昨年からの福岡旅行記が途中で終わってしまったままでしたね。
2015年12月13日(日)
旧伊藤伝右衛門邸から、今回の旅の一番の目的地に向かいます。
道が少し渋滞していて、少し焦りながらの運転でしたが
こんな山奥で合っているのか? とナビを疑いたくなるような場所で予約時間ちょうどに到着。
駐車場に車を停めお店に向かうと、この山間にぴったりな茅葺家屋が見えてきました。

ここはお出汁で有名な茅乃舎さんのレストランで、
友人が以前から行ってみたかったお店だったそうで、今回の福岡行きが決まりました。
予約時間ぎりぎりの到着で、少し焦りましたが
百年を経た古民家の見事な柱や梁を使った茅葺家屋は、吹き抜けの開放的な空間があり、
分厚い茅葺屋根の下は、ほんのりと温かく静かに時間が流れています。

こんな素敵な空間で待たせていただきました。

やっと名前を呼ばれたかと思うと、一眼レフカメラを持ったスタッフの方が
「少し寒い中申し訳ありませんが、そのまま外の入り口で写真を撮り、帰るときに来年のカレンダーにしてお渡ししたいと思います。」 と、この素敵な暖簾前で写真を撮っていただきました。

美しいお庭を眺めながらの昼食は格別ですね。

天井や梁の他にも、撒き水をし掃き清めた土間や湯気の立つ三連竃など、
昔の暮らしが浮かんでくるような風景が、あちらこちらで見ることができます。


野菜ジュースとジンジャエールを注文してみました。
コースメニューは芽(めぶき)です。
前菜
博多での伝統工芸である曲物(まげもの)に盛られた、帆立のフルーツ和え・黒豚キッシュ
九十と近刊のレモン煮・冬野菜のテリーヌ・博多地鶏野菜巻き

根菜を使った丸ごと野菜スープで、安納芋が入ってます。

南瓜のピューレと小豆を葛で練っています。

鯛蕪良蒸し
鯛の上におろした蕪をのせて蒸してます。

長野おばあちゃんの逸品
白菜の胡麻和え

メインは5種類の中から選べます。
名物の十穀鍋(二人前からオーダー可)をチョイス。

テーブルでは豚ロース肉と水菜をさっと火を通していただきます。
どのお料理も、かなり薄味で仕上げてくれてますので、
素材の味とお出汁を楽しむように仕上げてます。
お味に変化をもたらすようにと
ゆず胡椒、五島列島だったかな?お塩と、七味とがらしを入れてみると面白いですよ。

ごめんなさい。
ご飯・味噌汁・香の物・卵
その日に籾すりと精米をした白米か十穀米かを土鍋で炊き上げてくれます。

係りのお姉さん、ちょっと間違えちゃったみたい。
間違えた十穀米 でいいです。。。とは言わない私たち。
炊飯器で炊いた白米ならあるのですが
土鍋で仕上げるので20~30分ぐらい時間がかかると言われたけれど
「待ちます。」

ツヤツヤの白米に、盛り上がった黄身の卵かけご飯は最高よ♪
納豆汁は初めていただきましたが、なかなか美味しいのね。
もう~はち切れそうなぐらい満腹ですが、お米が美味しくて残すのが勿体なくて完食です。
お姉さんがお米を間違えてくれたおかげで、コーヒーのサービスと
別室へのご案内でデザートをいただきました。


焼きりんごとバニラアイス添え

旅行の日程が決まったらすぐに電話を入れることをお勧めします。
望遠レンズなしですが、雨のあとでしっとりモミジの写真が撮れました。

なんだか得した気分です。