、まだまだマナーなどは未熟でしょう。当然です。これまで知らなかった世界のことを余すことなく知るためには時間も掛かりますが、最初は兎に角色々つっぱしりたいという気持ちもあって当然。それ故に博物館や寺社などの刀に関するさまざまな場で礼節をすっぽかす、というのは大問題とは言えど、大半が礼節を守る中、やらかす人間が数人いるのは人間である以上仕方のない事。まして母数が大きくなればなるほど当然そのやらかす人間も増えるのです。(だからといってその存在を見逃す、という訳ではありません。最低限の礼節やマナーを守れていない人間に注意をするのは、快い空間を保つためには必要なことだと思います。)
ブームはいずれ去っていくでしょう。ゲームデータも、十年経たないうちに消えるでしょう。
でも、今回の件で作られる「新・蛍丸」は、たとえブームが去ったとしても、ゲームが終わっても、「寺社の守り刀」として、この先数十年、数百年と生き永らえるのです。
刀という文化があったことの、その「証明」として。
刀というものに魅了された多くの方がいたという、その「証し」として。
ゲームをきっかけに刀を知り、刀や刀に携わるモノを守るその一助となろうとした若者が確かに存在した、その「明証」として。
こういう事例が出てくると、「読書」や「スポーツ」というものよりも劣って見られやすい「ゲーム」という娯楽も、なんだかんだで「悪いもの」とは言い切れないんじゃない?と思う今日この頃でした。(私もへそくりが5,000円以上になれば募金しようかな…。)
(ちなみに私はポケ○ンで「日本の伝統色」や「古語」、「文様」、たくさんの「植物」を知りました。「え?ポケモ○にそんな要素あるの?」と思われた方、ポ○モンを侮ってはいけませんよ~!笑(*´ω`*)ちなみにブログ冒頭の方で書いた難しいゲームとは「○ケモン」のことです。※主に対戦で。実は世界大会もあるほどのゲームなんですよ!来年は20周年でもあるんですよー!!!(宣伝)……歳取るわけだわ(白目))
げ、ゲームだけじゃなく、肌のケアもしっかりせねば…!風も「涼しい」というより「冷たい」風になってきていますし…これからの季節は保湿に気をつけねばなりませんね!
さて、今後の当ブログの更新についてですが、主に週誌か月誌になるかと思います!
そしてたまに今回のようなジャンルが行方不明なものも投稿するかと思いますが、流し読みでもご覧いただけたら幸いです。
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本日は(も)、当ブログにお越しいただき本当にありがとうございます!
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