年々イルミネーションが増えているように感じます。
先週は仕事で九州を巡っていたのですが、
福岡も大分も、駅前が眩しいくらいのイルミネーションでした。^^:
さて、森林セラピストとしてはこの時期興味があるのが
クリスマスツリー!
少し、ツリーのお話を。
みなさん、クリスマスツリーは何の木かご存知ですか?
そう、「モミの木」

本モミの木は、流通が少ないため日本では日本の特産種である
「ウラジロモミ」や「ドイツトウヒ(アカモミ)」が一般的に
ツリーとして使われています。
ちょっとマニアックな話もしちゃおうかと思います。笑
木の見分け方は、樹皮や葉っぱを見ます。
本モミ(theモミ)

ウラジロモミ(裏が白い!)

ドイツトウヒ(トウヒっぽいツンツン感)

漢字で書くと「樅」
樅
学名: Abies firmaマツ科モミ属の常緑針葉樹です。
名前の由来は、一箇所に多くあり、風にもみ合うところから「揉む」の
意味とする説や、大木で神聖な木として、信仰の対象になっていることから
「巨木(おみのき)」が変化して、もみのきとなった説などがあります。
Abies firma はラテン語
・firma(フィルマ)は強靭という意味で、本モミの芯はとても堅く
材として使われていました。
・abies(アビエス)は永遠の命という意味
クリスマスに樅の木を飾るのは、こんな語源も関わっています。
■クリスマスツリー

クリスマスツリーの起源は北ヨーロッパに始まります。
原住民はキリスト教ではなく、樹木を信仰する風習があったため
冬至のお祭りに、永遠の命の象徴でもある常緑樹の木を飾ってきたそうです。
ツリーに常緑樹(モミの木)が使われるのは、ヨーロッパの厳しい冬の中でも
葉を落とさず緑を保つため永遠の命の象徴とされたためです。
*Abies!!
そのほかにも、ドイツ地方の信仰では、「モミの木に宿る小人が村に幸せを運んでくれる」
という信仰から、花やローソク、食べ物を吊るして小人が出て行かないようにする風習が
あったとも言われています。
ツリーの飾りにも意味があります。
- 星
これは、賢者たちを幼子イエスへと導いた星をあらわしています。
- リンゴ
アダムとイブが禁断の果実を食べて楽園を追放されたというところから
りんごの実を飾る習慣ができたのだと言われています。

- ベル
また、ベルは「魔除け」の意味もあります。
- 杖(キャンディケーン)
白は清心をあらわし、赤は十字架で流した血をあらわしているそうです。
クリスマスツリーに飾るオーナメントにはそれぞれの意味が
あったんですね。
今年のクリスマスは是非、少しマニアックな視点で(笑)
ツリーを囲み、あたたかくお過ごしください^^
FwithF Nagisa,
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