1175views

最後に笑うは肉食女子

最後に笑うは肉食女子

2月9日は肉(ニク)の日。
ということで、今日はお肉料理のお話。


去年までブラジルにいた私にとって、肉といえば牛肉
それも霜降りではなく赤身のお肉です。
そして串に刺さったままの肉の塊を目の前でスライスしてサーブしてくれる豪快なシュラスコスタイル。
それが私にとってのTHE肉料理です。

最近は日本でもシュラスコのお店が増えてきたようで、母も「今度ママ友とシュラスコのレストランに行ってくるよ~」と言っていました。


ちなみに、シュラスコを知らない方のためにざっくりした説明をすると、
お客さんが座っているテーブルにウェイターさんが串に刺さった肉の塊を持ってきてくれて、その場でスライスしてお皿にサーブしてくれるスタイルのお肉料理屋さんです。
肉の部位が細かく分かれているので、次々と違う種類のお肉の串がテーブルにまわってきます。
食べ放題なのでいくら食べてもOK。ただし、スライスといえどもペース配分を考えないとすぐにお腹いっぱいになってしまう。
つまりいかに素早く好きな部位・美味しい部位を見つけ出し、それに絞って食べることができるかがシュラスコを満喫できるか否かの分かれ目ということです。



さて、ブラジルに本店がある高級シュラスコ店のバルバッコアも日本に進出していると聞き、先日青山のバルバッコアを見てきました。
するとなんとランチも営業していて驚きました!
お値段も予想以上にリーズナブルで、思わず看板の前でしばらく立ち尽くしてしまいました。
それというのもブラジルではシュラスコ屋さんはディナーのみの営業が基本だし、会社の偉い人を接待するときや歓送迎会など、特別なイベントでもない限りそうそう立ち入ることのできない超高級店のイメージだったからです。



そんなシュラスコの本場、ブラジルのシュラスコ店がどんな雰囲気かというと……
重厚感のある扉。薄暗闇のなか、炎のまわりであぶられている串刺しの肉塊。
店内の様子は外からうかがえず、入り口からしてただならぬ雰囲気が漂っています。


それでは、いざ店内に突入!
広々とした空間に、重厚感のある調度品。
温かな明かりで店内を照らすシャンデリアも高級感を醸し出しています。
またスタッフは皆ガウチョ(ブラジル南部地方で伝統的な牧畜を中心とした生活を営む人々。シュラスコのもとになる料理を作っていた)の格好で出迎えしてくれて、非日常感もたっぷり。
日本からの出張者が来た時に連れてくる定番のお店だというのも納得です。


ちなみにシュラスコにはサラダビュッフェが付いてくるので、野菜も食べ放題。
ブラジルではこのビュッフェコーナーにお寿司や生ハム、チーズなども置いてあり、どれもサイドディッシュとは思えないほど美味しかったです。
でも美味しいからと言ってメインのお肉が来る前にお腹いっぱいにならないよう、ペース配分を考えて取るのがシュラスコで失敗しないコツです。
ところで、サラダビュッフェで欠かせないのがパルミート(上の写真で一番大きく写っている白いもの)です。ブラジルではサラダに入っている定番品ですが、日本の方には馴染みがないものだと思います。白いタケノコのような見た目ですが、実は椰子の芯です。
味はほとんどありませんが、食感がタケノコに近く、とても食べやすい食材です。
ちなみに食物繊維やミネラルが豊富に含まれており、消化にも良いそうです。


「とにかく定番の肉の部位だけおさえたい!」
そんなお客さんのために、お店ではこんな便利な紙が用意されていました。
赤字で書いてあるのがお店がオススメする美味しい肉の部位です。牛の体のパーツと対応して分かるようになっている優れものです。
まずおさえておくべきはピッカーニャ。肝心の部分が写真から切れてこの図では見えませんが、ピッカーニャこそがブラジルで最も美味しいといわれている定番のお肉です。
次にオススメなのがクッピン。これは牛の首の上あたりにあるコブのお肉で、日本の牛にはない部位だそうです。


日本のシュラスコ店に行ったことがないのでシステムや置いてある肉の種類などが全て同じかどうかは正直わかりません。
でもこれから日本でシュラスコに行ってみようと思っている方々や、ブラジル料理に興味を持ってくださっている方々にとって、少しでも参考になれたら嬉しいです。


ところで「肉」といえば「ダイエットの敵」「健康に悪そう」などと思われがちですが、実は肉に含まれるたんぱく質は美肌作りに必要なコラーゲン生成を促進してくれるもの。
お肉は若々しい肌作りには欠かせない食材なんです!
さらにシュラスコのお肉は赤身がメインなので、脂肪を気にせずたくさん食べられるというメリットもあります。
ダイエット中の方も2/9(ニク)の今日くらいは食事制限をゆるめて、健康と美容に良い肉料理を思い切り楽しみながら、内側から美しい女性を目指してみるのはいかがでしょう(*^o^*)

このブログに関連付けられたワード

このブログを通報する

コメント(0件)

フード&ドリンク カテゴリの最新ブログ

フード&ドリンクのブログをもっとみる